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焦ってるのかな。毎日小説書き続けて・・・今は、既存の作品をネットに載せるために書き直したりしてるんだけど、人が思いつかないような斬新な話っていうのじゃないから、どうも書きながらも、「これじゃだめだ」って地団駄踏んでる。発想もそうだけど、描写がとにかく苦手だから、それを書けるように今、頭をひねってる。数年前、本編を書いてるつもりだったのに、「あらすじだから大まかでもしかたないけど・・・」って言われた事があって、今もそれに近いものがあるよなぁって、自分で思う。展開は速いかもしれないけど、そのお話の中の空気の流れみたいなものが書けないの。生きてないんだ。生命の息吹が感じられないの、私の作品は。とりあえず、書いて書いて書きまくって、人の作品もたくさん読んで、いろんなところに出掛けていって、世の中の事象を肌と心で感じなくちゃね。もう一つ、クラリネット。楽譜をさらう前に、とにかくリードミスがどうして起こるのか、原因がわからなくて、リードを何枚も付け変えながら、思いっ切り吹き込んでみた。リードってホントやっかいだわ。これ、いい!っていうリードがなかなか見つからない。高校生の時、こんなことで悩まなかったけどなぁ。やっぱり吹き方がおかしいのかな。どうしてみんな、楽々クラリネットをピーヒャラ吹いてるんだろう。楽々吹いているように見えて、すごい息の量があるのかな。これも考えてる間に、ひたすら音出しするしかないか。くー!!課題がいっぱい。私はいつ、家の事をやるんだ???(・・・ってやってるから、時間が限られてるんじゃないの)
November 29, 2005
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「ある事」で一喜一憂する私は、今日は夜になって物凄くハイテンションとなった。何でもこい!状態で、後回しにしがちな書類作りを全部一気に片付けた。ホントにこのパワーの源となるものは、「一憂」させることもしばしばあって、その時は起きているのも辛いほど脱力させるんだけど、反面、今日みたいに力をくれた日は、私は天真爛漫、勇往邁進、温良恭倹になれる。だからなんとなくだらだら生活しているより、やっぱり「一喜一憂」させられてた方が、生きてて張りがあるのかもしれないなと、「一喜」している時は思える^^。午前中、連合会だよりを作るので、まあまあ良くも悪くもない精神状態で幼稚園に出向き、ワードで5000文字を一時間半かけて、集中して打ちまくってきたんだけど、そうやって頑張ったから神様がご褒美くれたのかな。それに、私のエネルギー源は食べ物じゃないんだと、つくづく思った。『ひまわり四文字熟語教室』 天真爛漫:自然のままで飾り気がなく、偽りのないさま。ありのままの真情が言動に現われること。 勇往邁進:困難をものともしないで、ひたすら突き進むこと。 温良恭倹:温和で優しく穏やかに、人を敬って慎ましく接すること。
November 28, 2005
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休みの日だけど、早く起きて家の中を片付けようと思ったら、疲れが出て目覚ましを止めたっきり寝ちゃって、起きたらとんでもない時間になってて、首の付け根の筋が痛いけど、楽団の練習に行く前に、洗濯して、家族の昼食と夕食を同時に作って、洋服に着替えて、化粧して…昨日、美容院に行って髪の毛を切り過ぎちゃって、腫れてないのに腫れぼったい目で、すごい変な顔になってて、でも化粧したら多少見られる顔になったから良しとしようと思って、楽団でクラリネット吹いたら、なんでもない音までリードミスするようになっちゃって、指が回っても音が出せない状態で、ソロをカッコ良く吹きたかったのに、くそーって思って、口の周りの筋肉も一年前より痛くならなくなったと思ってたのに、今日はすぐに痛くなって口が締まらなくなって、自分の下手くそ加減に嫌気が差して、練習の鬼になってやると思いつつ、なかなか時間が作れないんだろうなと思ったり、小説の落選を知って、一から勉強したいけど、同時に新しくプロットを作り直して書きたいし、リレイションオブウインドウをライトノベルに応募するために書き直したりしたいし、現金がほしいんで官能小説書きたいし、もうやりたいことたくさんあるのに、まず家事と家族の世話をしなくちゃいけないし、24時間じゃ、絶対足りない・・・いや、時間はあるんだけど、体力と集中力がその時間内でうまく配分できない。