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輝きの風景 Ocean View
第六部 仲間
どれくらい落ちただろうか・・・。
頬に吹き付ける風は、勢いを止めず相変わらずだ。
まだ、落ちないのか・・・。
シリアはどうしただろう・・・。お父さんを見つけられたのかな?僕はずっとこのことを、繰り返し繰り返し考えていた。しかし、答えが出るはずがない。いつまでも吹き止むのを知らない風と戦っていても、こっちが凍え死ぬ。周りは真っ暗で、目を開けていても閉じているようなものだ。
・・・、意識が遠のいてきた・・・。そうか、僕は死ぬのか。・・・、走馬燈は見れるかな・・・。シリアは見つけられなかった。生きていても死んでいても、こうなっていてはどうしようもない。だがそのとき。
「ドスッ!」
なんだか、柔らかいところに落ちた。真っ暗だったのに、落ちた瞬間明るくなって、周りがよく見えない。なんだか、周りで、おそらく人間が話している。なんていっているんだろう。突然、別世界から人間がやってきたのだから、説得する前に殺されるのだろうか。せめて、シリアを救ってから殺されても良かったのに、今殺されるのか。そこで、僕の意識は無くなった。
「おっ、気がついたか。」
目の前に、身長のでかい大男が立っていた。
僕は、荒れ果てた小屋の中にいた。温かいスープの臭いがする。
「ここは?そして、あんたは誰だ?僕は一体・・・。」
「おっと、順番に話すから。落ち着いて聞くんだ。」
そして、わざと咳払いしたかと思うと、話を続けた。
「まず、オレは怪しいものじゃあない。こんな大男でもな。ここはオレの家。ぼろい小屋だが良いところだ。そして、あんたは上から降ってきた。高い空からな。でも、落ちていく速度が、遅かったからあんたを捕まえてここまで来たわけよ。」
もうわけがわからない。
「ここがぼろい小屋なのはわかった。ここの世界は、どういう世界かって言うのを聞きたいんだけど・・・。」途中怒ってしまったので、怒らせないようにと、怒りを静めた。だが、そんなことは気にしていない様子で。
「わかってる。わかっている。いきなり違う世界から来たから困っているんだろう。あっ。言い忘れていたけど、オレはあんたじゃなくて、「ガルバ」だ。ここの、世界はもちろんインターネット。あんたが来るのを待っていた。おお。あんたの名前は?。」
今度はこっちが質問攻めされた。
「えっと、さっきはイヤな口を利いてしまってごめんなさい。ガルバさん。あのう、インターネットというのはわかったんですけど、あんたが来るのを待ってたって、一体どういうことですか?あっ、僕の名前はkです。(ほんとは、kではない。だけどもちろん本名を教えた。この()の中は、敵には見ることが出来ない。僕の名前は「カルス」。敵に名前を知らされては行けなかったので、こういう形であえて言わせてもらう。なぜかは、後に話すだろう。)」言い返すと、申し訳なさそうに。
「かしこまらなくたっていいんだ。カルスとオレは、同い年なんだから。」
「えっ!?どうして同い年だと知っているんですか?」
「それは、この機械で見ることが出来る。カルスも持っていた。だからデータを見せてもらった。」
差し出されてみると、計算機のように数字が書いてあり、上の液晶に僕のデータ(?)が出ていた。年齢と出身が出ていた。
「これは・・・。こんなの持ってきてませ・・・ないよ。なに?これ。」
「これは、データサプジェクトと呼ばれるもので、いろんなデータが見れる。これはまた後で話そう。それじゃあ、なぜオレがカルスが来るのを知っていたか、それを話そう。ここの世界は昔平和だった。だが、ある日、突然黒い城が現れたかと思うと、この世界で異変が起き始めた。もちろん、そっちの世界でもだと思う。例を挙げると、次元や、空間が変わってしまったり、パソコンが正常に動かなかったり。しかし、そんなときに1人の男が城を潰すべく、城へ向かった。「もうじき、二人の男の子が来るだろうが、決してあの城へは行かせないでくれ。」と言い残してな。そしてついさっき、男の子がやってきた。男の子に、1人の男の話をした。お前みたいにな。そしたらどうだ。黒い城へ、走って行ってしまった。黒い城は危険だ。死ぬよりイヤなところだ。それなのに、自殺行為だ。だから、あんたもその男の子のもう1人だと思ったんだよ。」
そうか。それで・・・。まてよ、そうしたら、助けに行く事なんて行けないじゃないか。おそらくシリアは運動神経がスゴいから行けたんだと思うが・・・・。
「その黒い城は絶対壊せないの?」
「いや、絶対じゃない。ずっと前に、お前みたいな人がたくさん来て、魔法の環をつくって消えたよ。なんでも、その魔法の環の封印をとけば魔法の城を壊すことが出来るとか・・・。まさか、あんたも行く気じゃないだろうな。おれは、言われた責任があるからな、お前を絶対行かせない。」
「たのむ!行かせてくれ!友達が行ってしまったんだ!」
「友達!?そうか・・・。でも行かせない。オレはまた1人になって淋しくなってしまうけど、行かせない。」
今なんて言った?淋しい・・・。そうか、僕と同じだったのか。
「ねぇ。よかったら、一緒に行ってくれないか?君は僕の命を助けてくれた。充分、力はあるじゃないか。僕も帰るとたった1人になってしまうんだ。お願いだ。ついてきてくれ。」
「だめだ。だけど、お前がどうしてもって言うんだったら、行かせてやる。」
「ありがとう。十分だよ。」
暗い霧のなか、僕は足早に歩いてきた。歩いて二時間になるな。まだ、さっきから続く足音が消えていない。さっきから、後をつけられっぱなしだ。
どうする。仕方ない・・・・。僕は、音のするほうに飛び込んだ、だが敵はひょいとそれを交わし、襲いかかってくる。僕は、やられる。ところだった。なんと、突然、カルスが助けてくれた。相手をにらみつけると、不明な敵は逃げていった。今度は僕がにらまれた。
「あれほど危険だと行ったのに・・・。仕方ない。オレもついていこう。」
意味ありげにそう言ったが、僕は嬉しかった。心強い仲間と、そしてなにより友達が出来た。
神への接続書
クリックして次の物語へ・・・。
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