知夫里島夕景

知夫里島夕景

中ノ島菱浦港をあとにフェリーで知夫里島来居港へ入りました。

中ノ島で同宿だった、知夫里小中学校を建てたという兄さんが、
ホントに何もないと言っていた島。人口700余。

船を降りると、昨日の老紳士が出迎えてくれました。
これから出雲へ向かうとのこと。
旧友に会ったようで嬉しくなって、
お互い背中を叩きあって別れました。

バスもないので、一山越えて宿がある郡集落へ。

夜、山から見下ろすと、民家の灯は少なくて、
イカ釣り船の灯がとてもきれいでした。



郷土資料館
郷土資料館の立札

郷土資料館の表示があったので、
長い長い階段を登ると、鍵がかかって立札が。
電話をかけると、役場の方が息を切らして
開けに来てくれました。
中は意外に充実していて、縄文時代の土器から
古民具まで手書きできっちり分類済。







文覚上人墓
文覚上人墓

さらに山を登りました。
平家物語に登場する流人の墓です。











巨大越前クラゲ
巨大越前クラゲ

日本海で異常発生中。
最大かさ長1.5m。
港で見とれていたら、
漁師のおっちゃんが
カキの養殖と共に解説してくれました。








赤壁
赤壁

島一番の名所。200mの赤い断崖絶壁。
徒歩の身なのであきらめてたんですが、
おっちゃんが、そばにいた兄さんに
連れてけや、と命令。
夕陽が当たるとき一番輝くそうで、
兄さんは夕陽と競争しながら 車を飛ばしてくれました。
ちょっと負けちゃったけど、
それでもとてもきれいでした。





旅館
旅館

凛としたおばあさんが主で、
帰り際、三つ指ついて見送られました。
あとで聞いたら、島一番の老舗で客を選び、
特に女の一人客は泊めないのだという。
予約のとき長話になったのは、
審査だったらしい。
規律は厳しいけど、いい宿でした。






さよなら港
さよなら港 ~イメージ画像~

帰りに港へ向かう途中、清水を汲もうとしていると、
やはり汲みに来た姉さんが港まで送ってくれました。
女の子とひさびさに話せて嬉しいとのこと。
なぜ、この島に来たのか問われました。
姉さんは少し涙ぐんで、この島はさびれていくばかりではがゆい、
島の者には分からない、この島のいいところを
教えてほしいと言いました。








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