もちもちもちっと

もちもちもちっと

ツキ。


  月は輝く

  夜は悲しみの涙を
  たくさん流すことが
  出来たであろうか・・

  この美しき
  月夜の中

  確かに

  そして静かに

  見た・・

  二本のすすきが
  影となって

  風にゆれているのを

  唇が重なる
  その感触を
  感じながら

  こんな秋の夜に
  あなたといられる幸せ

  私は一生忘れやしないと・・

  そんな私を
  月は笑った

  美しく
  刺さるほどに

  そして
  わたしをにらみながら

  正しくないこの恋を
  終わらせなさいと
  言いたげに・・・    

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