輝きの風景 Ocean View

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第十部 データサブジェクト


ここ最近、あれから黒い城の兵達は襲っては来ないし、
なんだか今までが楽な感じだ。
不安なのは、まだガルバがこの世界に来たときに、既に僕が最初から持っていた、「データサブジェクト」の説明がないと言うことだ。一体これは何に使うのだろう・・・。何か教えられないわけでも・・・・?僕は思い切って、ガルバとシーズに聞いてみた。ガルバは、気づかなかった様子で、
「おお!忘れていたなぁ。」と言って、僕はホッとした。
「これはだな、いろんな事が出来るんだよ。たとえば相手の情報。そうそう、俺たち神を区別するのにも役に立つ。だが、相手にあまり見せるもんじゃねぇな。壊されちまう。まあ、お前さんはオレとシーズを、首元のこの包囲陣の形で見付けたがな。他にも戦闘で使うときが多いかなぁ。あとは地図とかになってたりするもんだ。」
「えっ!?戦闘!?この電卓みたいに数字が0~9までの数字で戦闘するの?計算のスピード勝負でもするの?」
ガルバは、ふうとためいきをつき、教えてくれた。
「これは、まあ魔術の源みたいなもんだな。だからこの前の、黒い城の兵達がお前達に鎖をしただろう?あれだって、このデータサブジェクトでやってんだ。その鎖を壊すには、解除コードを入力するか、自力で壊すかだな。だから、おれも合気の神だろう?だから、戦うときはこれを必要とする。お前をここまで案内してやったのは、このデータサブジェクトがあったからだ。戦闘で使用する場合、この9までの組み合わせによって魔術が強くなったり弱くなったりと左右されちまう。だがな、俺たちみたいな神とか、才能のあるやつは適当に押していけば、かなりの確率で強い魔術が使える。1は、合気、2は妖気、3は大気、4は天気、5は電気、6は物質の氷、7は水、8は緑、9が焔と言った具合だ。この組み合わせによって、魔術が超動し、相手を倒す手となる。まあ、データサブジェクトが壊れちまったら終わりってことだな。ようするに。」
僕は、ある疑問が浮かんだ。
「ねぇ。シーズの巨大化にだって魔力を使うんだよね。だったら、シーズもデータサブジェクトを持っているの?」
ガルバが答える前に、シーズが答えた。
「私たち獣は、データサブジェクトを持てません。もちろん使うことも。だから、とうの昔にデータサブジェクト無しでの魔術の訓練をしていたんです。だから、人間よりも早く攻撃が出来ます。番号入力しなくても、頭の中で、魔術をイメージするだけで出ますから。」
僕も、戦うために、訓練をしようと思っていたが、みんなが寝てしまったので、今日は止めることにした。
この僕の、すぐに実行しないという悪い癖のせいで、僕は苦労することになる。その日も、予想もしなかったことが起きてしまった。


監獄の接続書
クリックして、次の物語へ・・・。

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