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私は今、近所にある教会のブラスアンサンブルに入っています。毎週火曜日の夜に練習しています。私はずっと主に吹奏楽をやってきましたが、今は事情があって、吹奏楽から離れています。この事情については、長くなるのでここでは省略。(時間のあるときに、フリーページにアップしたいと思います。)そもそも、私と彼が知り合ったきっかけは、お互いにトランペットをやっていると言うことでした。でも、楽団で知り合ったわけではなく、すなわち、一緒に演奏したことはなかったのです。私が所属していた団体は、どこも50人以上演奏者がいる大規模な楽団でした。ポップス等も演奏しますが、主にオリジナル(=吹奏楽のために作られた曲)や、アレンジ(=元はオーケストラのために作られた曲)を演奏する楽団です。大して彼のほうは、小規模なバンドに所属していました。カーニバルのパレードや、お祭りなどに出演して、盛り上げる曲を演奏する楽団で、クラシックす。ちなみに、ピエロの扮装をしてトランペットを吹く彼の写真が、新聞に載ったこともあります。彼は、クラシック音楽のほとんどが難解すぎて理解できないと言います。また、私が入っている楽団は、レベルが高すぎて自分は絶対についていけないと言っていました。私は、彼が所属していたようなバンドにだけは入りたくないと思っていました。演奏する曲のレパートリーが自分の好みではないし、演奏会をしない楽団はつまらないからです。けど、せっかく共通の趣味を持っているのに、一緒に活動できないのは残念と二人とも常々思っていました。同じ楽団に所属して、一緒に練習に行って、一緒に楽器を吹けたら楽しいだろうに…。そこへ、牧師さんから教会のアンサンブルへのお誘いがあったのです。そこならば、二人で参加できそうなので、早速練習に行ってみることにしました。彼も教会音楽は好きだと言うし、私も金管アンサンブルなら好きだし、ちょうど良かったのです。が、第1日目から壁が立ちはだかりました。例の、楽譜の問題です。彼はいきなり脱落して、それ以来1~2度しか練習に参加していません。私も始めは苦労しましたが、毎週練習に行っているうちに慣れてしまいました。どうやら、彼は私(と他大多数の演奏家)と楽譜の読み方が違うようなのです。少なくとも日本では、実音で読むことが多いと思います。が、彼の場合、「音符がこの場所にあったら、この指使い」と言う風にインプットしているようなのです!今までトランペットの譜面(B♭)に慣れていたのに、今度はピアノの譜面(C)で演奏しなければなりません。私は頭の中で全ての音を1音ずつ上げて演奏していますが、彼はどうやら一からやりなおし、新たにC用の指使いを覚えようとしているらしいのです…。これでは時間がかかるわけです。けれど、これが私には不満なのです。そもそも、二人一緒に趣味を楽しめるようにと言う前提で入った楽団です。が、5ヶ月経過して、彼が練習に参加したのはたったの3回。そのうち、楽器をとにかく吹こうとしたのはたったの2回なのです。この頃は、練習に行きたくないのか、やたら火曜日に仕事のアポを沢山入れているような気がします。他の日より、帰りが遅いんです…。今日も、帰りは早かったのに、「この間練習したら、唇が切れてしまった。痛くて吹けない」と言い出しました。しぶしぶ、私はまたしてもひとりで練習に向かいます。基本的に練習を休まない私は、とても歓迎されています。そもそも、この楽団にはもう何年も新しいメンバーが入っていなくて、存続の危機に瀕してたそうで、そのせいで新しい人は誰でも大歓迎だったわけです。が、いつの間にか私はトップ奏者に。彼と一緒に演奏したくて入ったのに、肝心の彼は脱落したままで、私はこの楽団にとって重要なメンバーになってしまいました。今日は先週練習を始めた曲をまた練習したのですが、前回の練習にいなかった人が、私が家で個人練習をしてきたと勘違いし、驚いていました。普通、1度練習した曲は、それなりに吹けるんですよ・・・私は初見が結構得意だし。「先週練習したから」と言っても、彼は信じてくれません。「先週の練習の後、家でも練習したんでしょ?」と何度も聞いてきます。してないと言うと、「定期的にレッスンを受けてるんでしょ?」と聞いてくる。受けてないと言えば「どこか他の楽団でも吹いてるでしょ?」とさらに聞いてくる始末。そんなにお褒めに預かって光栄だけれど、実は今はこの週の1回の練習以外、全く練習していない私。正直言って、今のアンサンブルにはそれほど力を入れていないんです。以前、大編成の楽団に入っていた時は、定例練習の他に、ちょくちょく臨時練習がありました。つまり、昔は週に4~5日吹いていたこともあったのです(毎日練習しないの?という突っ込みは勘弁してください。プロじゃないので)…。その頃に比べれば、確実に私のレベルは落ちているはず。今でも大編成の楽団で吹きたくて仕方なく、実はいつか前にいた楽団に戻ろうと考えています。けれど、それはこのアンサンブルを脱退することを意味します。この二つの楽団は、練習日が同じなのです…。今、とっても複雑な気分です。。。
2006年01月31日
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うちの旦那さんはサラリーマンです。ちゃんとした会社員なのですが、会社には年に数回しか行きません。外回りのサービス技師なので、実態は自営業に近いのです。自分の家がオフィス(会社の支店のような感じ)で、仕事用の電話番号やFax番号も持っていて、自分で顧客にアポを取らなければなりません。どのように仕事をするかプランを立てるのも自分の責任ですし、ガレージの中は予備の交換部品等で一杯です。そんな彼ですが、年に数回、本社に行くことがあります。1週間ごとに交代で受け持つホットラインの担当だったり、講習会(学ぶ方と教える方両方)だったり、色々です。こういう場合は、1週間ずっと本社に行きっぱなしです。今日は、急に全社員に集合がかかりました。午後2時から「会社の組織改善(?)」についての説明会だか話し合いがあるそうで、それだけのために出かけなければならなくなったのです。こういうとき、社員が全国に散らばっていると、大変ですね。うちから会社までは片道車で5~6時間なので、彼は一泊することになりました。彼がいない間の私の楽しみは、日本のビデオやDVDを思いっきり楽しむこと♪です。普段はほぼドイツ語オンリーの生活を強いられているため、知らず知らずのうちにストレスがたまります。こういうときに思いっきり、普段見れない日本のバラエティ番組とかドラマとかを見て、すっきりするのです。幸い、デュッセルドルフにはなんと、日本のレンタルビデオ屋さんまであるのです!一度借りてしまうと、それを返しに行かなければならず、返しに行くとまた借りたくなってしまうという欠点があるのですが…。彼は日本語が出来ないので、彼がいるときは日本のビデオ等は見ません。普段はドイツのテレビ番組を見て過ごしています。が、概してドイツのテレビは面白くないんですよね~。大体、8時のニュースを一緒に見て、その後はチャンネルを回して適当な物を選び、惰性で見ています。私たちが好んでみるのはドキュメンタリーです。動物の生態とか、外国のレポートとか、そういったものです。犯罪者を探したりする、科学捜査に関する番組も良く見ます。後は、いろんな現象などを実験などを交えて説明してくれる科学番組。でも、たいてい変な映画とかしょうもないドラマとか、もしくは政治討論番組(<彼は好き)ばかりやっているので、私は一人で先に寝室へ行って、読書を始めてしまいます。最近、私たちが毎週ほとんど必ず見る番組は1つしかありません。ずっと前は、本当は大工さん(だったかな?)の男の子が、億万長者と身分を偽って、複数の女性の中から恋人(結婚相手)を選ぶとか言う番組がありました。ちょっと日本の「あいのり」のような感じで、なかなかのヒットでした。最初は「しょうもない番組!」と思ったんですが、結局は登場女性の批判をしながら、毎週見ていました。最終回の日、出かける用事があったので、彼に録画を頼んだくらいです。結局、録画に失敗してしまい、最終回を見れなかったんですが…。またああいう面白い番組、始まって欲しいな。
2006年01月30日
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昨日IKEAで買った、スモークサーモンで朝食。(ブランチ?)ん~、やっぱりお魚はおいしい♪魚介類のない食生活なんて、考えられません。よく魚介類の嫌いな(ほとんどは食べず嫌い)ドイツ人がいますけど、ほんと同情しちゃいますね。君達は人生の何分の1かを損しているぞ!と心から思います。今日は久しぶりに快晴の日曜日。寒さも先週よりは大分和らいだし、お散歩かフリーマーケットに行きたい気分。が、彼は相変わらずアパートのことで頭がいっぱいのよう。PCに向かって電卓を叩きつつ、ローンの計算を始めてしまいました…。これはかなり長くかかりそうです。仕方がないので、私は漫画を持ってベッドへ。このごろ一気に超メジャーになった、「のだめカンタービレ」です。私はまだマイナーな頃からファンだったので、最近の大騒ぎは嬉しい反面、なんとなくさびしいような…。でも、オケがメジャーになったり、クラシック音楽が注目されるのは嬉しいことですね。ベッドに入ると、早速王子が私の脚の上で丸くなります。週末、私が家にいると、王子は私にべったりです。平日の昼間はずっと一人ぼっちなので、やっぱりさびしいのでしょうね。ソファやベッドで読書等をしていると、必ず膝の上に乗ってきます。私にとっても至福の時…。夕方、さすがにゴロゴロするのも飽きてきて、ピアノを弾くことにしました。去年、念願のクラビノーバを中古で手に入れたのです。実家を離れてから、ずっとピアノのない生活だったので、大分なまっていました。ピアノを弾くのも自転車に乗るのとおんなじで、忘れるものじゃないと思っていたんですが…。しばらく弾くかないと、下手になるという認識はあったものの、自分の頭に体(指)がついていかないと言う経験を初めてしました(汗)。なまじ曲(メロディー)を覚えているだけに、すごくイライラします。ピアノはまだ物心つかない頃から母親の希望で習い始めました。女の子が生まれたら、ピアノを習わせるのが夢だったとか。始めのうちは楽しかったんですが、先生が変わってからレッスンが大嫌いに。もちろん練習もしないので、怒られてばかりいました。母親が入院中は、ここぞとばかりサボっていたし…。時間になると家を出るんですが、先生の所へは行かず、適当に時間をつぶしてから帰宅してたんです。小学校を卒業したら引っ越すことになり、そのままピアノは止めてしまいました。でも、不思議なもので、レッスンを止めたら弾きたくなるものなのですね。中学・高校生の頃は、自分で好きな楽譜を買ってきて、気が向くと何時間も弾いたりしていました。久しぶりにピアノがある生活なので、またこれからぼちぼちと弾いていきたいです。
