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2007年05月18日
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カテゴリ: お出かけ・旅行
2日目の金曜日は、社員(技術者)の皆さんは1日中 ミーティング です。
つまり、平日である今日は、彼らは 通常勤務 なわけです。
その間、パートナー(女性陣)は自由時間。
滞在している市や近郊の市のダウンタウンへ連れ立って出かけ、ショッピングやお茶をします。

金曜日の晩
一応、お芝居やコンサートなど、その日その土地で行われているいくつかの催し物の案内はありますが、参加は希望者のみです。
もちろん、チケット代などは個人負担となります。

今回はミュージカルのお知らせがあり、興味はあったのですが、チケットがめちゃ高い!
1人90ユーロ と言うので、あっさりあきらめました。
その代わり、私達女性陣が昼間見つけた、 ワインフェスティバル に出向くことにしました。

7時頃に会場に着いたのですが、とても盛況でどのテーブルもすでにほぼ満席。
それでなくとも11人という大所帯のグループなので、全員一緒に座ることはまず不可能です。
仕方なく、それぞれワインを1~2杯立ち飲みしてから、近くにあったメキシカンレストランへ行くことになりました。
このレストランで事件は起こりました。


が、ふと旦那さんが今年日本で開催された『 マグロ会議 』のことに触れた瞬間、Kさんが「あんなものは日本 茶番劇 だ」と吐き捨てたのです。
「日本は自分達がマグロを絶滅させかけていることをごまかそうとしてあの会議を計画しただけで、本当は何も対策を立てる気などない」と暴言

私は先日、ドイツのラジオかテレビで の漁獲高世界1位はスペイン、2位はフランス と聞きました(<去年の漁獲量のみだったかもしれません)。
さらに、日本は7位か8位だったため、意外に思ったので良く覚えていたのです。
そのことを理由に「日本は世界一のマグロ乱獲国ではない」と反論を試みました。
ところが、彼は「ふざけるな。スペインの漁船が取ったマグロは日本に売られているんだ。だから マグロ乱獲の責任は全て日本にある 」とさらに語気を荒げるのです。

確かに日本は 世界最大のマグロ消費国 かもしれません。
が、他の国の船が取ったマグロを日本に売ったとして、どうして日本人だけが一方的に攻められなければならないのですか?
スペイン人が日本にマグロを売るのは、その方が儲かるからですよね。
誰だって、余計にお金を払ってくれるところに商品を売りたいに決まっています。
それが 自由経済の仕組み なのだから、仕方ありません。
彼らは決められた量を大幅に上回る量のマグロを漁獲していたそうですが、それすらも全て日本人のせいだと言われたら黙っていられません。

もしも日本人が世界中から攻められて、マグロの消費を禁止したとしたら、どうなるでしょう?
スペインや東南アジアのマグロ船猟師は失業するかもしれません。
もしもそうなったら、また攻められるのは日本人でしょう。
他の国からマグロを買っても買わなくても、結局 非難の的になるのは日本 なんです。

マグロの件だけでは情勢不利と見たのか、Kさんはさらに 捕鯨問題 まで持ち出してきました。
これは非常にデリケートな問題。
海外にいる日本人はほぼ誰しも議論を吹っかけられてうんざりした経験があるのではないでしょうか?
何が嫌かって、日本の食文化も何も知らない人がどこかで聞きかじった誤った情報を元に「 日本人は野蛮、最低 」とか言ってくることが嫌なのです。

私がいくら冷静に討論しようとしても、Kさんはエスカレートし、声のトーンが上がっていきます。
テーブルをどんどんたたきながら、日本・日本人を攻撃することを止めません。
これ以上その場にいたら、ますます大声で罵り合うことになり、その場の雰囲気を台無しにしてしまうと思ったので、一人で先にレストランを出ることにしました。
その時はそれがベストの選択だと思ったのです。

捕鯨問題については、アメリカ滞在中もよく非難されました。
が、相手は大抵日本について全く何も知らず、自分の生まれ故郷から出たこともないような人で、そういう人が「鯨のような賢い生物を殺して食べるなんて」といちゃもんをつけてくる程度だったので、こちらもやり過ごすことができたのです。
とてもいい友人であり、また毎年アジアで休暇を過ごしているKさんのような人からこんな非難を受けるとは思ってもいず、それもショックでした。

レストランを出た後、すぐにタクシーでホテルに戻るつもりでしたが、目の前の広場ではワインフェスティバルが開催されています。
まだ外は明るいと言うのに、Kさんのせいでこのまままっすぐ帰るのもなんだか癪です。
かなり気も立っていたので、少し落ち着いてから帰ろうと思い、一人でワインを飲んでいました。

携帯が鳴ったので見てみると、電話番号が表示されていました。
私の携帯に登録されている番号ではないということなので出てみると、旦那さんだったので驚きました。
私を心配して、誰かの携帯を借りてかけてきてくれたようです。

旦那さんはKさんの『議論』を「ひどい言いがかり、あれは完全に 個人攻撃 だ」と言ってくれました。
さらに、私は全く悪くないから気にするなとも。
お店には戻らない、もう今日は会社の人には誰にも会いたくないと言うので、二人でケルンの町をぶらぶらしました。
怒りに任せてあてもなく歩き回り、適当なカフェでちょっと飲んでからタクシーでホテルに帰りました。

旦那さんが味方してくれたのはうれしかったけれど、非常に悔しく、とても後味の悪い1日となってしまいました。





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最終更新日  2007年05月22日 02時07分47秒 コメント(3) | コメントを書く
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