おきらくーんにっき

おきらくーんにっき

そのⅥ

ひなこと遊んでもらおうと、夕方義母の所へ行くと、
ちょうど出かける支度をしていた。
遊んでもらえると思ったひなこが半べそでしがみつくと、
「ごめんね~。晩ご飯食べたらまたおいで~。」と、
義母は名残惜しそうに出かけて行った。

夕食後、再びひなこを連れて下へ。

「さっきはごめんね~。
ひなこがせっかく遊びたかったのに、
あんなに
我慢させちゃって。
ちゃんと待ってて偉かったね!」
と、
熱烈歓迎する義母。


(我慢したのは義母さんの方でしょ、ププッ。)


心の中で思いつつ、
「楽しみにしてたんだよね。沢山遊んでもらおうね。」と、
にこやかに言いながら義母に預けて2階へ戻った。

数十分後、お風呂の時間になったので下に迎えに行くと、
「良かったね~。ママが来てくれたよ。
やっぱりママが一番だね!」
と義母。

お互いの心中はどうであれ(爆)、
ひなこをかすがいに、とりあえず円満な嫁姑の私達である。

ということで、久々に同居法。

「どちらかが欲張らずに、お互いに花を持たすべし。」 (第800条の6)

やっぱり 「お互いに」 がミソだよね。




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