僕のできる事

僕のできる事

ある男の人生9章



“帰ったら,すぐに大きな設備の整っている病院で見てもらいなさい,できるだけ早い方がいいと思う”
とその接骨医は,腰には異常は見当たらないと言って,目をつぶって、立ってみてくださいと言われ、たってみると、ふらつくと言うより、後ろへ倒れるような感じがしたとき、
“耳かもしれないな、耳に、身体の平行感覚を保つ、三叉神経に異常をきたしているかもしれない”
といわれ、妻の実家は新潟県朝日村と言って弟さんの話では、日本で2番目に大きな村だということを調べたと、教えてくれた。
一也が、びっくりしたのは、実家のまわりのほとんどが、実家と同じ名字だということだ以前、友人に聞いたことがあるが、いざ自分の目の前で見ることになったとき、本当にあるのだとおもいつつ、これでは悪いことも
良い事もすぐ、知れ渡ってしまうなとおもった、一也の会社は流通業ということもあり、土日の連休はできないので、水日か、木日で休みをとっていた。
お盆休みが終り、最初の水曜日に家から一番近い大学病院にいったが、症状は、確かに見られるので、検査をしたいので2週間入院していただけませんかといわれたので、なんの病気かわからないって事は無いだろうと思い他の病院に行きますから、と言ってその病院から逃げるように飛び出し、次の水曜日、田園都市線の高津の駅で降り、T大学病院に8時に着いて、初診の受け付けを待ち、症状を説明すると、耳鼻科から始まり、夕方の6時ごろに担当の方から、
“今、専門の先生が来ますので、お待ちいただけますか?”
“はい、かまいませんが”
30分ぐらい待っただろうか、神経内科の先生がきて、レントゲンから説明が始まり、脳の中に、点がはっきりとわかる、この点が、反射神経、運動神経、筋肉、などの神経を正常に動かせない、病は、パーキンソンと診断された、不治の病である。
“今は、薬がよくなってきていますから、現状維持をできる限り継続していくしか、今はそれしか、対策はありませんね“
冷たい言い方をしているようだが、先生の目は、頑張ってください、今の私には直りますとはいえないといっているように見えた。

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