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輝きの風景 Ocean View
十七部 「使命」
僕が勝てるわけがない。
今まで探していた親友をたおさなければ、この世界であった親友のガルバとシーズの命がないだろう。直に見つかり殺されてしまう。
いやそんなことはさせない。そんなことをさせたら、僕がここにいる意味が無くなってしまう。
しかし、倒さなければならない。倒さなければ、僕がここにいる意味が無くなってしまう。
僕には二つの使命がある。
一つ、僕の目の前に敵として立っている、シルアを救うこと。
二つ、この世界を救うこと。(今ではまだ、具体的なことは言えない。しかし、直にわかるだろう)
この使命を果たさない限り、僕は死ぬわけには行かない。
それでも、倒してはならない敵が目の前に僕だと知らずに、平然と立っている。魔術か・・・。魔術でシルアをあやつっているんだ・・・。
だめだ。
戦えるわけがない。
僕はどうすれば良いんだろう。
僕はずっとボーっとしていた。
そのせいか、シルアがかなり難しいリズムで、かなりの数の数字を既にもうかなり強そうなデータサブジェクトの中へ刻んでいくところなど、僕は目に見えていなかった。
フラットは・・・。
「ほう リベンジだけあってなかなかやるではないか フラット・ヴァイノよ だがこの調子では 今回も私の勝ちのようだな 我がしもべも 二日で修得したあの呪文をもう刻んでいるからな」
フラットがぜいぜい良いながら答えた。
「へっ、あいつのことはどうでも良い。オレはあんたにヴァイノ家を滅ぼされた。だからあんたに刃向かう。それだけのこと。それにあんたの攻撃の仕方は昔から知っているんだ。そうやすやす勝ってもらっても困るんでね。」
両者とも、まだ血は流していなかったがかなり体力は消耗していた。お互い反膜を張っていたので、血は流していない。しかし、さっきから攻め、守りとを繰り返していたせいで、今にも破れそうだった。
「あんたも変わらないな フラット 昔の攻撃のままではないか まあお互いそれは言えぬ事であるがな」
ああ、とフラットは答えた。
「そうとも。・・・それに久しぶりにあったんだ。しかもこの前のオレじゃあないぜ!・・そうだろ?兄弟?」
二人とも息を切らし、反膜を張るのがやっとだった。
「そうだな 確かにこの前よりは動き、力と格段に上がっているようだな なるほど私をここまで息を切らせたのはお前が初めてだ だがお前は私を果たして倒すことができるかな」
「あったりめーだ!お前を正すためにオレはここにいるんだ。ここであきらめてたまるかよ!!」
フラットが、自分の身長ぐらいある剣を振り落とし、シンガロを後ずさりさせた。そして、反膜が二人とも破れた。
「ほう ・・・お前も良くやるな・・・ だがつぎがどうやら限界のようだな 」
「ああ つぎで決めるつもりだ・・!」
剣を握り直し、二人とも突っ込んだ!
「うあああああああああああああああ!!!」
「はあああああああああああああああ 」
耳をつんざくような音が部屋に響いた。そして、城は崩れた。
僕はやっとの事で起きあがった。
「ここは・・・。」
そして、周りの状況を察知し、はっ、とした。
「シ・・シルア!!!」
前を見るとさっきと何一つ変わっていないシルアがいた。しかし、がれきに挟まれ、しばらく動けなさそうだった。
そしてフラットはどうしたのだろうと思い、辺りを見回すと、とんでもない光景が目に浮かんだ。
フラットはいた。
シンガロもいる。
しかし、二人の刃はお互いを貫いていた。そして、二人とも地面に倒れた。まずい!フラットが崖の近くに倒れた!フラットが喋りだした。
「へっ・・・どうやらオレの勝ちだったようだな・・・。はぁ・・・。あいつはもう逝っちまったか・・・。そうか、それならオレも思い残すことはねえな・・・自分の使命を果たせたんだからよ・・・」
僕は駆け寄った。
「なんでだよ・・・。何処が使命だよ・・・。これじゃただの復讐じゃないですか・・・。あなたの家族は兄弟に殺されたんですか?」
フラットがゆっくり答える。
「いや、弟がオレの家族を滅ぼしたんじゃ無いんだ。黒い城の兵達だ。」
「じゃあなんで・・・」
フラットが話を続けた。
「あいつオレの弟だったんだ。「シャープ・ヴァイノ」という名前でな。家にいたところを、家族全員殺された。オレはその頃出かけていたから助かっていたんだ・・・。オレの弟はオレのことを心配してくれていて、この世に未練が合ったようでな・・・。この世にとどまってたらしい。そこで、黒い城の長が、シャープにこの世になんのために残っていたか、という記憶を奪われ、奴はガロの親、「シンガロ」と名を付けた。ガロは、あいつが出したものだ。」
「でも、これでやっと黒い城の長も死んだことだし・・・」
安心して僕が言いかけたのを、フラットが止めた。
「何を言ってやがる。まだだ。あの城は偽物だ。いくつもあった。しかも、はずれを引くごとに、黒い城は移動する。」
「な・・・なんてことだ・・・」
僕が唖然としていると、シルアががれきから出たようだ。僕を捜している。
「シルア・・・。フラットさん。僕はどうすればいい?あいつは友達なんだ。」
しかし、そこにはもうフラットの姿はなかった。崖から落ちたようだ。
しかし、したから声が聞こえた。その声、その言葉を僕は一生忘れないだろう。
「戦え!」
シルアと向き合い、使命を果たすため、僕は全力疾走で、シルアに突っ込んだ!勝負だ!!
決着の接続書
クリックして次の物語へ・・・。
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