あと幼稚園の連合会の仕事もしなくちゃいけないし、でもこれはあと少しの辛抱だし、他の人が協力的だから頑張ろうと思うんだけど、とにかく肩がすぐに凝り懲りになって、パソコン打つのが辛くなるし、マッサージ受けるお金もないし、給料日から赤字だし、いろんな口座からかき集めてなんとなかなったくらいだし、バイトもしたいし・・・ああ、売れる本、書かなきゃ。ニーズを考えた小説書かなきゃ。今、何が求められてるんだろう。それでいて、自分の想いを込められる内容にしたいし、書く前にいろいろ研究しなきゃ。ほら、ちょっと考えただけでやることいっぱい!だめだ、頭がこんがらがってきた。焦り過ぎ。気持ちだけが先走ってる。何からやるか、計画たてなきゃ。メモ用紙に書いたぞ。でも、何か違う。じっくりプロット、練らなきゃ。クラリネットも基礎練重視しなきゃ。・・・がんばれ~ひまわり
November 27, 2005
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数日前、近所の楽器屋さんに行ったときの事だ。リードを紙やすりで削って音を鳴らしやすくしようと思ったら、丁度良く削る事が出来なくて擦れた音しか出なくなってしまったので、新しく一箱購入する事にした。店に入ると、奥のほうに一人のおじいさんがいた。私が入ってきたのに気づいたおじいさんは、「いらっしゃい」と、穏やかな声で言った。「クラリネットのリードください」私は当然、そのおじいさんもいつもいる人と同様に、楽器に詳しい人だと思っていた。するとおじいさんは、「留守番なもんで、よくわからないんだけど、リードはこれかな?」と、レジ近くの引き出しに張られたラベルを見ながら、クラリネットの文字を探した。「いろいろあるけど、全部同じ値段だね。何番がいいのかな?」そう聞かれて私は、独り言のように呟いた。「2番にしようか、3番にしようか迷ってるんですよね」私は、何番を買おうか店に入ってからも決めかねていた。「2番の方が薄いんですよ。でも、削ったりするから3番の方がいいかなとも思うんですよね」私の言葉を聞いたおじいさんは、にこりと笑ってこう言ったのだ。「若いんだから、3番で元気良く吹いちゃってください!」おじいさんの励ますようなアドバイスに、私はすっかり気持ちが和んでしまった。「アハハ! じゃあ、3番にしようかな。3番ください」そう言って、私は3番を買う決心が付いたのだった。レジを打とうとしたおじいさんに、難関が待ち受けていた。おじいさんは、定価に税を加える打ち方がわからなかったのだ。いろんなキーを打っては試しにレシートを出していたので、失敗したレシートが長くレジから垂れ下がった。私はレシートは必要なかったので、税込み価格を引き出しのラベルで確かめて、「レシート、いらないですよ。おつりだけ下さい」と言った。おじいさんは、「そう? ごめんなさいね。でも、これ(失敗レシート)持ってく? 今度、聞いておくからね。お宅、近いの? そう。だったら、また来てくださいね。コーヒーあったら入れるんだけど、ないから……」と、愛想良く私に告げた。スーパーの味気ない買い物に慣らされていた私は、こんな会話の出来るお店がたくさんあればいいのにな、と思いながら店を出た。それから数十メートル歩いたところで、ふとリードの箱を見ると、そこに記された数字は「2」だった。私は、「あちゃー」と思いながら再び店を訪れて、「ごめんなさい、2番もらっちゃったから、3番に取り替えてください」と、おじいさんに言った。すると、おじいさんはすぐに引き出しから3番を取り出し、「これが3番だね。はい。また来てくださいね。コーヒー、あったら入れるんだけど……なくて、ごめんなさいね」と、再び言いながら、私を店の奥から見送ってくれた。ほんの数分間の出来事だったのだが、楽しい気分になれたひとときだった。
November 25, 2005