2006年01月29日
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週末の楽しみは、目覚ましをかけないですむことです。予定がない土日は、目覚ましをかけず、自然に目が覚めるまでひたすら寝るのが私の理想。が、こんなささやかな喜びも、味合うことができるのはごくわずかなのです。原因は私の王子様。彼にとっては、平日も週末もありません。おなかがすいた時が朝なのです…。平日は、たいてい王子が目が覚めるより早く、私の目覚ましが鳴ります。すると王子は「にゃっ」と小さくないていち早くベッドから飛び降り、私と一緒にキッチンへ。しかし、週末は勝手が違います。いつもご飯をもらえる時間になっても、私がグーグー寝ているからです。おなかがすいて目が覚めると、まず第一段階。王子はと~ってもやさしく、肉球で私のまぶた、もしくは唇にそおっと触れます。もちろん目は覚めるんですが、まだ早いと見ると、すぐにまた寝る体制に入ってしまいます。そのうちに変化が現れます。少しだけつめを出して、頭や腕を軽く引っかくようになってきます。これが第2段階。それでもまだおきたくないので、無視して寝続けようとします。しばらくすると、第3段階で、この段階になると「音」で攻撃するのです。ナイトテーブルの上にある、私の眼鏡か携帯をわざと落とします。これをされると完全に目が覚めますが、週末は早起きしたくないので、王子を叱って落とされたものを拾い、また寝なおそうとます。そのうち、痺れを切らした王子はベッドの上部にある幅15cmほどの板?の上をダダッと走ることを繰り返したりします。これが音プラス動きの第4段階。これもかなりうっとうしいですが、布団を頭までかぶって何とか耐えようとします。これでも私が起きないと、第5段階へ進みます。ここで、王子が奥の手を繰り出します。ベッドの足元に置いてある洋服箪笥の上にのり、そこからベッドの上に飛び降りるのです…。私たちはこれを「爆弾」と呼んでいます。これを何度も繰り返されると、さすがに寝ていられなくて起きる羽目になります。今日は久しぶりに二人とも用事がなかったので、少なくとも9時まではねたいと思ったのに…。しっかり6時半に起こされてしまいました。写真は、爆弾のスタート地点、洋服箪笥の上でおすましをしている王子。私が日本から連れてきた、バムセとツーショットです。
2006年01月28日
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社長が昨日、海外出張から帰ってきました。今回は日本・中国・オーストラリアの3カ国に渡る出張です。去年の出張は、日本の代理店の人たちに私を紹介すると言う理由で、私もお供させてもらいました。が、今年は経費削減のため(多分)、連れて行ってもらえませんでした。うちの会社では、私は主に日本担当として働いています。他に日本語ができる人が一人もいないと言うこともあり、日本関係の実務を全部一人でこなしているのです。で、そんな私の日本関連の仕事での上司は、なぜか社長なのです…。社長は日本がお好きで、特に食事とホテルがお気に入り。今回の出張では、あの“インターコンチ”にご宿泊されました。彼は、年に最低1回日本に行く権限を他の誰にも譲りたくないようなのです…。そのため、実際に日本を担当している私はお留守番で、社長が一人で日本へ行くと言うことになるのです。それって、「おいしいとこどり」って言うんですよ、社長!でも、それが気に食わなければ、自分で会社を興すなりしろってことですよね。サラリーマンはつらいなあ。いきおい、社長が出張する前から、私は色々と忙しくなります。普段の仕事のほかに、社長からあれが必要、これが必要と言われるからです。やっと社長が旅立って、ほっと一息ついていると、日本からメールが来て、また色々な指示をされます。今週の月曜日など、出社したら、届いていたほとんどのメールが社長からでした。そして今日、早速社長から呼び出しの電話がかかってきました。社長室へ行くと、またこれをしろ、あれをしろといくつも仕事を命じられました。ミーティングが終わって、部屋を出ようとした私に社長がいきなり「そういえば、いつ日本に行くんだっけ?」と聞いてきました。「3月末から4月の頭ですけど」と答えると、「延長する気ない?」と社長。4月中旬に日本で展示会があり、わが社の代理店も出展します。その展示会に行ってくるようにと言うのです。ああ、また始まった…。社長はものすごくケチで、節約できるところはとことん節約するのです。私が日本にいるのを利用しない手はない、ってところでしょう。日程を調べると、展示会は12日から15日。私たちは14日の朝、ハネムーンから戻ってきて、15日は最後の買い物や荷造りをして、16日の朝早く、ドイツへ発つことになっていました。展示会へ行くとなると、日本最後の日を丸1日つぶさなければなりません。帰宅後、彼と相談し、仕方なくハネムーンから1日早く戻ることにしました。13日帰国、14日に仕事(展示会)でないときついからです。彼には当然、「その分日本最後の日はおいしいものを食べさせてくれるんだろうね~」と言われるし、散々です。私だって好きで仕事をするわけじゃないのに!「社長に理由を話せば、最終日に旦那さんとおいしいものでも食べなさいって、その分のお金くらいくれるよ」とも…。そんな気の利く、気前のいい社長だったら、とっくに自分から言い出しているはず。とっても楽しみだったせっかくのハネムーンも、帰ってきたら仕事かと思うと…かなり気がめいります。これもサラリーマンの宿命ですね…くすん。
2006年01月27日
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天気予報が当たって、朝起きたら一面真っ白でした。冬はこれがあるから大変です。車も真っ白、フロントガラスも凍っているので、早く起きなければなりません。車を出せるようになるまでに時間がかかるからです。フロントガラスの氷をがりがりこそぎ落としていると、ごみを捨てにきた近所の人が「今日は気をつけて運転してね」と声をかけてくれました。そういえば、日本で雪が降ったりすると、父親はお湯を沸かしてフロントガラスにじょぼじょぼかけてましたが、こちらの人はしませんね~。みんな、プラスチックのへらのようなものでがりがりやっています。通勤ルートのほとんどは高速道路(アウトバーン)なので、それほど心配はしていませんでした。高速はさすがにすぐに除雪車が出て、塩をまいてくれるからです。今朝も家の近くと会社の近くだけ気をつければ大丈夫だろうと高をくくっていたら、最後にのった高速が全く除雪されてなくてあせりました。新しいタイヤを買っておいて、よかった・・・。うちの会社は、大きな芝生の空き地(?)があり、ちょっとした動物園状態です。野生のウサギが沢山住んでいて、キツツキや名前の分からない野鳥なんかもいます。野生の雉もよく歩き回っています。これらの動物に加え、以前は番犬にシェパードがいました。お散歩に行く彼女に出くわしたら撫ぜてあげるのが楽しみだったんですが、新しいセキュリティシステムを導入すると言うことで、お役ごめんになってしまいました。社員の一人が引き取って、今は室内で悠々自適に暮らしているようです。窓の外を跳ね回るウサギを眺めるのが、仕事中の私の和みタイム。今度、もう少し広いマイホームに引っ越したら、2匹目の猫を飼おうか、それとも他の動物にしようかと思案中です。
2006年01月26日
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今日は公証人の立会いの下、アパートを売る人と会うそうです。一応、約束の時間を私が帰宅している時間以降にしてくれたので、その点では「よしよし」なのですが…。私は正直、今日そこで何をするのか全く何にも分かっていませんでした。公証人が来ると言うことは、おそらく契約書の確認をするのかな、とは思っていましたが。普段は時間にとってもルーズな彼が、約束の時間10分前になったら「早く支度をしろ」とか言い出しました。支度と言ったって、私は仕事から戻ったばかりなので、靴を履いてコートを着ればすぐに出られます。それに、売り手のおうちはうちの隣の隣なんですから、歩いて1分もかかりません。おうちに入ると、もう全員揃っていました。公証人が来るというのは、聞き間違いだったらしく、売り手のご夫婦と、不動産屋から2名来ていて、合計6人でした。どうやら、公証人のところへ行く前に、契約書の雛形を確認するための集まりのようです。ふと見ると、みんな契約書のコピーを持っています。隣に座っている彼も例外ではなく、しかもよくよく見れば、あちこちにアンダーラインがひいてあったり、クエスチョンマークが書いてあったり。「ええ~っ、いつの間に?」って感じです。どうせ私はドイツの法律なんてよく知らないし、専門用語だらけの契約書だって、読んだだけでは理解できないでしょう。でも、なんだか腑に落ちない気分になってしまいました。私も当事者なのに、はなから無視されているような感じでは、気分悪いですよね。まさか、「お金だけ出してくれれば後は関係ない」とか思っているわけではないんでしょうが。何より、彼が別人のようにてきぱきしているのがむかつく!!のです(苦笑)。普段、私が何か用事を頼んでも、一度でしてくれることなどめったにありません。彼、めちゃくちゃ腰が重く、おまけに忘れっぽいんです。結局、私が何十回も同じことを言う羽目になり、彼は何度も同じことを聞かされてそのたびに切れて、けんかです。それなのに、不動産を買うとなったら、何でも率先してやっているし、時間にも正確だし…。他のことも同じようにやってくれたら、嬉しいんだけどな。家に帰ってきてから、何気なくつけたテレビで、グリーンランドのドキュメント番組をやっていました。ある家族を中心に、グリーンランドのイヌイットの生活をレポートしていたのです。その家族にはトーマスという男の子がいて、お母さんの食事の支度を手伝ったり、お父さんの狩を手伝ったり、とても健気でかわいい子でした。グリーンランドでは、15~16歳の子の自殺がとても多いんだそうです。ある日突然、誰に何も言わず、書置きも残さず、自ら命を絶ってしまうんだとか。番組中にお葬式の様子も、2~3度写されました。そして、番組の最後の方のナレーションに衝撃を受けました。番組を撮影して1~2ヵ月後にトーマスのご両親から連絡があり、トーマスも死んだそうです、と言うのです。それもさらっと。一瞬、自分が聞き間違えたのかと思いました。「知る」っていうことは、残酷なことですよね。その部族の80歳を過ぎた長老が言ってたのですが、「昔はもっとひどい生活だった。今の子供達はテレビもあるし、学校もあるし、幸せだ」と。でも、それは違うと思うんですよ。家にテレビがなければ、きっとトーマスは自殺しなくても済んだんじゃないかと思うんです。彼らは普段は魚を食べて生活していて、肉と言えばアザラシの肉しかない。冬に肉がなくなると、凍った海の上を何百キロも犬ぞりで走って、命がけでアザラシ狩りに行くんです。そうしてまた戻ってきて、何日か経って肉がなくなると狩に行く…その繰り返しです。テレビを見れば、同年代の子達がもっと楽をして生きている。おいしそうなものも沢山あって、楽しそうな場所も沢山あって。でも、自分はグリーンランドから出ることが出来ない。将来は、お父さんのようにハンターになるしかないんです。お父さんと近所の叔父さんとアザラシ狩りに行き、鉄砲を撃って的を外した時、「良いハンターになれないぞ」とからかわれた時に、彼が見せた笑顔が目の裏に焼きついて離れません。
