卒園して行く子の父からの言葉


明日で保育園が終わります。
あなた達に出会え、特に2002年の夏を共に作り上げることができたことは
一生忘れません。

苦しい気持ちを察すればこそ、その苦しみに押しつぶされてほしくないと
勝手に想い、生意気なコメントを重ねてきました。
あなた達ご夫婦が輝くこと、即ち親愛なるひのきが安らかでいられること
だと想います。

でも、あなた達はもともとは個であり、ひのきとも別の存在であったはずです。
自分を自分らしくすることに勇気をつかってみてください。
その勇気は、悲しみを乗り越える勇気とは違いますよ。
悲しみは悲しみですから、とことん悲しんでいればいいんです。

一方で自分らしく生きることは違う勇気を持ってやらねばいけないことです。
僕はとても弱い人間です。
あなた達が勇気を出して立ち向かう姿勢を見て、勇気をもらってきました。
あなた達にできることは、僕にもできると信じています。
どうか勇気を与えてください。


雪の三つ峠に行ってきました。
雪に覆われた山で、日本ジカの姿を1頭みることができました。
厳しい環境の中でも、生きています。
寂しさを感じることもありませんでした。逞しく生きています。

人間はあまいと感じました。
これはいやだとか、あれがほしいとか、不満を感じ自暴自棄になる人もいます。
生きることが簡単だからなのでしょう。
厳しい環境で生きているものは、生きることに必至です。
なんのために生きるのか、そういう疑問も確かにありますが、生きることは本能で
あり、
使命であり、希望である。

絶望は希望を持っていた証です。
希望はまた持てるということです。
あなた達が好きです。すばらしい時間を与えてくれました。
卒園という区切りに一言お礼がいいたくてメールしました。
本当にありがとうございました。

追伸
朝子様
春だよ。外は春です。




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