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都私幼PTA大会で、テレビレポーターのSさんの講演会の模様をお伝えしています。「言葉と言うものはすごい力を持っています。悪い言葉を自分が発したとき、誰に一番響くと思いますか? 言われた相手ではなく、自分なんです。一番体に響くのは自分自身なんです。悪い言葉を発すると、自分も嫌な気持ちになって気分が重くなるんです。 人を褒めていると自分が楽しくなり、気持ちが良くなります。自分が幸せな気分になれるんです。だから子どもにも、『学校どう? 元気に帰ってきてくれて嬉しいわ』と明るく言ってやるといいと思います。 子どもは大人が考えているほど、ぼんやりしていません。 ある日、うちの子どもの中学の先生から『Sさんのお子さんに、昼食を取るように言ってください。』と言われました。お金は毎日渡しているのに、おかしいなぁと思ったら、そのお金を積み立てて、欲しいCDを買おうとしてたらしいんです。 それには訳がありました。夫が子どもに、『CDを買うんなら、レンタルしてこい』と軽い気持ちで言ってたんです。それを子どもは、うちにはお金がないからレンタルしなくては好きなCDが聴けないと思い込んだんです。 子どもは大人が言ったことを何百倍も繊細に受け止めるんですね。 こんなこともありました。 息子が『幼稚園の運動会に来て欲しかった』と大きくなってから言ったのです。急な取材が入って運動会に行けなかった私は、『そんなこと、今頃言われても……』と言うと、息子は、『小さい子は、寂しくても寂しいって言えないんだよ』と言いました。私はその言葉を聞き反省して、『ごめん!』とひたすら謝りました。そして、『この先、あんたの言うこと、何でもしてあげるよ』と言ったんです。そうしたら、息子はニヤニヤ笑ってました。 過ぎてしまったことでも、子どもの気持ちをわかった時点から埋め合わせをすればいいと思います。マイナスをプラスに変えていけばいいのです。そうすれば、子どもは許してくれますから。 私の夫の事でも、わからなかったことがたくさんありました。 夫は年齢を追うごとに、職場での居場所をなくしていました。私だったら仕事がなくても、デスクに座って雑誌でも読んで、昼になったら外食して、ゆっくり戻ってきたら夕方で、退社時間になったら帰るという毎日でも、それでお給料がもらえるんならいいと考えてしまうのですが、男はプライドが高いから、そういうことが出来ません。 そこで、パソコンを習いに行かせましたが、覚えられませんでした。日に日に覇気を失くしていくので、定年になる前に会社を辞めさせました。 それから、『サンデー毎日』です(笑)。外出をしないため、彼はだんだん汚くなっていきました。私は、このままでは彼は駄目になってしまうと考え、赤い服を着せたり、映画に連れて行ったり、旅行に行ったりしました。 そんなことをしていて、ふと思ったんです。私はこの人のことを何にもわかっていなかったなって。夫は、妻子のことを全部体にしょいながら、仕事をしていたんです。それがわかったので、妻として真正面を向いて夫に優しくしてあげました。年を取ると、今までとは別の新しい愛情をいうものが生まれてくるもんなんですね。 今みなさんはまだお若いけれど、お互いに分かり合えているかなと考えてみるのもいいかもしれません。 近所の奥さんで、時々すごくお洒落をしてお芝居見学に行く方がいらっしゃいます。それを影でみている別の奥様が「あら、またあの奥さん、出かけていくわ」と陰口を言うんです。 自分のやりたいことをおしげもなくやると、人は楽しくなります。陰口を叩いている人は、つまらないだけです。だから、お芝居を見に行っちゃった奥さんの方が勝ちなんです。誰がなんと言おうといいんだと考えていれば、徐々に心臓が強くなっていきます。 人は口角を上げていれば免疫が上がります。面白くなくても、口だけ「ニッ」と笑って、口角を上げていてください。そうすると、周りの人にも「Sさん、楽しそうね」と言われ、本当に楽しくなってきます。 人生に絶体絶命はありません。壁が出来たらドリルで穴を開ければいいんです。苦しいことは、万里の長城のように長くは続きませんから。パニックにならないで、一つ一つこなしていってください。 今日は最後まで私の話を真剣に聞いてくださって、とても気持ちよく話をすることが出来ました。 『現場からSがお伝えしました』(笑)。ありがとうございました。」【講演を聴いてのたなかひまわりの感想】 私も人目を気にせず、自分のやりたいことを思い存分やろうと思った。でも目の前に私を求めている子ども達がいる限り、好きなことをやる以上、一人の人間として輝いていなければいけないと思う。 私が小説や楽器に取り組んでいるとき、当然、子どもの遊び相手が出来ない。