2006年01月25日
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ロシアを襲った大寒波が、東から西へ移動したようです。先週末から今週にかけて、ポーランドで沢山の人が亡くなったらしいけれど、ついにドイツでも死者が出ました。今朝の出勤時の気温はマイナス7度。まあ平年並みといってしまえばそれまでの寒さだけれど、今までわりと暖かかったので、これでも結構こたえます。でも、私たちが住んでいる西の方は、ずいぶんましです。東の方や南部では、マイナス20~35度を記録しています。ドイツ人と結婚して今ミュンヘンに住んでいる私の親友は、先週末ドイツへ帰ってきたばかり。アメリカに里帰りして、ついでにジャマイカでバカンスを楽しんできたのです。ジャマイカとの気温差は、40度か、下手したら50度くらいあるのではないかしら?体調を崩したりしないよう、祈るばかりです。別の親友はフィンランドに住んでいるので、本来ならこちらの方が心配ですが、彼は今ブラジルでバカンス中。こちらは逆に、ラッキーでしたね。バカンスと言えば、私たちのハネムーン問題。心はもう南国に飛んでいるのですが、行き先はまだ決まっておりません…。実は私たち、知り合ってからまだ一度も一緒にバカンスらしいバカンスをした事がないのです。今まで一緒にした旅行は、どちらかと言うと必要に迫られてのものばかりでした。去年の春、入籍しようとしてから実際に入籍するまで3ヶ月以上かかり、それから4ヶ月してドイツで式と披露宴をしました。ゆっくり一息つく間もなく、今度は日本でお披露目パーティーです。こうして、私たちの結婚は1年がかりの大プロジェクトとなってしまいました。ハネムーンはその締めくくり、力が入ります。そして、今までのストレスを癒すため、のんびりしたい!海がきれいで、食べ物がおいしいところで!!というのが私たちの希望です。日本からハネムーンに行くので、アジアのどこかにしようというのはすぐに決まりました。はじめは、私が見つけた、中国の最南端の島に行くつもりでした。写真を見ると、海もとってもきれいだし、よさそうなホテルも沢山あるし、食事もおいしそう。しかも、中国と言うことは、物価も安いだろうから、他の場所よりも少ないお金で良いホテルに泊まれるのでは?と考えたのです。あまり他の人が行ったという話も聞かないし、彼もすぐに乗り気になりました。それで、その島に決めたのはいいのですが、思っていたより高いのです…。まだあまりメジャーじゃないせいか、フライト料金も高く、ツアーを利用するにも数も少ないんです。おまけに、中国一のビーチリゾートとあって、ホテルの値段もしっかり観光客向け。これではあまりメリットがないということで、一度白紙に戻しました。今は別の2つの島で、どちらにするか迷い中。1つはビーチのほかにも山やジャングルなどがあり、結構活動的に楽しめそうな場所。もう1つは、きれいで静かなビーチが売り物で、のんびりするには最適といった場所。どちらもツアーの料金はほぼ一緒、ホテルのレベルもあまり変わりません。ハネムーンの行き先として、皆さんならどちらを選びますか?
2006年01月24日
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初めて王子とご対面した時、王子はまだ生後4~5週間でした。まだ乳離れもしていなくて、一人ではご飯を食べられないとのことでした。ちゃんと一人でご飯を食べられるようになってから里子に出しますと言われ、その日はそのまま帰りました。その後、しばらくは王子の名前を考えたりして過ごしました。男の子ならアッシュ(<灰色なので)、女の子ならルル(<単なるひらめき)にしようと決めました。やっと里子に出してもらえる日が近づいてきましたが、私は体調を崩して会社を休んでいました。受け取りには、里親さんの会社の同僚である私の友人である人が代わりに行ってくれました。その同僚の奥さんは、別れがつらくて号泣したそうです。どうもこの家族の感覚はずれていると思うのは私だけでしょうか・・・?里子に貰ってもらえて、おじいさんに処分されなくて済むんですから、うれし泣きと言うならまだ分かりますが。里子に出すのがつらければ自分の家で飼えばいいし、そもそも処分したり里子に出したりするのが嫌ならば、避妊手術をすればいいんですよね(怒)。とにかく、こうしてある初夏の日、王子は我が家にやってきました。家から出られない私のために、友人はトイレやトランスポーター、ご飯や猫用ミルクなんかも買ってきてくれました。もう生後2ヶ月ほどになっていましたが、まだまだちいちゃなちいちゃな王子。まだまだお母さんが恋しいでしょうに、ほとんど泣き喚いたりすることもなく、自分の運命を受け入れたようでした。しかも、ちゃんと来た当日から、自分でトイレを探してちゃんとそこで用を足してくれました。でも、知らない場所が怖いのか、ソファベッドの下に隠れてしまい、第1日目はほとんどの時間をそこで過ごしていました。2~3日目に、獣医さんに連れて行き、健康診断をしてもらうことにしました。こちらでは動物のパス(身分証明書?)もあり、それを貰う必要もありました。受付で「猫ちゃんのお名前は?」と聞かれ、一瞬固まってしまいました。まだ小さすぎて、男の子か女の子か、はっきり分からなかったのです。なんとなく女の子だろうと思っていた私は、とっさに「ルルです」と答えていました。が、診察の結果、男の子であることが判明!でも、もうパスにしっかりお名前が書かれているので、変更ができません。こうして王子は女の子に間違えられるような名前になってしまいました。そして、2日目の夜。王子は自ら私のベッドに上がってきました。私の髪の毛をくしゃくしゃにしながら足を左右交互に動かして、ゴロゴロ言いながら私の耳を舐め始めました。お母さんが恋しいんだろうなと思い、そのままにしておきました。その日以来、王子は毎晩必ず私と一緒に寝ています。そして、私の耳を舐める癖も相変わらずです。実は、王子というのはニックネーム「耳舐め王子」から来ているんでした(笑)。
2006年01月23日
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今日は教会でコンサートがあり、演奏してきました。クリスマス前からずっと飾ってあった、キリスト降誕図の飾り物等をしまうので、お別れ会です。私はてっきり主に子供達が集まる行事かと思っていたのですが、きちんとした礼拝のようでした。が、いざ始まってみたら、礼拝でもなくコンサートだったのでびっくりしました。誰もコンサートだなんて言っていなかったし、前回の練習に参加したのは4人だけ。今日は一応、練習を休んでいた人も二人来て、6人での演奏でしたが…。いくらお金を取らないコンサートとはいえ、こんな風でいいのか?うちの楽団…。一番前の方の席に、義理のお母さんが座っていてびっくりしました。義理の両親はかなり頻繁に教会に行っているので、単なる偶然かと思っていたら、新聞で私達の楽団が演奏することを知って、聴きに来たのだそうです。演奏を終えて挨拶しに行ったら、満面の笑顔で手を差し出して「おめでとう!!」と言うのです。何のことかと思えば、例の物件が買えることになったことでした。「こんなに嬉しかったことはもう何年もなかった」と上機嫌です。(<私たちの結婚はそれほど嬉しくなかったわけね・・・)それを聞いて、「やっぱり私達の決断は間違っていなかった」と私も嬉しくなりました。お母さんは車で来ていたので、帰りに家まで送ってもらいました。少しうちに上がっていきませんかと言ったら、ついてきました。しばらく彼と話してから帰っていきましたが、アパートについての話で盛り上がっていたみたいです。私は途中で友達から電話がかかってきておしゃべりをしていたので、彼らの話の内容は聞こえませんでした。しばらくしてから、また私の「罪悪感その他の複雑な感情」がむくむくとわきあがってきてしまいました。「彼のご両親が、自分たちの家のすぐ近くに私達が住むことになって、ものすごく喜んでいた」とうちの親に話したら、どんな気持ちになるだろうと考えてしまったのです。父親は結婚前に「これからは彼のご両親を自分の両親と思って大事にしなさい」と言ったくらいなので、本音は分からないけど、きっと喜んでくれるでしょう。が、母親はどうかと考えると、正直「話せないな」と思いました。私の叔母(母の妹)は子供が3人全員近くに住んでいて、しょっちゅう食事やショッピングに一緒に出かけています。それを見聞きするたびに母親はさびしい思いをし、うらやましく思っているみたいなのです。メールに、私がもっと近くに住んでたら・・・と書いてくる回数も段々増えてきました。私が日本にいなくて、いつもさびしがっている母親に、「彼のご両親がすごく喜んでいる」と伝えるのは、残酷ですよね…。ただでさえ、いつもブルーになる日曜日の晩(<翌朝仕事なので)、この一件でますます落ち込んでしまいました。おまけに、ついため息をついてしまい、彼に理由を聞かれてしまいました。本当の理由は彼にも言えず、「明日出勤なのが憂鬱」とか「ドイツの冬は暗くて寒くて長いから嫌」とか適当なことを言っていたら、喧嘩になっちゃいました。私はいつもネガティブなことばかり言うとか、ドイツの天候とかは(結婚前から)ずっと分かっていたことだろうとか…。あ~、やっぱり色々複雑です!!
