輝きの風景 Ocean View

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第十八部 「決着と終了」


二人は、魔術で作った折れない剣を激しく振り続けた。しかし、心が動き、動揺したりすると、たちまち剣はもろくなり、主人を死に近づけさせると言う、とても恐ろしいものだった。

僕たちの戦いもそうだった。いつも、そんな諸刃の剣に頼りきり、ここまで来たのだ。そして今も・・・。
僕は、救い出そうとしている少年を救い出そうと、戦っているのである。その本人と。本人は全く気がついていないだろう。とても悲しいことだった。ついこの前までは、一緒に笑っていた親友が今では、僕を敵意に満ちた目でにらみ続け、どうやって殺そうか、と様子を窺っている。もちろんその間にも、何度も剣がぶつかり合い、お互いがはじき飛ばされた。しかし、これも僕にとっては友達を救っていることなのだ。友達も、自由になるため必死で心の中で敵と戦っているだろう。だから、僕は戦うのだ。

剣がぶつかり合い、魔術がぶつかり合い、大地が何度も揺れた。黒い城の兵達にも見つかってしまっているかもしれない。しかし、少なくとも近寄っては来れないだろう。僕たちの間には、常に大きい衝撃が走っているため、近づこうとしても、吹き飛ばされるのだ。
今の二人の状況としては、お互いに常に反膜(バリア)を張り、魔術で作った剣、「魔剣」を轟かせている。そして、隙を見せると、炎や、氷、雷といった、魔術でたちまちやられるだろう。そんな状況が、いつまでも永遠に続くと思った。が、お互いに疲れてしまい、間を取り、息切れをしていた、瞬間僕はなにか、別の衝撃波に飛ばされ、ひるんだ。僕は何とか体制を整えようとしたが、相手にとってはその時間は十分すぎる時間だった。
既に遅いとでも言わんとばかりに、相手は頭上に黒と紫の入った邪悪な物体を、手で回して作っていた。あらかじめ、番号は打ったのだろう。
きっと、あれが「シンガロ」の言っていた、最強の魔術・・・。
あの物体を、拡散させ、最後に僕に一点集中させる。そう言うわけだ。

僕は、急いでデータサブジェクトに文字を打った。番号ではなく、文字を僕は打った。今までのことを、まとめるのだ。
どういうことかって?それは、最後まで読んだときに君が1番分かるだろう。いや、分かってもらいたい。そして、こう打った。

~周りの、建物などが光り出した。
今、僕は死ぬ直前だ。目の前にその怒り狂い我を忘れた敵が、
僕を殺そうと、今手を振り上げてあの呪文を唱えている。
最強の呪文・・。
あれで僕は死ぬのか。
思えばいろんな事があった。
いや。
だめだ。今思ってしまうと、敵に集中出来なくなってしまう。
集中するんだ・・・。
君たちにも僕の足取りが読んでいくうちにわかるだろうか?
運が良ければ、残るかもしれない・・・。
たった一枚のこの日記代わりのフロッピーディスクで・・・。

ここで、僕は本の方が良かったので、本に変えた。

君たちにもわかってほしい。僕の今までの足取りと、
なんのためにここまで、来たか・・。どうしてきたのか・・・。
・・・あいつにもわかってほしかった。
わかってもらえば、こんな事にはならなかったのかもしれない・・・。

こう打って充分だろうか?
いやおそらく、そろそろ異変に気づく。
そして、僕はデータサブジェクトを、頭上に見える空に向けて思い切り投げた。もう戻ってこないだろう。その瞬間、反膜が壊れた。
後はこっちの問題。死ぬだけか・・・。
まあいい。後は、クロスに任せる。

それじゃ、頼んだぞ。

僕は、闇の光に包まれた。






そこで、不思議な文章は途絶えた。


異変の接続書
クリックして次の物語へ・・・。

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