でも母親が真剣に何かに取り組んでいる姿を見ることで、言葉で伝えなくても、子どもが肌で何かを感じ取ってくれるといいと思っている。 ただ実感として、小学2年生の息子は私の思いをかなり理解できる年齢になってきていて、「お母さん、頑張って!」と言ってくれるのだが、年長の娘はまだまだ母親に甘えたい気持ちの方が大きく、私が自分の事に熱中していると、口を尖らせて「どうしてA(娘の名前)の言うことを聞いてくれないの?!」と怒る。ここで私が自分の意志を押し通しては、きっと子どもの心に寂しさだけが残るだけなのだろう。こういうときは、自分の事は後回しにするしかない。でも少し、面と向かってやれば気が済むようなので、自分の事は脇において、しっかり娘の方を向く(ように、努めている)。 娘がまだまだ甘ったれていると書いたが、私の影響を受けていることも確かにある。私の真似をして、自作の絵本や紙芝居を作って遊んでいるのだ。上手かどうかは別として、作ることを楽しんでいる。 だからやはり、親として自分が打ち込んでいる事を子どもに見せるのは、何らかのいい影響を与えると信じて、毎日過ごしていきたいと思っている。 と同時に、自分自身の事に関しても「何歳だからこれをやるにはもう遅い」という考えは私には全くないので、いつまでも向上心を持ち続け、興味を持ったことに端からチャレンジしていこうと思っている。 39歳。まだまだ若僧だと思ってますから^^。
November 24, 2005
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都私幼PTA大会で、テレビレポーターのSさんの講演会の模様をお伝えしています。「19歳で暴走族に所属していた少年が、一目惚れした女の子に交際を申し込んだのですが断られ、新聞の集金を装い、女の子の家を訪れ、家にいた女の子の母親と妹と女の子を殺害した事件がありました。 私は、少年がどうしてそのようなことをしたのかを知るために、その少年の母親のところに取材に行きました。 すると、出てきた母親は私を見て開口一番に、『Sさん、見て』と自分の家の本棚を指差しました。そして、『私、万葉集が好きなの』と言ったのです。 普通の母親だったら、自分の息子が殺人というとんでもないことを犯して本当に申し訳ないと沈んでいるはずなのに、この母親は『万葉集』などという全く関係のない事をいきなり切り出したのです。あきらかに変です。 家に上がってから、その家のアルバムを見せてもらいました。幼い頃の彼の写真はあったものの、ある時期から妹の写真ばかりになっていました。彼の写真は小学4年生以降、全くありませんでした。『おかあさん、彼の写真はないんですか?』と訊くと、『最後の方にありますよ』と言いました。そして見せてもらった写真には、特攻服を着てピースをしている彼が写っていました。 つまり、反抗し始めた彼を母は可愛いと思えなくなり、妹ばかりかまっていたので、彼は自分を認めてくれる外の世界へと出て行っていたのです。 別の集団暴行事件を起こした少年の母親も、『うちの子だけがやったんじゃなくてよかった』と言いました。それを聞いて、取材する気にもなれず、帰ってきたということもありました。 母親というものは、『この子を命に代えてでも更生させます』と、いうのが本当ではないでしょうか。 裁判が行われても、母親が急病だと言って来ないので、何度も延期になったこともありました。這ってでも出てくるのが母親というものではないでしょうか。 子どもたちが犯罪を犯す背景をマスコミはあまり取り上げませんが、このような異常な親達がいるのだということは、無視してはならないことだと思います。 ある子どもが、両親と祖母を殺してしまったという事件もありました。 ある日、夜中の3時頃に、その子はお腹が痛くなって母親に訴えました。すると母親は、『こんな夜中に何をやっているの?早く寝なさい』と言ったのです。 その子は母親に毎日のように『勉強しなさい』とだけ言われ続け、生まれてこのかた、可愛がってもらったことがないと言っていました。 その思いが憎しみに変わり、両親を殺してしまったのです。そして、それを見てしまった、大好きだったおばあちゃんまでも殺してしまいます。 犯罪後、その子は車の中で一夜を過ごしました。学校へ行こうと誘いに来た友達に発見され、『僕、お母さんとお父さんを殺したんだ』と告げます。でも、友達は冗談としか受けとめず、そのまま登校してしまいました。 