2006年01月23日
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今日は今年初めて美容院に行ってきました。髪をいじられるのが大好きな私は、美容院も大好き。私は日本人経営の美容院に通っています。でも、日本人の美容院て、ドイツの美容院に比べてかなりお高いのです。以前、もっと収入があった時期に知り合いに教えてもらった美容院で、本当は今の私の収入では、ちょっと贅沢なのかも。でも、ここに通うのがやめられない私。担当の人が同年代で、話があっておしゃべりが楽しく、ストレス解消になるのです♪さらに、この方、マッサージがとってもお上手!なのです。実は、マッサージに惹かれて通っている私なのでした。ドイツの美容院では、マッサージなんてしてくれませんもの。髪を切ってすっきりした後、向かった先はオフ会です。実は、日独カップルのサークルが存在しているのです。誰かが掲示板に日独間の国際結婚について質問したのがきっかけで、「そういえば国際結婚のグループってないですね。では作りますか?」と言う感じで誕生しました。日独カップルは町でも結構見かけるし、沢山いるはずなのに、なかなか知り合う機会がなかったのですね。このサークルのおかげで、似たような境遇の方々と知り合うことが出来、とっても心強いです。サークルのメンバーには旦那さんがドイツ人ではない人たちもいるんですが、ドイツ在住の国際結婚カップルと言うことで、全然問題なしです。みんな、似たような問題や悩みを抱えていて、話が尽きることがありません。でも、私は今、ちょっとだけ不安なのです。サークルのメンバーがこのところ次々と妊娠・出産をしていて、メンバーの中で子供をいない人がどんどん少なくなっているからです。このまま行くと、子供がいないのはいずれは私一人になってしまいそう…。みんな、どんどん育児に忙しくなって、今までのように集まったり出来なくなってしまうのでは・・・。なんとか集まれたとしても、子供関係の情報交換の場になって、私は話の輪に入れず、取り残されてしまうんじゃないかとか考えてしまいます。このところ、私の周りにいた結婚しそうもなかった友人たちもどんどん結婚して、未婚の友人がほぼいなくなりました。また、ずっと「子供なんて絶対欲しくない」と言っていた友人たちも、一生懸命子供を育てています。何だかんだいって、みんな結局は結婚し、子供を持って、家を買って…と絵に描いたような家庭を築いていくのですよね。そして、これは女性の場合ですが、旦那さんの仕事の都合で引っ越してしまったり、出産すると、急に疎遠になってしまう人が多いように見受けられます。もちろん、育児って24時間労働で、体力も気力もすっごく必要で、メールや電話なんてしていられないのでしょうけど・・・。理性ではそう分かっていても、急に連絡が途絶えたりすると、さびしくなってしまいます。子供がいない人は、そういう人と友達になるしかないのかしら…?
2006年01月21日
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有給中の彼ですが、今日は少し仕事をしなければならないことになっていました。数時間でかけて、お客様のところでプレゼンをやってきたとのこと。とてもうまくいき、大絶賛されたとかで上機嫌で私の会社に電話をかけてきました。私が帰宅してからも機嫌が良く、夕方になると「今日はステーキを食べに行こう!」と言い出しました。「何かお祝い後とあったっけ?」と聞くと、「今日はお祝いしたい気分なんだ♪」と彼。それではと出かけることにしました。彼はずーっと以前から、近郊のW市においしいステーキレストランがあると何度も言っていましたが、実際に連れて行ってもらったことは一度もありませんでした。ついにその幻のステーキが食べられる日が来たのです!胸を躍らせ、車に乗るっていましたが、時間がどんどんたっていきます。30分ほどで着くと思っていたのに、かかった時間は約1時間半。私たちの住んでいる州をほぼ横断したことになります。彼はここまで車を飛ばしてくる価値があるほどおいしいステーキなんだと力説します。ますます私の期待は膨らむばかり。やっと目的地に着いたのですが、なんだか様子がおかしいのです。営業中にしては暗くて、一目見てお休みだと思いました。¥が、よくよく見たら、中の電気はついているのです。窓のカーテンが閉まっているので、暗く見えたんでした。でも、入り口とかも暗いし、もしかしたら今日は貸切かも…。そこで、彼が様子を見に行ってくれました。彼がいない間、車の中から見渡すと、看板が出ていました。「シーザーパレス」と大きく書かれ、その下にインターネットアドレスも。ステーキレストランにしては、ちょっと変な名前と思いましたが、別の箇所には「サラダ&ステーキ」と言う看板も。もしかして、私の大好きなシーザーサラダが名物?とまた期待が高まります。しばらくして、彼が戻ってきて、「ここはスウィンガークラブに変わったみたい」と言います。スウィンガークラブってジャズバーのこと?と聞く私に彼はびっくり。「スウィンガークラブを知らないの?!」と聞かれても、見たことも聞いたこともありません。彼いわく「飲んだり食べたりもできて、男女がお知り合いになれて、気に入った人ととっかえひっかえそこら辺で寝る所」とか言うではないですか!!そんな、中世の仮面舞踏会(<って全然良く知りませんが)のようなところがドイツにあるなんて!しかも利用している人がいるだなんて(<よく見たら、別の場所に新しい入り口があり、その前にたむろしている人が数人いた)…!!ひらめ、大ショ~ック!!!!!でした。その後、私たちは空き腹を抱え、別のレストランを目指すことに。彼はしばらく考えてから、隣のB市にもステーキレストランがあるから、そこへ行こうと言い出しました。「そこまでどれくらい時間かかる?」「10分…いや15分あれば絶対!」「それならなんとかOK」という会話の後、車を走らせること30分以上…。やっと違うレストランだけど、ステーキにありつきました。すっかりおなかがすきすぎて気持ち悪くなった私に対し、彼は肉を口に入れるたびに至福の笑みを浮かべるのでした。
2006年01月20日
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ある春の日、当時入っていた楽団の友達が、自分の同僚が困っており、私の手助けを必要としている、と言いました。その同僚は私が助けてあげたらとっても喜ぶし、私もきっと楽しいはず、と彼は言います。私はきっと日本語を教えて欲しいとか、何かを翻訳して欲しいとか、そんなところだろうと思い、承諾しました。しばらくして、その同僚の家に連れて行かれました。そこで私が見たものは・・・7~8匹の子猫でした。そのうちでは猫を飼っていて、避妊手術をしていないため、ほぼ毎年何匹も子猫が生まれ、困っているとのこと。(<ならなぜ手術をしない?)だんだん里親も見つからなくなってきて、引き取り手が見つからなかった子猫たちは、その家のおじいさんが川に連れて行って溺死させると言うではないですか!!(<そんな残酷なことをするくらいなら、なぜ手術をしない???)私はもちろん、引き取ることにしました。みんな引き取ってあげたかったけど、アパート住まいの私には1匹しか考えられませんでした。今になって思えば、そのアパートは後に引っ越すことになるアパートよりずっと広かったし、2匹引き取ってあげればよかったのですが・・・。そのうち、私がまず惹かれた三毛の子は、もう行き先が決まっているとのことでした。次に惹かれたのは白黒ぶちの子と、全身グレーの子。どちらにするか決めかねて、一匹ずつ抱っこしてみたら、グレーの子は私の胸元にしがみついて離れようとしないのです。そんなにうちの子になりたいのかと、この子を引き取ることに決めました。こうして私は王子と出会いました。そんな王子も、今では立派な成人(成猫)になりました。高貴な血が混じっているのか、お食事やおトイレにはとってもうるさいです。今使っている猫砂は、お試しで買ってきたらとても優れもので気に入って、それ以来ずっと使っています。優れものすぎてトイレがほとんどにおわないので、時々トイレをきれいにするのを忘れてしまいます。今日もトイレを掃除し始めたら、思った以上に汚れておりました。王子様はきれい好きですので、トイレが汚いのを非常に嫌います。ので、トイレがきれいになるまで、我慢しているらしいんですね~。必然的に、私が掃除を終えるとすぐ、もしくは掃除をしている最中に用を足しに来ることが多々あります。で、今日も私が掃除をしているとやってきて、おもむろにしゃがむではないですか。が、王子、今しゃがまれた場所には全く猫砂がないんですけど…。と言いたい私の心知らず、王子はその場所でなさいました。砂がないので、当然吸い込まれず、トイレの底を流れて王子のおみ足を汚しております。王子は全く気づく様子がありません。仕方ないので王子の足元に砂をかけ、それから濡れた足を拭こうとしたら、嫌がって逃げてしまわれました。その後には、砂まみれのぬれた足跡が点々と・・・(涙)。でも、かわいいから許す!
2006年01月19日
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この3日間、ずーっと頭痛がしていて、体調いまいちです。偏頭痛の発作には至っていないのが救いだけれど、つらい…。多分、一日中PCに向かっているので、肩こりが原因だと思うのですが、こちらの人はあまり肩凝ったりしないんでしょうか?会社にいても、「肩こりがつらい」とか言う人はいないですし、町にもマッサージサロンとか皆無ですし…不思議。うちの旦那さんはなんと、肩こりも頭痛も知らない人なんです。頭痛を知らない人って、考えられます?年に数回、ひどい偏頭痛に苦しめられる私は、あまりの驚きに言葉を失ってしまいましたよ。飲みすぎたりした時も頭痛しないのか、いまだ謎なんですが。二日酔いにはなるみたいなんですけど…。でも、彼は自分の健康を過信していると私は思ってます。確かに大病はしたことないみたいだし、めったに風邪とかもひかないけど、人間30年も40年も生きていたら、どうしたってガタが来ますよね?おまけに、彼の生活はとっても不規則で不健康…。ドイツには会社で健康診断、なんて親切なシステムはありませんので、自分で管理するしかありません。私としては、せめて1~2年に1度は健康診断を受けて欲しい!!絶対私より長生きすると約束したからには、もっと健康に気を配って欲しいのです。ところで、アパートを買うことには決めましたが、私はまだ全く実感がありません。もう後戻りできないと思うと、ちょっと不安になりますが、売ろうと思えばいつでも売れる物件なので、あまり深く考えないようにしています。が、彼の方が「不動産持ち」になるにあたって、色々と決心したようなのです。「自分がこれからすること」を3つ、大宣言しました。その中で私が一番嬉しかったことは、今年日本に行くまでにタバコをやめると宣言したことです。前から家を買うなら節約を兼ねてタバコをやめること、と約束していましたが、本気で取り組んでくれるとは・・・。金曜日に薬局へ行って相談してくると言うので、どうせなら医者へ行って健康診断をしてもらって、その時に医者に相談した方がいいんじゃない?(<知能犯ですね~)と言いました。これで医者にも行ってくれれば、万々歳です。今、気がかりなのはハネムーンの行き先のみ。これがかなり別の意味で頭が痛い!もしかして、このストレスも実際の頭痛に関係しているのかも…。
2006年01月18日
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またまた例のアパートのお話です。二人で見に行った後、色々話をして、私にとっては長所より短所が多いような気がしました。そして、彼も私の冷静な(?)意見を聞いて、大分熱も冷めてきた様子。私が考えるこの物件の長所は以下の通り:・ 環境(エリア)がとても良い(=将来売る時売りやすい)・ アパート自体の価格がお手ごろ・ 入居できるまでにまだ間がある・ 運送屋さんが必要ない(すぐ隣だから(笑))・ 専用ガレージがついているそして短所:・ キッチンと現ダイニングルーム、バスルーム要改築・ キッチンが狭い・ バスルームが狭く、窓がない・ 床がフローリングではない・ 収納スペースがない・ アパート内に洗濯機を置く場所がない・ 築30年・ 「ここに住みたい!」という感情が湧かない・ 彼の実家に近すぎる!!でも、本当にエリアは申し分なく、学校・駅・商店街が全て徒歩5~10分以内にあり、それなのに閑静な住宅街なので、とても人気があるようです。実際、彼が不動産屋さんと最初に見に行った時も、彼の前にも見に来ている人がいて、彼の次にもすぐ見に来る人がいて、とひっきりなしだったとか。売れるのは時間の問題と言うことで、彼は「明日返事します」と言ってしまったのです!!けれど、一緒に話をした時の雰囲気では、彼も買う気が大分なくなっているように見受けられました。そして今日の朝、私が出かける時彼はまだベッドの中だったので、「何かあったら電話して」と言って出勤しました。その時、私は今日はまだ買うかどうかの決定を下さないだろうと思っていたのです。昼休みが始まる12時ちょうどくらいに早速彼から電話です。「決めたの?」というと、やはり彼は買いたいと言うではないですか!これには正直、ちょっとびっくり。彼も少し様子を見ようという態度だったのに…。私の返事(YesかNoか)が聞きたいと迫られ、多分買わないだろうと思い込んでいたので、戸惑ってしまいました。そんなに急に言われても返事が出来ないから、昼食を取ってから電話すると言いました。うちの会社は携帯電話の使用が禁止されているので、普段は外で電話をするのですが、今日は雨が降っていたので自分のオフィスからかけました。彼はどうしてこのアパートを買うべきか熱弁を古い、私の返事を迫ります。そうこうしているうちに20分、30分と時間は経ち、仕事場にいる私は気が気でなくなってきました。結局、「買いたいなら買えば?」と言って、仕事だからと電話を切ってしまいました。すると、普段は「会社の携帯だから」と言ってSMSを送るのを嫌がるくせに、何度も何度もSMSを送ってきます。私のはっきりした返事が聞きたいと言うのです。段々イライラしてきて、もう勝手にしてくれとなげやりになってしまいました。彼はYesかNoかもう少し時間が必要の3つしか選択肢はないだろうと何度も言ってきます。が、もし「もう少し待って欲しい」と言って、アパートが売れてしまった場合、一生うらまれそうな雰囲気です。それに、少し待ったからと言って、今気に入っていないアパートが気に入るようになるわけでもありません。私としては、「買うこと自体にはYes,でもアパートは気に入らない」だったんです。でも、彼は私の条件付きのYesでもYesはYesということで、不動産屋に電話して、購入の意思を伝えてしまっていました。もう後戻りは出来ません・・・!!結局、私は折れてしまい、どうしても欲しいなら買えばいいよと言ってしまいました。決め手は、無理して高い一軒家を買い、毎月払うローンの負担を大きくするよりは、安い物件を買ってその分旅行に行きたいと思ったから。私達は多分子供を持たないし、広いおうちは必要ありません。そして、二人とも旅行が好きで、まだまだ行ってみたい国が沢山あります。年に最低一度は日本にも帰りたいし…。それに、要はアパートや家は単なる入れ物ですものね。どんなに素晴らしい豪邸でも、中に住んでいる人が幸せだとは限らないし。せいぜい自分の気に入った家具等を揃えて、居心地のいいマイホームを作りたいと思います。
2006年01月17日
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今日は例のマイホーム候補のアパートを見に行ってきました。彼はなるべく早いアポイントメントをゲットしようと必至だったらしく、お昼過ぎの時間に約束してしまいました。彼は有給なので良いけれど、私は仕事なので、一緒に行くことが出来ません。見に行ってきたら、すぐに電話してと言い置いて、出勤しました。1時半過ぎ、彼から電話がかかってきました。結構興奮していて、アパートの長所を次々と並べていきます。とっても広いリビングで、すごくきれいでもモダンなバスルームで、キッチンの隣に広くて素敵なダイニングがあって、キッチンはパイン材のすごく良いもので・・・と言う感じです。でも、ちょっと待った!このアパートは、1階と2階に別れています。彼が説明しているのは、2階の部分。1階部分には、小さめの部屋が2つと、ゲスト用トイレしかないのは分かっています。ということは、私たちの寝室がない・・・。部屋数が少なければ、いくらアパートが広くてもあまり意味を成しません。私達は必要最低限の部屋(=リビング、キッチン、バスルーム、寝室)の他に、それぞれが1つずつ部屋を持ちたいと言う希望を持っています。彼の仕事の関係で、自宅がオフィス兼であるため、彼は仕事部屋が必要だし、私も持ち物(主に本・CD)がかなり多いため、それらをまとめて置ける自分の部屋が欲しいのです。彼はアパートがかなり気に入ったらしく、「買いたいの?」と聞くと「買いたい!」と即答です。でも、彼の説明を聞く限り、その間取りでは問題がありそうだと思いました。ともかく、私も実物を見ていないので、なんとも言えないのです。すると「そう言うと思ったよ」と、今日の晩に私を連れてもう一度伺う約束を取り付けたとの事。で、改めて二人で見に行ってきました。確かにリビングはとっても広々しています。そして、キッチンと、その隣にあるダイニングも良い感じです。が、私たちにはこんなに広いダイニングルームは必要ありません。良く聞いたら、元々主寝室だった部屋をダイニングルームに改築してしまったそうなのです…。以前は子供達も一緒に住んでいたので、1回の2部屋を子供部屋に使い、上の主寝室は両親の寝室として使っていたそうなのですが、子供が大きくなって出て行ったので、自分達の寝室を下に移したんだとか。でも、私たちにとっては下の部屋は狭すぎます。そこを買うことにするならば、キッチン・ダイニング・バスルームを改築する必要があります。そのアパートは確かにお買い得ではあります。エリアの割りに値段が低く、私たちが将来売る時も問題なく売れると思います。が、この改築にどれくらい費用がかかるのかが問題で…。計算してみたら、アパート+改築費用の合計で、ちょっとした一軒家が買えそうな雰囲気なのです。かといって、すぐに同じような条件の物件が出るとも限らない…。あー、迷います。でも、正直言って、そのアパートに入った途端、「ここに住めるんだ~!嬉しい!!」と言うような気持ちが湧かなかったんです。なぜかと言われても理論立てて説明することは出来ませんが、こういう勘って結構重要かもしれませんよね。理屈っぽくて議論好きな旦那には理解できないかも知れませんけどね…。
2006年01月16日
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ドイツ人に「日曜日は何をしていますか?」と聞いたら、ほとんどの人が散歩・ハイキングとこたえると思います。ドイツ人は本当に歩くこと、そして「新鮮な空気」が大好きです。会社でも、ドイツ人はどんなに寒くても必ず「新鮮な空気」を求めてしょっちゅう窓を開けます。でも、ドイツ人が日曜日に散歩をして過ごす本当の理由は、他にすることがないから!と私は考えています。日曜日は安息日ですから、基本的には働いてはいけないので、掃除等をすることも出来ません(<家の中でこっそり音を立てない家事をすることは可能ですが)。日本だったら、それならばショッピングにでも、と言うところでしょう。しかし!ドイツでは、全てのお店が日曜日はお休みなのです。** 厳密に言えば、最近はガソリンスタンドにもちょっとした物は売っているし、駅の中のお店は開いています。最近は大きな駅の中にはドラッグストアやスーパーも入っているので、日曜日だからまったく日用品が手に入らないと言うことはありません。私たちも今日、天気が良かったので散歩に行こうかという事になったのですが、おなじみの近所の散歩コースに行く気分ではありませんでした。すると彼が「今日はフリーマーケットはやってないの?」と聞いてきたのです。普段は私とフリーマーケットに行くのは嫌がるくせに、自分が明日から休み(去年の残りの有給消化)のせいか、機嫌が良いみたいです(笑)。そこで、IKEAの駐車場で行われているフリーマーケットに出向きました。日曜日に散歩の次に人気があるのが、フリーマーケットかもしれません。なんとなく、日曜日に物が買えるというのが嬉しいのですよね。食べ物や飲み物のスタンドも出ているし、ちょっとしたお祭りのようなのです。今日のフリマはプロが多く、あまり私好みのものではありませんでした。フリマにも色々種類があり、私は素人がガラクタを並べているようなものが好きです。一番つまらないのが、今日のようにプロが多いマーケットです。プロと言っても、アンティーク屋さんのようなプロの方ではなく、普通のお店がスタンドを出しているようなプロの方です。そういうスタンドを出しているのはなぜかトルコ系の人が多く、はっきり言って質の悪そうな洋服やアクセサリー、シーツ類なんかを売っています。どこを除いても同じような品揃えだし、つまらないのです。私はフリマフリークというわけではなく、たまたまどこかで見かければ覗く程度です。が、学生時代の友人(イタリア人)の家に遊びに言って、彼女がフリーマーケットで手に入れた物を見せてもらい、面白そう!とはまってしまいました。彼女と私の共通の趣味は刺繍なんですが、今では手に入りにくい古い刺繍の本など、結構出ているらしいのです。また、彼女は今に大きな食器棚を置いていたのですが、その中に入っているディナーセット等もフリマでゲットしたというのです。廃業したホテルやレストランなどから出回ったものらしく、古くても質が良いものばかりなのです。また、日本のティーセットのアンティークなども割と手に入ります。昔、プレゼントか何かで貰ったものの価値も良く分からず、自分の趣味に合わないからと格安で売ってしまう人が結構いるみたいなのです。彼女から色々話を聞いているうちに、私もフリマで色々物色したくなり、一時は暇さえあればどこかのフリマに行ったこともありました。が、基本的にお金の話が苦手な私、上手に値切ることも出来ません。また、友人いわく、冬だろうが朝一に出かけ、出展者がスタンドに品物を並べ始めたらすぐに良いものに目をつけて交渉してしまうのがコツだそうです。つまり、普通の人が出かけてくる前に、プロや友人のようなフリマフリークが良い物は全てゲットしてしまうのです。私にはさほどの情熱もなく、そのうちフリマ熱も冷めてしまいました。今日は気温がとても低く、午後の一番温かい時間帯でもマイナス3度でした。そのせいか、開催時間は18時までにもかかわらず、15時過ぎに店じまいを始めている人も沢山いました。私たちも面白そうなスタンドがないのと、あまりにも寒いのとで、早々に引き上げてしまいました。収穫は、ギリシャのクレタ島直送と言う、オリーブオイル(もちろん新品!)。おいしいオリーブオイルを探していたので買ってみましたが、当たりだと良いな~。
