hiko's style [archives]

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正しいバーの使い方(笑) ・中級編


このコーナーは『冗談』ですから、真に受けないで下さい。





『これでモテモテ!!正しいバーの使い方・中級編』

監修 : NBA日本バー探訪協会 (Nippon Bar-tanbou Association)




初級レベルをどうにかクリアしたアナタは、まだ、『一杯一杯』であまり多くを伝えようとしても負荷が高まりすぎてしまいます。

初級編に比較すると作戦の要点こそ少ないものの、難易度は高くなりますから、
このページをプリントしてどこでも読めるようにしておくと良いでしょう。


* まずやるべきこと

どうにかターゲットとお酒を飲み、数々の試練を乗り越えたからと言って安心してはいけません。
初心者のアナタは、ターゲットがいつまたこのバーに現れるのか、見当がついていないはずです。

従って、アナタがまずやるべきことは、
翌日からそのバーにひたすら通うことです。雨の日も風の日も、です。

バーテンダーも人の子ですから、せっせと通ってくれれば情も移ります。
アナタの予算では手も足も出ないお酒を 『皆勤賞』 として出してくれることがあるかもしれません。

とにかく待つことです。

「もし、待ってもあらわれなかったら・・・」


分かります。アナタのその不安。
ですが、 通いつめた挙句にカウンターで事切れる ぐらいの覚悟をもって臨めばターゲットとめでたく再会できると信じてください。

想いは伝わります。必ず。

たぶん・・・。

まあ、そういうこともあるような気がします。

もしターゲットが現れる前に 本当に事切れてしまった場合、

マスターは店の前にアナタの銅像を建ててくれるはずです。

アナタは伝説となって永遠に語り継がれるのです。

そしてその銅像は、バーでデートをするカップルにとって最適の待合せの名所となるはずです。



* 普段の心がけ

バーに入るまでの時間も決して無駄にしてはいけません。
普段の心がけ次第で、さらに次のステップに進むまでの速度が違ってきますから。

では、どんなことをしておけば良いのでしょうか。

アナタはまだまだ、口ベタですね。 そうでなかったら、こんな講座を受講していないはずです。

日常的に気の利いた会話ができるよう勉強が必要です。
それはやはり、『お酒』に関した文献に目を通して学んでおくと場所が場所だけに会話も弾むかもしれません。

とは言え、初心者のアナタが土屋守あたりの著書を丸暗記したとしても、 所詮は『付け焼刃』 でしかありません。

となれば、 アナタはスーパージャンプに連載中の「バーテンダー」あたりにしておくのが無難です。

Bartender(4) Bartender(4)

コミックスだけでなく、 スージャンのバックナンバーを資源ゴミの中から探してでも 必死に読んで
その中の気の利いたセリフをノートに書き出し、 自然と言葉に出来るよう、声に出して読むことです。




やってみました?

案外すぐにはうまくできないものでしょう?
それはアナタの中にある『羞恥心』がジャマをしてしまうのです。
羞恥心の克服は訓練あるのみ、です。

しかし自室にこもってひとりで練習しても劇的な効果は現れません。

古典的な訓練法ですが、 駅前あたりで大きな声でそのセリフを何度も繰り返してみましょう。



* 競合対策

さて、注意しなくてはならないことのひとつに『競合』のケースがあります。

アナタのターゲットは、アナタだけのターゲットではない確率は、 我々の調査でも80.5パーセントです。
もし、アナタと同じタイミングでバーの入口に男性がいたら、まず間違いなく競合するライバルです。

そんなとき、アナタはどうするべきなのでしょうか。
決して暴力的手段を用いてはいけません。あくまで紳士的に競合は解決するしかありません。

カウンターのど真ん中がベストポジションであることは初級編で学びましたが、
そこを境界に二分割した位置の中心にお互いのポジションを置いてください。

その際には署名入りの不可侵条約の協定書を三通作成し、
互いに一通、もう一通をバーのマスターに預けるのが 正式な作法 です。


なお、 『不可侵条約』のフォーマットは我々バー探訪協会で有償でお分けしています ので購買部でお求め下さい。


* 臨戦態勢

さて、態勢は整いました。ここで注意しなくてはならないことをアタマに入れておいてください。

それは 『先手必勝』 ということです。
競合相手がいて、不可侵条約を締結していたとしても、です。

ターゲットが現れたときに、 いち早く言葉をかけた者の勝ち です。
そのためにアナタはカウンターに向かって飲んでいてはいけません。
その バーの入口に正対するように、 カウンターを横にして飲んでください。

上級者になると、足音だけでオトコかオンナか判るようになりますから、その都度体勢を変換しますが、
今にアナタにお奨めできるのはこの方法です。

当然のことながら、競合相手だけでなく、 バーテンダーよりも早く 挨拶をすることです。
夜ですから、
『今晩は。またお会いしましたね』
という最も自然なもので構いません。

『人待ち』という点ではバーテンダーも一緒ですが、
アナタまで 『いらっしゃいませ』と言ってしまわないよう なじみすぎないことです。


* いよいよ、です

最初に声をかけた、という『既成事実』が出来上がってしまうと、バーテンダーも
『お好きなところへどうぞ』
というあいまいで、敵対的な誘導はしづらくなります。

なぜなら、 二人分の勘定をいっぺんで済ませるチャンスをみずから潰すことになる からです。

当然、先に声をかけたアナタの隣、最悪でもイスひとつ空けたポジションを指定してくれるはずです。
(こうなれば競合相手は『不可侵条約』に縛られチョッカイは出せません)

この時、ターゲットの表情を絶対に見逃さないで下さい。

笑顔で隣に座ってくれるはずです。

ただし、 それが「ニッコリ」でなく 「ニヤリ」 である可能性は、 我々の調査では96.3パーセントです。

そう、ターゲットはアナタの隣に座る代わりにバーテンダーの味方につく可能性が非常に高いのです。

二人分の勘定をいっぺんで済ませてあげようと。

そんなことはどうでもいいことです。
ニッコリだろうとニヤリだろうと、アナタにとってはどちらも

『天使のほほえみ』には違いないのですから。



ここまでどうにかステージをクリアできたら、上級編の受講資格を与えましょう。

では 上級編に進む


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