その子は、持っていた2000円を使ったら、自分も死のうと思っていたそうです。 下校時、友達がその子の家の前を再び通りかかり、まだ車の中にいたので、『どうしてそんなところにいるの?』と訊きました。するとその子は朝と同様に、「両親を殺したんだ」と言いました。友達が不信に思って家の中を覗くと、その話が事実だったことがわかり、学校へ飛んで帰って先生に知らせたことから、この事件は午後になってようやく発覚したのです。 その母親は、子どもに良かれと思って勉強しなさいと言っていたのだと思います。しかし、子どもがその言葉に愛情を感じることがなければ、親が子を思う気持ちとして受け止めることは出来ないのです。 親は、子どもが愛を感じるまで、ずっと愛情を注ぎ続けなければならないと思います。家族だから、自分の子どものことは自分がよくわかっているというのは、嘘だと思います。 他人の思っている事はなかなか理解出来ないので分かろうと努力するのに、家族だと気持ちを分かっていると誤解して努力を怠りがちです。でも家族だからこそ、コミュニケーションが大事なのです。黙っていても心は通じると言うのは嘘です。家族であろうと人格が違うのだから、家族だからこそ分かり合えていないと思っていた方がいいかもしれません。」(Vol.5 最終回 人生、絶体絶命はありません につづく)
November 22, 2005
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都私幼PTA大会で、テレビレポーターのSさんの講演会の模様をお伝えしています。「両親を殺害した少年は、『情勢欠如』でした。両親は家庭内離婚している状態で、父は外に愛人を持ち、夫婦は別々の部屋で寝起きしていました。そんな父を夫に持つ母を、少年は可哀想だと思っていました。母もまた、少年の味方でした。 父は少年に対して日頃から厳しく、いい大学に進むことしか彼に認めていませんでした。彼の偏差値からして到底無理なことなのに、3浪までさせてまでも、父の望む大学に入れようとしていました。 そんな家庭環境と受験で、心がぼろぼろになっていた少年は、ある日親のキャッシュカードを使ってしまいました。しかし、父に問い詰められても、少年は頑なにずっと否定しました。 そのとき、唯一の味方であったはずの母が、お父さん側について自分を責めたのです。少年は絶望的な気分となりながら、2階の自分の部屋に上がっていきました。そして、自分の学習机の椅子に座り、ウイスキーをラッパ飲みしたのです。 父も酒を飲んでいて、息子のあとを追って2階に上がりました。そして、勉強をしているはずの息子がウイスキーを飲んでいたことに腹を立て、少年が座っていた椅子を、蹴飛ばして引っくり返しました。そのうえ、こう言ったのです。『おまえなんか、出て行け』 時計は午前3時を回っていました。少年は、どこへいくにもあてがありません。呆然となり、その思いが殺意へと変わっていったのです。父も母も眠った後、少年は金属バットで両親を殴り殺しました。 捕まった時、少年は優しい顔をしていたそうです。 その少年は、事件当時、恰幅のよい子でした。しかし、初公判ではすっかりやせ細っていました。少年は、なぜ大好きなお母さんまで殺したのかわからないと、ずっと悩んで苦しんでいたのです。本当に凶悪な人間は、犯罪を犯しても体型は変わりません。 この事件は、両親が少年の進む道を狭くして追い詰めてしまったことにより起こってしまいました。子どもが大学で何を学びたいのかを知り、それが出来る場所であるならば、ランクを落としてもよかったのです。子どもの好きな事を見極め、料理が好きなら専門学校に入ったっていいわけです。 キャッシュカードの件も、心がぼろぼろになっていたから、そんなことをしてしまったんだねと許してあげていれば、こんな事件は起こらなかったのです。 親は自分の子どものことを、わかってあげることが大切だと思います。」(Vol.4 一目惚れの相手を殺した19歳暴走族息子を持つ異常な母親 につづく )
November 21, 2005