2006年01月15日
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今日は彼とオペラ(ヴェルディの「リゴレット」)鑑賞。彼がクリスマスにチケットを2枚、プレゼントしてくれたのです。プレゼントと言えば、私は「個人的なもの」じゃないと嫌なタイプ。家で必要なものは、二人で選んで一緒に買う主義なのです。一番初めのクリスマス、彼にトースターとトーストをプレゼントされ、とっさに落胆の色を隠せなかった私。それ以来、彼は「プレゼントに迷ったらコンサート等のチケットが無難」と言うことを学習したようです。とにかく、このプレゼントはうれしかったです。私はなんと、生でオペラを見るのは初めて。が、いきなりはまりそうな感じです。オーケストラの生演奏に、豪華な背景・衣装、そして素晴らしい歌声。どの歌い手さんも声量がすごくて、圧倒されました。「こんな安いチケットで(<旦那、ごめん!)でこんな素晴らしいオペラが見られるなんて!!」と、ヨーロッパに住んでいる幸せをかみしめました。ところでその日、オーケストラは地元のプロオケだったのですが、とっても面白いものを見ました。トロンボーンの、普通まっすぐ前に伸びてスライドになっている部分が、垂直に床に降りていて、ピストンが付いているのです。多分、コントラバストロンボーンと言うものだと思うのですが、違うかな?とにかく、初めて見ましたが、やわらかくも輪郭のある太い音色でなかなか良い感じでした。さらに、よくよく見たら、その楽器を吹いているのはどうやら私の知り合い…。前に入っていた吹奏楽団のメンバーでした。彼はこのプロオケの団員なんですが、趣味で吹奏楽をやっているのです。私は事情があって、この楽団の練習にはもう1年以上参加していないので、ちょっと複雑な気分でした…。
2006年01月14日
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今日は待ちに待った金曜日!!先週ほど長くは感じなかったものの、やっぱり金曜日はうれしい。私はへたれ社会人(笑)なので、日曜日の午後、日が翳ってくるとだんだん憂鬱になります。日が暮れると「もう週末が終わっちゃうのか~」と気分が沈んできて、夜が更けるほどに「明日会社行くのやだな~」といやいや病になります。ドイツ企業で働いていて、一番うれしいのは、金曜日の終業が15時ということ。これだけは本当にうれしい♪次にうれしいことは、有給が年30日あること。ヨーロッパに来る前に勤めていた会社は劣悪な労働環境だったので、有給はなんと年7日しかありませんでした。しかも、病欠のときも有給を使わされるのです。ちょっとひどいインフルエンザにでもかかろうものなら、1年分の有給がパーですよ。ドイツでは、病気のときは医師が診断書に「この人は何日まで仕事ができません」と明記するので、病欠を有給から差し引かれることはありません。ところで、ドイツ人と日本人はよく似ていると言われます。特に、「時間に正確なところ」が似ているというのが通説ですが、私はこれに異を唱えたいと思います。ドイツ人と日本人では、基本的に考え方が違うようなのです。たとえば、私は音楽をやっていますが、楽団の練習が19時半からと言われれば、19時半から合奏ができる状態と理解します。19時半から合奏をするには、その前に自分でウォーミングアップする必要があります。つまり、19時半より前に練習場所に行っておこうと考えます。ところが、ドイツ人の場合、19時半から練習と言えば、その時間に建物に入っていれば良いんだろ?という感覚みたいです。これが職場でもそうなので、私は見ていてイライラしてしまいます。たとえば、私の同僚の女性たちを例に取りましょう。彼女たちは、8時始業で、8時ちょっと前に会社に入り、タイムカードを押します。で、席に着いて、メールを見たり周りの人とおしゃべりをしたりして、9時ごろからおもむろにデスクで朝食を取り始めます。ここがまた日本人と違うところ。私は8時始業なら、8時に仕事開始と理解するので、それに間に合うように早起きをして、家で朝食を食べてから出かけます。が、ドイツ人は、始業時間にタイムカードを押してデスクに着けば、その後何をしようが個人の勝手と思っているみたいです。さらにすごいのは昼休み。昼休み、彼女たちは連れ立って夕食の買い物に行くのです。うちの会社の昼休みは45分ですから、お店に行って買い物してくるだけで終わってしまいます。で、戻ってきてタイムカードを押した彼女たちが何をするかと言うと、またデスクで昼食を食べるんです!!馬鹿正直な日本人である私は、「これって許されるの?」と思ってしまいます。彼女たちにとっては、デスクに着いている時間=勤務時間なんでしょうね…。基本的に「郷に入れば郷に従え」をモットーにしている私ですが、会社のデスクで食事をとることだけはしないぞと心に誓っています…。
2006年01月13日
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私達は去年の10月に結婚式・披露宴をしました。事情があって、その前からもう同居いたので、私達が住んでいる町で結婚式を挙げました。ドイツでは、日本のいわゆる「結婚式場」というのはないのです。チャペルを併設している、ホテルと言うのも多分ないと思います。手取り足取りお世話をしてくださる担当者などもいないわけで、全部自分達でやらなければなりません。あ、もちろん、ウェディングサービス会社のようなものはあります。が、そういうところは費用も非常にお高く、利用するのは何百人も招待して披露宴をするようなお金持ちの方々です。普通の人(庶民?)はみな、自分達で全てやっているようです。私達二人も当然自分達で全て準備をしたのですが、これがなかなか大変でした。二人とも働いていることもあってなかなか時間が取れず、イライラして喧嘩になることもしょっちゅう。当日、その苦労が報われたので良かったけれど、もしも披露宴が失敗したりしていたら、離婚問題に発展したかも…。でも、このプロセスをまたやらなければならないんですよね~。彼は今住んでいる町で生まれ育ったので、家族はもちろん、ほとんどの親戚や友達もこのエリアに住んでいます。が、私はまだここに住み始めて2年ほど。私の友達のほとんどは別の国に住んでいるわけです。結婚することを告げたら、「必ず行くから!」と言っていた友人達も諸事情で来られなくなり、結局招待客のほとんどは彼のゲストになってしまいました。さびしかったけれど、これは仕方ないことですよね。日本の友達に出席してもらうことは、始めからほとんどあきらめていました。みんな仕事や家庭を持っているし、友達の結婚式のためにはるばるドイツまで来るなんて、大変でしょうから・・・。だけど、みんな「日本でもパーティー(披露宴)をやって!!」と言ってくれたので、必ずやるからと約束しました。そして、それを彼にも宣言し、承諾させました。というわけで、ドイツでの披露宴が彼のゲストばかりでも、じっと我慢したのです。約束のパーティーは今年の春を予定しています。お店も予約し、飛行機のチケットももう購入済み。今はインターネットと言うと~っても便利なものがあるので、本当に助かります。インターネットがなければ、ドイツから日本でするパーティーの準備をするなんて、ほぼ不可能。最近は国際電話も大分安くなりました。留学時代は、本当に用事があるときだけコレクトコールで実家に電話していたものですが、今はドイツから日本への国際電話が1分2~3セント。メールと電話があれば、大丈夫!と思っていましたが、これが想像以上に大変でした。まず、自分で動くことが出来ないし、時差の関係で電話をかけることもままなりません。高校時代の先輩と同級生に幹事をお願いし、その二人に私の代理をしてもらっていますが、二人とも仕事と家庭があるので、それほど無理は言えません。結局、場所もどこかの雑誌で見たか、前に友達に聞いたかしたレストランに決めてしまいました。インターネットで写真は見ましたが、もちろん下見もなしです。で、そのお店の担当者も色々忙しいと見えて、Faxを送ると言ってなかなか送ってこないし、メールで催促してもメールの返信も来ないし…。自分で出来ることはどんどんやってしまおうと思い、まず案内状を作ることに。カラープリンターで案内状や地図、出欠確認葉書等を印刷し、葉書の宛先は幹事とさせてもらうことにしました。そして、ふと気づいたのですが、葉書に貼る切手がない…。返信用の葉書に切手が張っていなかったら失礼だと思うのですが、ドイツで日本の切手など手に入るわけがありません。「皆さんごめんなさい!!」と誤りつつ、そのまま発送してしまいました。さらにさらに、服装やヘアメイクも問題なのでした。私達が日本でするのはあくまでも結婚お披露目パーティーで、披露宴ではありません。そのため、ウェディングドレスを着るつもりはなかったのですが、友人達は期待しているようなのです。そこであわててインターネットを見てみましたが、日本のレンタル料のなんと高いことか!!ウェディングドレスでなくても、カクテルドレスなら・・・と思いましたが、値段は大して変わりません。こっちで新品を買った方が安いくらいではないですか。でも、持って行くのは荷物になるし、2度と着ないことが分かっている物を買う気はしないし…。そして、ドレスを着るなら、ヘアメイクもそれなりにしなければと思い、こちらもインターネットで見てみましたが、こちらもお高~い!!日本のウェディング関連産業ははっきり言ってぼったくりですね。「おめでたいことですから」とか「一生に一度のことですから」と言えばなんでもまかり通ると思ったら大間違いだ!!(笑)。まあ、貧乏な庶民の負け惜しみなんですが。さらに、何よりも頭にくるのは、彼が日本語が全然出来ないこと!!!!!それをいいことに、日本でのパーティーに関しては一切ノータッチで、のほほ~んとしているのです。そんな彼を見ると、「何で私一人だけこんな苦労をしなければいけないの?」とムカッと来ることも…。そんなこんなで、まだまだ前途多難なのでした(涙)。
2006年01月12日
