ナスカの地上絵


ご苦労さまなことです。

そのニュースで、家族でナスカの地上絵を観に行ったことを思い出しました。

きっかけは、2000年のお正月、こたつにあたりながら家族4人でしたヨタ話でした。

20世紀最後の年、今世紀中に行っておきたいところはどこ?という話で、
やっぱり消滅してしまう前にナスカの地上絵だよね、という結論になりました。

基本的にノリのいい夏見家(仮称)は、その年の夏、ホントに観に行ってしまったのでした。

ちなみにこのとき最後まで競ったのは、イースター島のモアイ像。
修復が進んでいるから後でいいかな、ということで却下。

日本からペルーまで飛行機で26時間。
現地に入ってからは、6人乗りのセスナでナスカへ向かいました。

実はこのとき、飛行機が苦手な父はリタイアして行きませんでした。
まあ、セスナが落ちたら一家全滅の憂き目ですからね。
それはそれでロマンチックな最期かもしれませんが。

こどもの頃からあこがれだった地上絵が眼下に広がったときには、
興奮でことばになりませんでした。

山腹にはホントに宇宙人?が描かれているし、
巨大なハチドリははっきりと観えます。

よくこんなものを描いたなあ、というのが素直な感想でした。

マチュピチュを観たときも、どうやってこんな高いところに造ったんだろう、と思いました。
征服者に追われたインカの人々が隠れ住んだ、標高2400mの空中都市。

幻想的な光景の中、そこに暮らした当時の人々の生活に思いをはせました。

シャーリー・マクレーンがうっかりその前で開眼したという礼拝石もありました。
わたしたちの帰国後、インカ・コーラのCM制作隊が撮影中に破損したそうですけどね。

ペルー旅行は、日本人「逆説のガイド」氏のおかげでとても楽しいものでした。

「ほら、これが、カミソリも通さないといわれるインカの石造建築・・・の大きなスキマ」とか、

某博物館の展示物の前で「観て、遺跡から発掘された副葬品のバッグ・・・
なのに、YKKってファスナーがついてる。日本製。」など。
これは博物館の調査ミスなんですけど。

かなりの強行軍で、帰りの飛行機でわたしは倒れてしまい、
その後5kgヤセたりしたんですが、行ってよかった。

イースター島に行く野望も、もちろん捨ててはおりません。

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