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毎年恒例なので、またこの話題を今日は書きます。明日は私の26回目の(!?)誕生日です。それでもって、その前日の今日、私の頭の中では一日中、うん十年前のアイドル『ずうとるび』の♪恋の夜行列車♪が流れていたわけです。♪明日の誕生日に 約束通り 君をさらいに 夜汽車を走らそう・・・恋する夢子は、今年も健在でした。しかし、毎年誰もさらいにきてくれない^^;……なんて、さらわれていいのか???って感じですが。。。こんなことを考えていられる私は、それだけで幸せだって思ってます。いつも前日ばかりウキウキしていて、当日は何の変哲もなく過ぎていく誕生日。明日は果たして、どんな一日となるのでしょうか。神のみぞ知る・・・
November 19, 2005
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都私幼PTA大会で、テレビレポーターのSさんの講演会の模様をお伝えしています。「私、子育ては完璧にやりませんでした。34歳の時に長女、37歳の時に長男を出産したのですが、子どもに『ママが忙しかったから、勉強しろって言われなくて楽だった』と言われます。 子どもたちが幼稚園に通っている頃、親が働いているから子どものしつけがなってないと言われたくなかったので、子どもには『よそのお宅に行って、あれこれねだっちゃだめよ』と言っておいたんです。うちの子供たちは忠実に言う事を守ったんです。そして、あるお宅に子どもがお呼ばれしたとき、何か買ってくれようとしてた方がいて、うちの子は他の子に比べて一番安いものを選んだそうなんです。そうしたらこう言われました。『Sさんとこのお子さんは子どもらしくないわねー』。気遣ってもそう言われてしまう。子どもには自由にさせてやればよかったなぁと思いました。(笑) 子どもが小学生の頃、朝、登校するときになると『頭が痛い』と言ったことがありました。学校に行きたくなかったんですね。おでこを触っても熱はない。『うん、大丈夫。学校へ行きなさい。学校へ行っても痛かったら、先生に言いなさい。それでも、もし痛かったら保健室に行きなさい。それでもどうしても痛かったら、ママに連絡しなさい』。そうやって学校へ行かせるんですよ。帰ってくる頃には、ケロっとしているので、『頭痛いの、どうした?』と聞くと、『ん?治っちゃった』と言っていました。学校に行きたくない気持ちから、本当に頭が痛いという症状は出ていたんだと思います。でも学校に行かせて動いているうちに、血流がよくなって治ってしまう(笑)。だから学校には行かせたんです。でも先生に言われました。『Sさん、病気の時は休ませてくださいね』(笑)。 子どもが不安定になって少し荒れた時期がありました。塾が原因なのではないでしょうか、と学校の先生に言われ、塾の先生にも相談しました。塾の先生は、『Sさんのお子さんはおとなしいので、少し休ませたら、もう塾には通わなくなりますよ』ということだったので、考えた末、塾を続けさせることにしました。 その間、学校の先生ともノートで何度も何度もやりとりをしました。それをある日、子ども本人がそのノートを見たんでしょうかね。親と先生が自分のことで、こんなに議論してる、そうとでも思ったんでしょうか。荒れていたのが、ぴたっと治まりました。 子どもが大きくなってから、中古の車を買ってやったんです。中古なのに子どもはそれを大事にして、せっせとマンションの前で磨いていたんです。そうしたらある日、マンションの上のほうから覗いていた人の声が聞こえたそうです。『Sさんところのお子さん、車なんて買ってもらってるわよ』。そう言われたと子どもが言うので、『いいのよ、ママが買ってあげたんだから。その人が買ったんじゃないんだから。気にしないで乗りなさい』と言ってあげました。(微笑) 事件レポーターをしていると、世間体など気にして入られないんです。事件取材を終えて帰ると、夜中の3時4時に帰宅なんてざらなんですが、そうすると、カーテンの隙間から覗いている人がいて『Sさん、不倫?』なんて思われたりしているんじゃないかって心配になったりするんですけど、気にしていたら、この仕事はやってられません。気にしだすと、ストレスになりますから。それに本当のところ、不倫なんてしてません(笑)。」(Vol.3 両親を殺害した少年の家庭環境 に続く)
November 17, 2005
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壇上へ上がった女性のテレビから聞こえてくるそのままの声に、会場に集まった300人以上の幼稚園に子どもを通わせている母親達が一斉に歓声を上げた。11月11日、市ヶ谷で『事件取材を通して子育てを考える』というテーマで、テレビレポーターであるSさんによる講演が行われた。その内容が、家庭を持つ女性にとって、心から励まされ、癒される内容だったので、ここに記しておきたいと思った。「私は旧姓、N.Aというのですが、S君という男性と結婚して、N.Sに名前を変えました。N.A。芸名みたいで素敵でしょ?(笑)。でもSに変えたんです。そうしたら、彼のお母さんが『Nさん、姓を変えてくれたのね』と、とても喜んでくれました。私は、嫁姑殺人事件の取材を散々してきましたから(意味深な笑い)。 独身の頃、素敵なディレクターがいて、私を食事に誘ってくれたんです。でも食事をしていても、ぽーっとなってしまって、何を食べたのかもろくに覚えていないくらい緊張してしまいました。 そんなとき、いつもあれこれ質問してくる3つ後輩のS君(現在のご主人)が、私の事を送っていくとか言い出したんですね。私は『あ、そう』なんていう感じで、全く気を使うことなく送ってもらったりしているうちに、S君が私に『結婚してください』って言い出したんです。私は悩みました。解決しなければならない問題(ディレクターを指す振り)がありましたから。 でも今、私は正しい選択をしたと思っています。ぽーっとして何も出来ない結婚生活より、『自分のことは自分でやってね』と言える、楽な方を選んだんです(笑)。それに、素敵なディレクター、数年後にお会いしたんですが、ハンサムは老けるのが早かった! S君は、今も変わりませんから(笑)。 毎日の料理は、シンプルイズベスト。魚は塩焼きしか作りませんでした(笑)。私の母も、その母も料理が得意で毎日一生懸命作っていたのですが、私の代になって、DNAが『作りたくな~い』と言ったんです(笑)。 ある日、S君は近所の奥様たちを見て、『君はどうしてあんなふうに作れないの?』と言ったんです。料理の苦手な私の胸に、その言葉がぐさっと刺さりました。でも、刺さったものはすぐに抜いてしまう私は、『男の人のほうが料理のセンスがあるのよ』と言って、S君に作らせてみました。そして、作った物を褒めまくりました。そうしたら、まめに作るようになったんです。料理をするようになると、買い物もしてくれました(笑)。 アイロンがけもあれは力仕事なんですね。私がブラウスにアイロンをかけていたら、S君が『どうしてスカートに隠れてしまう部分をかけてるの?』というので、またやらせてみたんです。そうしたら、襟にアイロンをぐっと力を入れてかけて、綺麗に仕上げたんです。また、褒めまくりました。そうしてアイロンがけも彼の仕事になったんです(笑)。 母にもこんなことを言われました。 ある日、私の仕事が忙しくて、家の中を片付けられなくて少しパニックになっていたら、母が『ごみで死んだ人なんかいないわよ』と言ったんです。そうだよなと納得して、汚くてどうしようもなくなった時、掃除をするようになりました。そうしてだんだんと、気が楽になっていったんです。 そこで言いたいのは、女の人は家事を『女の仕事』だと言って、肩にしょってはいけないんです。旦那さんに協力してもらうことで、子育てにしても家事にしても、追い詰められなくて済むのです。 私がレポーターの仕事で、御巣鷹山の事故現場に泊り込みだった時も、S君が子どものお弁当をぱっと作れるようになっていてくれたおかげで、私は仕事を続けられたんです。」(Vol.2 子育ては完璧にやらなかった に続く)
November 15, 2005
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いつもいつも暖かい応援、ありがとうございます!先ほど、でじたる書房からのメールで、『不正が見られましたので、全員一度、票を0に戻す』そうです。明日(11日)にはリセットさせてしまうらしいのですが、今、投票ページを見れば、どんな不正なのか一目瞭然です。私に投票してくださった人ではないはずです。67票もいれていただいたのに、本当に申し訳ありません。もし、よろしければ、また票を入れてやってください。ただ今、第三話を必死に書いてます^^;16日に公開予定です。これまで同様、たなかひまわりを応援してください!よろしくお願いいたします。
November 10, 2005
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