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昨日の晩は結局、彼とちょっと喧嘩してしまいました。例のマイホーム候補の隣のアパートのことで。彼と一緒に楽団に入ったものの、彼は仕事が不規則で帰宅が遅い日が多く、めったに練習に参加できません。昨日は今年初めての楽団の練習があったのに、私が帰宅してもまだ帰っていませんでした。やっぱり今日もまた帰りが遅いのかと思いつつ、携帯に電話をしてみたら、今家の前にいるとのこと。で、久しぶりに一緒に練習に行けると思ったのに、なんとなく態度が変なのです。聞いてみたら、例のアパートの件で前日に不動産屋に電話をしたのに、そっけなくあしらわれ、メールで電話番号を送っておいてくれと言われたからメールをしたのに、電話がかかってこなかったというのです。そして、自分から今日のお昼に電話をしたら、また担当者の態度が変だったとのこと。どうも自分たちにアパートを売りたくないみたいだとか言うではないですか。私が話を聞く限り、別に普通の態度だと思うのですが、どうも彼はどうしても買いたくなっているらしく、かなり過敏になっているようなのです。さらに、体調がよくないから今日は練習には行かないと言います。彼は元気だけがとりえ、自分の健康にはものすごく自信を持っていて、よほどのことでない限り、自分から具合が悪いだの言わない火とです。よっぽどアパートのこと、さらに不動産屋の態度が気になっているらしい様子。練習に一緒に行かないというので、私はちょっと機嫌が悪くなりました。もともとは、彼が一緒の楽団で演奏したいというからこの楽団に入ったのに、まじめに練習に行くのは私一人。怒り始めた私をを見て、去年から口をすっぱくして何度言ってもやらなかったお礼状書きを急に始めたりして…。結局、気分の悪いまま一人で出かけました。私が練習から帰ってきたら、なんとまだお礼状を書いている彼。書かなければいけないのは、確か3通だけだったはず。聞くと、お母さんと電話で話していたと言い、そうしている間にもまたお母さんから電話です。不動産屋の態度がおかしいと愚痴り、二人でそれに対する対策を練っていたようです。そんな風に、彼が一生懸命になればなるほど、冷めていく私…。自分がないがしろにされている感じがするのです。前日、彼が物件を見つけたときも、いの一番にお母さんに電話したこともあり、ついに切れてしまいました。「そんなに私じゃなくてお母さんとばかり相談するなら、お母さんと二人で買って、二人で住めば?」と言って、そこから喧嘩です。結局、私は自分がどうしたいのかまだわかりません。冷静に考えて、環境、エリアはとても良いと思うのです。将来売ることを考えたら、これ以上の条件は望めないと思うくらい。でも、突き詰めて考えていくと、やはり私はご両親の家のすぐ近くには住みたくないようなんです。わがままかもしれないけれど、それが自分の正直な気持ちです。家族・親戚・友達がみなこの近くに住んでいる彼に対する嫉妬と、自分の親に対する申し訳なさ、罪悪感が合わさって、自分で自分の気持ちをもてあましています。彼にとっては、私が特に理由もなく理不尽に購入を反対していると見えるのでしょうが、どうしようもないのです。ドイツでずっと暮らしていくことは覚悟したはずなのに、いざこの場所にずっと住むのかと思うと、とても憂鬱になるのです。彼はこの町で生まれて育ち、ほとんど他で暮らしたことがないので、私の気持ちはわからないでしょう。私が単にわがままを言って困らせていると感じていると思います。でも、正直、私はしょっちゅう心のどこかで「これは不公平だ」と感じている…。彼のことは本当に好きだし、ずっと側にいたいから結婚したのに、こんな風に感じるのはおかしいですよね。やはり、自分の親に対する負い目があるからなのでしょうか。同じような悩み、ジレンマを抱えている方の意見を聞いてみたいです。
2006年01月11日
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今日は私の入っているブラスアンサンブルの今年初の練習日でした。私と彼の共通の趣味に、トランペットがあります。この共通点が私達を結びつけたといっても過言ではありません。ただし、私達は楽団で知り合ったわけではないので、一緒に演奏したことがありませんでした。去年、秋に教会で結婚式を挙げることになり、8月に牧師さんが面接(家庭訪問?)にいらっしゃいました。普通はどうなのか良く知りませんが、私達の式を執り行ってくださった牧師さんは、私達の人となりを知りたいとおっしゃり、式の前に2~3度お話する時間を取ってくださったのです。初めての面接の時、私達が2人ともトランペットを吹くと言う話になり、牧師さんが教会のブラスアンサンブルに興味はないかと聞いてきました。毎週練習しているが、どうやらこの頃人員不足で、困っているらしいとの事です。私達は二人一緒に入れる団体を探していたので、喜んで練習を見学に行くことにしました。すると、牧師さんはその場でアンサンブルのリーダーに電話をし、話をつけてくださいました。早速、次の週の練習日に2人で出かけました。実はこのアンサンブルのことは、以前に彼のお母さんから聞いていました。ただ、私が入っていた楽団と練習日が同じだったため、行かれなかったのです。私は生まれてからの10年間、そして大学・大学院時代の数年を除き、常にどこかで吹奏楽をやってきました。楽器や規模が違っても、常に吹奏楽からは離れられなかったのです。ドイツでも苦労して吹奏楽団を見つけて入り、そこでずっと活動していたのですが、一昨年の12月にとある事件があり、それ以来その楽団は休団中です。つまり、去年の前半はずっと楽器から遠ざかっていたわけで、私も楽器を吹く機会に飢えていたのです。実際に練習に行ってみると、メンバーの方々はとても歓迎してくださいました。私達を除いて9名、毎回全員揃わないことを考えたら、ぎりぎりの人数でした。早速一緒に吹き始めましたが、私は重大なことを忘れていました。教会のブラスアンサンブルは、C-Durの楽譜を使用するのです!!楽器をやっていない方にとっては、何の話やらちんぷんかんぷんでしょう。吹奏楽では通常、それぞれの楽器に合わせて楽譜が書かれています。つまり、普通のトランペットはB♭ですので、楽譜もB♭で書かれていて、ようは楽器の「ドレミ」でそのまま演奏すれば良いのです。が、教会ではオルガンや合唱隊と演奏することが多いため、B♭ではなくCの楽譜を使うのです。B♭にすっかり慣れきっている吹奏楽人間の私にとって、これはつらいです。初見の楽譜をとっさに一音挙げて吹かなければならないのですから。意気込んで練習に参加した私達ですが、彼はいきなり脱落しました…。しばらく楽器から遠ざかっていたため、まず自分で練習しなければとてもついていかれないと言うのです。私も転調に戸惑い、7~8割しか吹くことが出来ませんでしたが、それ以来毎週練習に参加しています。今ではB♭の楽譜とすっかり同じように、とまでは行きませんが、Cの楽譜でも初見でなんとか吹けるようになりました。今までの人生、引越しが多く、あちこちの楽団に所属して来ましたが、この趣味がなかったら、知らない土地ですぐに友達が出来たかどうか…。たとえ言葉が通じなくても、音楽は世界共通ですから、ありがたいですよね。トランペットは体力が許す限り、ず~っと続けていきたいです。
2006年01月10日
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時々友人・知人に聞かれる質問に、「ドイツ(欧米)には嫁姑問題なんてないんでしょ?」と言うのがあります。この際、はっきり言いましょう!あります!!どこに住んでいようと、馬が合わない人はいますから、こればかりは仕方ないですよね…。でも、ドイツでは、「長男が家を継がなければならない」とか「子供は親がある程度年を取ったら、親と同居しなければならない」というような習慣はありません。むしろ、子供の世話になるのを嫌う人が多く、たとえパートナーを亡くしても、一人暮らしを続ける人が多いのです。でも、親の本音としては、やはり子供には近くに住んでいて欲しい、もしくは頻繁に顔を出して欲しいようです。ところで、私達は今、賃貸のアパートに住んでいます。元々、彼が一人で住んでいたところに私と猫が引っ越してきて同居を始めたので、非常に狭いのです。去年辺りから新居を探しているのですが、なかなか条件と予算の折り合うところがありません。彼の条件は、静かなエリアで専用のガレージがあるところ。私の条件は、公共交通機関があるところ。それほど無理ではないと思うのですが、やはり問題は予算?(笑)。今日、私が帰宅したら、彼はもう帰っていて電話中でした。電話の相手は、彼のお母さんだったらしく、切るなり「よろしくだって」との事。さらにその直後、「僕達の家を見つけたよ」と言うのです。場所を聞くと、なぜか隣を指差す彼。まさか、お隣さんが引っ越すことになったのかと聞くと、隣の建物の中の1軒が売りに出されているとのこと。これを聞いて、私はと~っても複雑な気分になりました。私達が今、新居を探している一番の理由は、とにかく狭いからです。でも、住んでいるエリア自体には全く不満はなかったのです。「このアパートがもう少し広かったらねえ」といつも言っていたくらい。が、私にとっては実は彼に言えない理由がもう一つ。それは、もう少し彼のご両親から離れた所に住みたいと言うこと。今は車で5分たらずのスープが冷めない距離に住んでいらっしゃるのです。彼のご両親は2人とも基本的には良い人なんです。本当に。でも、時々お母さんがしてくれることが、正直私にはありがた迷惑だったりするのです。もちろん、本人は良かれと思ってしてくれることなので、悪気はないのです。でも、この悪気がないというのが一番始末が悪いと言うか…。さらに、自分の中に変なわだかまりがあるのです。自分の親には年に1度会えるかどうかで、何もしてあげることができません。それなのに、義理の両親のすぐ近くに住むと言うことに、なんとなく抵抗があるのです。自分の親が離れた場所に住んでいる分、義理の両親を自分の親だと思って親孝行しよう!、と思うこともあるんですが、義理の両親のために何かするほど、自分の親に申し訳なくなってしまうのです。こんなジレンマ、おかしいのでしょうか?彼には当然、「あなたのご両親の家から近すぎる場所は嫌なの!」とはっきり言うことはできません。(あらぬ誤解を招きそう…。)となると、このままなし崩し(?)的に、条件も値段も私達の希望に合っているお隣の家に引っ越すことになりそうな予感。これも運命なのでしょうか…。灯台下暗し、すぐ近くにあったマイホーム候補ですが、どうなることやら。
2006年01月09日
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1月6日は、ドイツは三賢者の日で、州によっては祝日です。辞書で調べてみたら、正式には「顕現日」と言うそうです。難しすぎて、字を見ても由来が分からない…。大体、この日になるとクリスマスは完全に終わり!と言う感じです。日本のお正月、松の内が終わるような感じですね。この日を境に、クリスマスツリーを処分する人が多いです。うちは毎年、クリスマス直前にクリスマスツリーを買うので、3週間ほどしか飾っていなかったことに…。ドイツではクリスマスの4週間前の日曜日にアドベント(待降節)が始まります。その頃からクリスマスツリーが出回り始め、クリスマスマーケットが始まります。多分、第1アドベントにツリーを飾るのが正式なんだと思いますが、あまり早く買っても枯れてしまったりするし…(枯れると言うか、「乾く」、そして針が落ちる)。まあ、大体のお家は12月頭頃にツリーを買うようです。ツリーの飾りつけは、あまりびっしり飾り付けず、シンプルです。そして、本物のろうそくを飾るのがドイツ風です。でも、昔はそのために火事を起こす家がかなりあったそうで。この頃はあまりろうそくは使わないのかもしれません。うちも、彼の実家も、ろうそくは飾りません。とっても綺麗なんですけどね。人気のある飾りは、やはり木製のもの。その中でも特にKaethe Wohlfahrtのものです。このお店は、1年中クリスマスグッズを売っているお店として、有名ですね。日本でも最近は手に入るとか?種類も多く、カラフルでとってもかわいいんです♪でも、ここの飾りは手作りと言うこともあり、とっても高いのです。そのため、ドイツ人は毎年一つずつ買い足していく人が多いようです。我が家は去年、結婚して初めてのクリスマスと言うことで、奮発して4つも買ってしまいました。が、私も今年からは1つずつ買っていくつもりです。家のクリスマスツリーも、いよいよ飾りを取らなければなりません。本当は今週末に取るように彼に言われていたのですが、まだもったいなくて…。でも、木を回収に来る業者さんがもうすぐ来るので、多分あと1日の命。どうもありがとう、来年まで、さよなら。
