★★★ フラの歴史 ★★★
フラは、タヒチから持ち込まれたものだといわれています。
そして、ハワイの伝説によると、ハワイ島の南東部のプナ地区で初めて踊られたそうです。
フラの歴史は、ハワイ島から始まりました。
フラは神話の中にもその起源や、神々がに興じている様子を描かれていますが、もともと神への礼拝の儀式の際に、男女の踊りとして奉納されていたものでした。
それが、本来の踊りであるカヒコです。
カヒコは、神聖であり、勇壮であり、また厳粛なものでした。
そのため、神殿(ヘイアウ)儀式では、精神の修養、訓練を重ねた特別な男性しか踊ることを許されてませんでした。フラは立派な宗教儀式であるだけでなく、神話や物語の伝承という役割も担っていた、きわめて重要なものだったのです。
豊漁や豊穣の願いを神に託すために、多くのチャント(詠唱、メレ・オリともいう)が詠われました。
しかし、古来のハワイに文字がなかったために、その神話、伝説などの物語を継承するのに、フラの踊り手(当時は)はチャントを発達させ、さらに、詩に韻をつけて覚えやすくしました。
その韻をつけた言葉をメレ・フラ(メレとは詩という意味)といいここから、 フラに多様な物語性
が生まれていきました。
フラって奥深いですね。
フラの物語の多くにはカオナという隠れた、裏の意味がありました。
その意味の多くは男女関係に関することであり、アウアナが持つ物語が誕生する1つの起源であったと思われます。