非電化工房 弟子入り日記

非電化工房 弟子入り日記

2010年03月09日
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カテゴリ: 師のコトノハ
こんにちは、TAKEです~。
今朝は『星空発電』をご紹介しました。
これに関連しましてお次は『大気の窓』をご紹介したいと
思います。

非電化冷蔵庫も星空発電も放射冷却現象を利用したものでした。
これらは10ミクロン程度の波長を持った遠赤外線
としてエネルギーを宇宙へ放射しています。

ちょっと大きなスケールで考えると地球全体としては
太陽からのエネルギーを吸収してこれをまた宇宙へ放出する、

スコシ前にブログでも取り上げた「ウィーンの法則」にしたがって
6000℃弱の太陽からは0.48ミクロン程度の短い波長
の光が放射されていて(これが可視光線ですね)、
一方、地表の平均温度が15℃程度の地球からは11ミクロンを
ピークとした赤外線として放射しています。

最近話題の二酸化炭素を主とした温室効果ガスは地球から
放射されるこの赤外線を吸収して、また地球に戻してしまうので
地球がこれまでよりあたたまる、というのが大まかな話ですね。
じゃあ、非電化冷蔵庫や星空発電で赤外線を宇宙へ放射しても
また二酸化炭素が吸収して戻ってくるのでは?地球は冷えないのでは?
という疑問がわいてきます。


4~5ミクロン付近にありますので11ミクロンぐらいのいわゆる
遠赤外線であれば二酸化炭素をすり抜けて宇宙へ
飛んでいくことができるのです。
だから「地球を冷やせる」。

地球温暖化問題で一番大切なこと、それを師匠は

これが塞がれてしまうと地球は冷えることができません。
ここをよく理解しておかないと、たとえばオゾン破壊で問題の
フロンが使用禁止になりましたが、代替フロンをさがして新しく
作った物質がジツは大気の窓をふさぐものだった、なんてこと
になりかねません。

地球を冷やす「大気の窓」、いつまでも開けていられるように
していきたいものですね。

くわしくは師匠と辻信一氏の共著『テクテクノロジー革命』
を見てくださいね。

2010/3/9 TAKE





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最終更新日  2010年03月09日 09時59分45秒
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