機材2 BORG

(株)トミーテック BORG100/65金属鏡筒+片持ちフォーク式赤道儀


BORG100金属鏡筒 : D=100mm f=640mm アクロマート 重量2.3kg
片持ちフォーク赤道儀 6x30ファインダー 三脚:Manfrotto 190B 雲台:Velbon PH-173

BORG100
おもちゃで有名なトミーの望遠鏡です。 しかし、決しておもちゃではありません。 初心者にはもちろん、ベテランのサブとして充分使える望遠鏡だと思います。  写真は先端のフードを伸ばした状態です。 カタログ等は縮めた写真ばかりなので、 実際の使用状態での写真を掲載しました。

FC-65のセットで星野写真を撮るのにはまっていた時分に、写真を撮っている間 星が見れないのは、なんとももったいないというのと、FC-65ではやはり集光力 不足を感じていたので、1996年秋にこの鏡筒を購入しました。  購入の際76EDとどちらにするか非常に迷いましたが、その当時は星雲など中心に 考えていましたので、集光力を重視してこちらを選びました。
実際のぞいてみた感想は、FC-65より星雲や星団は口径が大きい分明らかによく見えます。  望遠鏡で星を楽しむにはやはりこのくらいの口径は必要かもしれません。  また、惑星の高倍率観察でも私にとっては気になるほどの色を感じませんので、 明るい分FC-65より良く見えると思います。
BORG65金属鏡筒 : D=65mm f=450mm アクロマート 重量1.4kg

BORG65
BORGの最大の特徴は対物レンズの交換が簡単にできる点です、これはあとから購入 した口径65mmの対物レンズに交換した状態です。写真では接眼側もヘリコイドTに なっていてさらに小型化しています。

この対物は写真用にと購入したのですが、いまだに写真を撮てれいません。  上のBORG100と三脚や赤道儀はまったく同じものです。  写真を比べてわかるように、このセットはとにかく小さくそして軽いので、  いつでも気軽に使えるという点で気に入ってます。  しかも、高倍率でもほとんど色を感じないので結構よく見えます。  この65mmの対物は現在生産中止になっていて50EDに切り替わってます。
<トータルインプレッション>
フォーク式赤道儀は今年(2002.2)になって購入したものです。 それまではP-2赤道儀にBORG100を載せていたのですが、P-2といえどもやはりセッティングして 見るには、それなりの気合が必要です。(特に寒い冬などは)  写真用の三脚、雲台などに直接望遠鏡を載せてみていたこともあったのですが、やはり使い勝手が 悪くて、このフォーク式赤道儀を購入しました。  フォーク式赤道儀は思っていた以上に使い勝手が良く、なんと言っても軽いので購入してから望遠鏡の 使用率が大変増加しました。 またFC-65も載せられたのもラッキーでした。

BORGシリーズではこの金属鏡筒とフォーク赤道儀と専用の三脚をセットにしたSWⅡセットとして 口径50mm~100mmが販売されてます。  私は専用三脚ではないので、あくまでもこの写真の三脚、雲台との組み合わせでの感想ですが、 低倍率での星雲、星団観望にはまったく問題ありません、使い勝手も上々です。

ただ、惑星の高倍率観測にはフォーク赤道儀に100mmの組み合わせでは、視野移動の時の残留振動が かなり気になります。65mmの場合でも残留振動はありますが、鏡筒が短くて軽いので早めに 収束するのと、65mmの場合は100mmほどの高倍率はかけられないということもあって、あまり気になる ことはありません。  モーターがあればこの問題は解消すると思うのですが、残念ながら現在この赤道儀のモーターは 販売されてません。

この100mmと65mmを使った限りでは、SWⅡのセットとして購入し将来使い続けることを考えた場合 この中間の口径の76mmレンズを使っている76SWⅡまたはEDレンズを使っている76EDSWⅡのセットがこのシリ ーズでは最良の選択ではないかと個人的には思っています。  実際に売れているのもこの2機種のようですね

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