2006年01月08日
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彼が新聞を片手に私の所へやってきました。渡された記事を読むと、私たちの住んでいる町にあるスーパーがとても繁盛していて、顧客の中には日本人も多いとのこと。経営者はなんと、22歳のトルコ人だとか。デュッセルドルフには日本人が沢山住んでいますが、日本人社会でもトルコ系のお店は野菜が新鮮で安いと評判です。私もそれを聞いていましたが、近所にトルコ系らしきお店もなく、いつも普通のスーパーで買い物していました。ドイツのスーパーの野菜売り場って、ほんと欲求不満になります。まず、なんといっても野菜の種類が少ない!まあ、ドイツで作っている(取れる?)野菜といえば、ジャガイモとキャベツくらいなので仕方ないのかもしれませんが。それでも、10~15年前に比べれば、かなりマシにはなったのです。最近は日本風の葱や大根、白菜などがほぼどこのスーパーでも手に入ります。また、このごろの日本食ブームのおかげか、しいたけなどを置く店も増えてきました。昔は「生姜」を買いに行ったら、見たことも聞いたこともない人だらけだったのですから、それに比べれば今は恵まれています。が、それでもまだまだ日本のスーパーを知っている目には、ドイツの野菜売り場は非常に殺風景に見えてしまいます。さらに、スーパーの野菜は、高いくせに新鮮じゃないのです。平日だろうか週末だろうが、「新鮮な野菜で棚がいっぱい!!」という状態を見たことがありません。いつ行っても、干からびたり変色したり、痛んでしまっている野菜の中から、かろうじてマシなものを選ぶという買い方…。しかも、そういう野菜をしっかり定価で売っているんですよね~。市場に行けば、新鮮な野菜は手に入るのですが、うちの近所は市がたつのが火・金の朝なので、働いている私は市に行くことができません。そこに!このトルコスーパーの記事です。野菜の種類は豊富で新鮮、オリーブオイルは常時15~16種類を常備、お茶の種類は1500種類…とあるので、これは行かねばならないでしょう。午後遅く、早速このお店に出向いてみました。ところが、せっかく行ったのに、なんと閉店が17時。(<最近ドイツでは土曜日は18時閉店の店が多い)あと5分ほどしか時間がありません。野菜・果物売り場しか見ることができませんでしたが、確かに野菜はドイツスーパーよりも新鮮でした。新鮮な白菜とズッキーニ、おまけに時々無性に食べたくなるBaklava(トルコのお菓子)も手に入れて、満足。またゆっくり来ようと心に誓ったのでした。
2006年01月07日
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私の愛車はVWのニュービートル、愛称はカエルくん。ペパーミントグリーンで、屋根が開くタイプです。ヨーロッパに来た年に、一目ぼれして買いました。が、現在ダントツの通勤距離を誇る私は、車の消耗も並ではありません。今の会社に勤めだしてからというもの、走行距離がどんどんかさんでいます。今日は久しぶりにカエルくんを点検に出しました。それにしても、車にかかるコストは本当に痛いです。今日みたいな点検のほかに、車検、保険はもちろん、タイヤを換えたり、オイルを換えたり。それに何より、最近はガソリンが高すぎ!!ですよね。年が明けて、クリスマス後より少し価格が下がったので、このまま落ち着くのかと思いきや、昨日になってまたぐんと値上がり…(涙)。どこにもハリケーン、上陸してないですよね?何でこんなに急に上がるの?!?通勤距離が長いので、それだけしょっちゅう給油が必要ですし、オイル交換も以前より頻繁にしなければなりません。タイヤの消耗も激しいので、当然寿命も短くなるし。今の状態は、マイカーが維持できるように(=車のコストが払えるように)、会社に行っているようなものです。とはいえ、会社がこれほどまで遠くなければ、車のコストもこんなにはかからないわけで、「鶏が先か、卵が先か」状態…。会社に行けばコストがかかる、でも仕事がなければ収入が全くなくなるというジレンマとの戦いです。もっと近くの会社に転職するしかないのかなあ?言い忘れましたが、ドイツの会社では通勤手当がないのが普通です。車関係のコストから逃れたければ、会社の車を持てるくらい出世するしかないのです。はあ~(ため息)もしくは、うちの旦那さんのように、外回りの仕事を得ること。知らない場所を運転するのが一番嫌いな私にはまず無理。でも、出世もまず無理だしな~(笑)。
2006年01月06日
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会社でダントツ1位の通勤距離を誇っている私は、当然通勤時間も半端ではないのです。通勤のためにかなり早起きするので、お弁当を作るためにさらに早起きするなんて、冗談じゃない!という感じ。というわけで、私はほぼ毎日、会社のすぐ近くにある家具屋さんのカフェテリアにお世話になっています。ここは軽いものからしっかりしたものまで色々なものが食べられるので、毎日通っても飽きが来ないのであります。そんな私に、昼休みが始まる直前、向かいの席の同僚が「いつも家具屋で何食べてるの?あったかいもの?」と聞いてきました。私がうなずくと、さらに「夜も温かいもの?」と聞いてきます。さらにうなずくと、ちょっと引いている様子。すかさず、日本では日に三度温かい物を食べるのが普通だということを説明してあげたら、目を丸くしてました。「朝からあったかいものって、一体何を食べるの?」と不思議そうなので、「ご飯と味噌汁と焼き魚と卵と…」と言うと、信じられないと言う様子(笑)。「朝からそんなに食べて、具合悪くならない?」とのたまった。朝たっぷり食べるのが一番健康に良いのにねえ。なぜ「温かい物を何度食べるか」と質問されるのか、不思議に思われるでしょうか?この頃は大分変わってきているとはいえ、ドイツでは基本的に朝晩は冷たい物を食べ、昼だけ温かいものを食べる習慣です。ちなみに、「冷たいもの」と呼びますが、パンとチーズやハムのことであります。生活習慣により(奥さんが働いているとか)、最近は夜に温かい物を食べるおうちもあるようですが、そういう人は昼にパンを食べるんですね。つまり、ドイツ人というのは1日に2回、毎日同じ物を食べているのです!!ドイツ人は「朝から温かいものなど食べられん!」と言うけれど、私としては「1日2回、毎日同じものなど食べてられん!」と言うわけです。本当は夕食だけでもドイツ式にすれば、痩せられるのかも知れないけど…。うちの旦那はほぼ毎日1日1食、夕食のみなので、夕食を豪華にせざるを得ないのです。そして、彼はかなりの大食いなので、量も大量に作る必要があったりして。そうして私はこの2~3年でめきめきと太ってしまいました(涙)。でも、日本人にはやっぱりあったかい食事は欠かせませんよね!
2006年01月05日
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昨晩、Ballet Classique de Parisの「白鳥の湖」を観に行ってきた。ドイツでバレエを見るのはまだ2回目だけど、今回も演奏が録音だった(涙)。こちらではこれが普通なの?座席がとってもびみょ~な位置で、前から2列目。どうもステージに近ければ近いほど良い席という認識のようだけど、これって常には当てはまらないですよね?自分の大好きなアーティストの公演とかだったら、その人に近ければ近いほど良い席で、最前列だったら万々歳だと思うけど…。クラシックのコンサートや、バレエ・ミュージカル等では、前の方の席は決して良い席ではないです。とこんなことを思っていたら、開演から10~15分後くらいに、最前列の人が10人ほどいきなり席を立って移動を始めたのでびっくりした。その後、周りの人たちが結構大声で話を始めたので、議論好きなドイツ人のこと、移動した人達の批判をしているのかと思っていた。が、そのしばらく後にその人たちも席を立って移動していった。どうやらタイミングの打ち合わせ(?)をしていたらしく、2回目は総勢20人くらい?ドイツ人、すごすぎ!!まあ、確かに一番高いチケットを買った人が、劇場で一番悪い席と言うのもどうかと思うが。バレエ自体は想像していたより良かった。王子のお父さん役だろうと思い込んでいた人が王子役だと分かった時は衝撃だったけど(笑)。胸毛ボーボーのおじさんを王子に抜擢するのはやめてくれ~。オデットとオディールはそれぞれ素晴らしかった。
2006年01月04日
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ずっと前から日記をつけたいと思っていて、けど手書きで書く暇はなし。PC上でWordで書き始めては、挫折してました。Web上なら続けられるのではと思い、ついにブログに初挑戦!思えば、メール導入はかなり早かったけど、今までHPも何も持っていなかった私…。続けられるのか不安だけど、新年は始まったばかり!がんばるぞ。
2006年01月03日
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2006年が明けたと思ったら、もう今日から仕事…。めちゃくちゃ憂鬱!!三が日くらい家でだらだらしたいのに、欧米では1月2日は思い切り平日であります。というか、1月1日も祝日ではあるけれど、単に朝寝坊をするためだけに休みにしてあるって感じ。大晦日のカウントダウンをして、花火・パーティーが終わると、さーっと平常に戻っていきます。元日のこの扱われ方、日本人としてはかわいそうになるくらい。とにかく、どれだけ海外に長く住んでいても、2日の仕事始めだけはいつまで経っても慣れることができないのです。しかも、今朝の朝食はお雑煮だし、夕食は大晦日の残りで再度ラクレットだし(笑)。今週いっぱい年末年始気分(?)を引きずりそうです。帰りの車中で、バイエルンのスケート場の屋根が崩れ落ちたと言うニュース。こういう事故って、ロシアでよく起きているという印象があったけれど…。被害が大きくないことを祈ります。
2006年01月02日
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ついに2006年の幕開けです。今年は思いがけず、試練の年になりそうな予感。今年に入ってという言い方もなんだが)、一番嬉しかったことは旧友からのSMSの返信。もう20年近い知り合いで、彼もついに今年6月に結婚する予定。一番さびしかったのは、その返信以外、誰からも新年のSMSが来なかったこと(笑)。それにしても、場所によっては道路が花火のカス(?)だらけ!ドイツ人はきれい好きとか、エコロジー観念が発達しているとか言われているけど、絶対違うと思う。高速を走っていても、車からタバコのポイ捨てをする人がすごく多い。いくら家の窓ガラスがぴかぴかでも、外ではポイ捨てをする人って、尊敬できない!!夕食にお雑煮とお刺身を食べて、つかの間の日本のお正月気分を味わいました。久々に食べた数の子がおいしかった♪お正月気分にゆっくり浸る間もなく、明日は仕事始めだ~(涙)。
2006年01月01日
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