僕のできる事

僕のできる事

ある男の人生7章



 “常務でいらっしゃいますか?竹村ですけれど、大変申し訳ありませんが、腰が痛くて動けません、今日のシフトは念のため、自分は、はいっていませんので、営業に支障はないと思いますが、自分は病院へいってきますのであとのこと、宜しくおねがいします“
“わかった、心配しないでゆっくりやすみなさい”           ところが、一也はその日は午後4時頃までは一歩も外へ出られず、どういう姿勢をしても 傷みは治まらなかった、何とか歩けそうなので、近くの接骨医へいって痛みだけはとめてもらった、それには、訳があった、大和店のオーナーから電話が入り、入院の用意をして明日、駅まで来いということだった。本部にはもう了解はとってあるから、心配しないで来いというほとんど、命令としか思えないが何で、店のオーナーが本部社員の心配をする
のかが、いまいち納得いかなかったが、とりあえず、会社に連絡すると、もう既に了解済とのこと、とにかく本部の人たちは、大川オーナーの言うことには逆らわなかった。一月から十一月までの間に大川オーナーには、何度も怒鳴られ、加盟店に欠品があってもいいのか?すぐもって来い、なんの商品が売り切れたから、追加しろ、売れないから持っていけ、弁当が売れたから、直営店に店長をいかせるから、すぐ持たせてくれ、そりゃ大変なけんまく、と思えば
“おーい、店長か、今日早く終わるって聞いたのだけれど、売上を上げる方法を聞けたらと、思って、電話かけたのだけれど、後で内の店長と一緒にこいや”
と食事に誘ってもくれたりする、一也としては、べつに断る理由もないので
“はい、承知致しました、遠慮なく、伺わせて頂きます”
本部の情報を聞きたいことは十分わかっているのだが、一也自身が本部に不信を抱いているのだから、聞かれても、自分が納得いかないことについては、わかりませんとはっきりいいきっていた。
一也の仕事にたいする信念は、加盟店さんに利益があがらなければ、本部の利益も上がらないという姿勢でいた。
ところが、現場にいる一也は、発注しても必ずといっていいほど欠品があることに、不満が消えず、さらに本部に連絡しても、伝票を書き直してください、次の発注の時に必ず発注してください、心の中で、おまえたち誰のおかげで、給料もらっていられるのだと叫んでも、それが口に出していえない自分がくやしかった、そのストレスがビールをコップで一杯飲めば話してしまうらしい、話し始めるととまらないらしい、それを期待して、オーナーは一也を誘っている、大川オーナーとしては、こんな本部社員が現れてくれて、うれしかった。
一也も、本部のしていることより、オーナーの考えに共感するものがあったし、店の運営についても、教えられる事が多かったが、悲しいかな今の本部にオーナーの期待に応えられるだけの、ノウハウはなかった。
それは、会社としても、資金がなければできない、企業は、人なりという言葉もあるように、人、物、金の3拍子が揃わないと、日頃から、思っていても話す場所、相手がいなかったこともあり、日頃の鬱憤が爆発するような気持ちで語ってしまう、そして最後は自分たちに、欠けているのは戦闘能力、上司の言うことが全てではないと思って興奮して、話をする時にあぐらが長くかけていることができないことがきになり、腰も痛むので何度度も、すわりなおしていた。腰の痛みがおさまらい、その日はなんとか、帰ったものの、こしの痛みはおさまらず、起きる時に熱湯シャワーで腰を温めながら、シップをして何日か店へ行ったが、無理だった

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