非電化工房 弟子入り日記

非電化工房 弟子入り日記

2010年03月21日
XML
どもさとーです。

本日は地方で仕事を創る塾の1回目の2日目でした。
朝方は雨が降っていたものの午後にはあがり、そこそこいい
天気になりました。

昨晩は参加者みんなで温泉に行き、今朝はみんなで朝飯を食い、
そんでもって9時から講義が始まったのでした。

今日の1日の流れはこんな感じ↓でした。

8時     朝食(の予定が30分ほど遅れる)
9時過ぎから 講義

13時半~   午前の講義を受けてグループディスカッション
14時半~   グループディスカッションの結果を各グループから発表
       & 師匠からのコメント
16時すぎ~  おやつ休憩
16時45分~ 宿題の説明
17時     終了

どんな講義があったのか? と気になる方もいるかもしれないので、
ちょっとだけ紹介します。

講義では今の時代や社会をどうみるかという点がメイン
テーマとなりました。

昨晩師匠から4種類の文章が配布されたのですが、主にそのうちの


ちなみに4種類の文章のタイトルは以下の通りです。
(1)「社会はどこに向かっているのか?」
(2)「競争社会を愉しく生きる」
(3)「自分の物語を書けない日本人」
(4)「自由を阻む20の呪い」


師匠の位置づけでは(1)は社会レベルの話を、(2)は個人レベルの話を
しています。物事を考えるときには社会レベルと個人レベルで考え
ないといけないということで、この2つがメインとなったのでした。

それではそれぞれについて、簡単に内容をご紹介。

「社会はどこに向かっているのか?」では、こんな話が出ました。

※「」内は文章からの引用で、あとは私の要約です。データなどは
私が補足している部分もあります。

「自分(or自国)の欲望を満たすために、論理力と軍事力と経済力を
武器に、分断・対立・競争を原理として、人(or他国)や自然を支配
するという特徴を持つ「アングロサクソン・システム」が世界の中心
となるべく発展し続けた2千年という時間」、今日ではそのシステムは、
経済のグローバリズムとして世界に広まり、競争の激化や格差の拡大、
環境負荷の増大などが進んでいます。

こうした現状に不安を抱いている人はいっぱいいる。

例えば日本では、1998年以降自殺者が3万人を超えて高止まりしている。
10万人当たりの自殺者数はアメリカの2倍(日本23.7人、アメリカ11人)。
日本人の6割が日常生活で強く/やや強くストレスを感じている。
参照:「平成20年版国民生活白書」
http://www5.cao.go.jp/seikatsu/whitepaper/h20/01_honpen/html/08sh010302.html

こうしたことから考えると、今はアングロサクソンシステムを基本とした文明の
端境期にあると言えそう。

けれど、多くの人は現状を黙認して今の生活を続けるしかないと思って
いる。言い換えれば、他に選択肢がないと思っている。

人は追い詰められれば選択肢を選べなくなる。例えば、結婚願望が
ありながら、結婚せずに年齢を重ねていくと、あちこちからプレッシャー
がかかり、最後には“(相手は)誰でもいいや”となるように(笑)。

もしあなたがこんな社会の行く末に明るい希望を見出すのなら、何もしなくていい。

でも「明るい希望が見出せない人は、
自分ができる範囲内で何ができるかを考えて行動すべきだ。
どんな小さいことでも構わない(大きなことを言って何もしないのがよくない)。

それが子を持つ親、孫を持つ親の責任だ。
それを愉しく実現するのが知性だ。

それが新しい選択肢の提供なら、それは発明家・起業家の仕事だ。」

と、まぁ、こんな話があったんです。

(2)の「競争社会を愉しく生きる」では、こんな話がありました。

「競争社会は、競争が好きな人のみで構成されるわけではない。
他人の犠牲を代償として初めて自分の仕合せがあるという社会を
好まない平和主義者が少なからず共存する。」

例えば、感受性の強弱を横軸に、逞しさの強弱を縦軸にして
4象限(4タイプ)に分類してみる。

つまり、1.繊細(感受性が強い)で逞しい人、2.繊細で逞しくない人
3.鈍感(感受性が弱い)で逞しい人、4.鈍感で逞しくない人の4タイプ
に人を分けて考えてみる。

この4タイプで考えると、
競争社会のリーダー(勝ち組)になる人は、3.鈍感(感受性が弱い)で逞しい人だ。
競争社会の中では平和主義者は負け組みになる。
けれど「人の痛みがわかる感性を持った平和主義者が劣等者で
あるわけがない」

では、競争を好まない平和主義者が激しい競争社会の中で
心愉しく生きていく道はあるのか?

1つの答えは、繊細さを捨てて鈍感になることだろう。
「鈍感力」なる言葉が流行るような時代だ。鈍感になる方法は
いくらでも巷にあふれている。

しかし、この方法には賛成できない。
だって「鈍感な人ばかりで構成される社会はおぞましい」から。

では、別の答えを探さねばならない。
もう一つの答えは、「繊細さを維持したままで逞しくなることだ。」

つまり、1.繊細(感受性が強い)で逞しい人になる。
こうした人は共生社会のリーダーになれる。

では、どうしたら繊細さを維持したままで逞しくなれるのか?
ヒントはネイティブアメリカンの社会で伝え続けられていたことにある。

つまり、
「知性を高めること、テクニックを身につけること、役割意識を持つこと、仲間を持つこと」。
この4つを磨いていけばいい。

と、まぁ、こんな話がありました。

こうした話を受けてのグループディスカッションでは、各グループ
いろいろな話が出たようです。

講義中の緊張感と休憩時間は和気藹々(わきあいあい)感が
なかなか心地良かったですね。

次回は4月の初め。次の回も楽しみです。

2010.3.21 SatO






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2010年03月22日 06時42分33秒
コメント(2) | コメントを書く
[地方で仕事を創る塾] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

カレンダー

サイド自由欄

非電化工房代表、藤村靖之先生の本です。是非ご一読下さい。
-楽天Booksでも購入出来ます-

さあ、発明家の出番です!


テクノロジー革命


エコライフ&スローライフのための愉しい非電化

-非電化工房-

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: