".....Rhodesia" に顕著なレゲエ/ダブ的手法の導入、或いは、David Bowie の所謂ベルリン三部作を彷彿させるインストゥルメンタル "The Tenant" やクールな出だしから徐々に青白い熱気をはらんだクライマックスへと至るタイトル・トラック "Obscure Alternatives" など、わずか数ヶ月という短時間での成長には驚嘆せざる負えません。デビュー作が極東の島国を除いてはまったくと言って良い程受け入れられなかった、と言ういきなり直面した厳しい現実がその成長を促したのかもしれません。
極端に喉を締め付けたような苦しげな David Sylvian のヴォーカル、次作以降に比べてまだまだ泥臭さが残るサウンド、レゲエ風な作品や耽美的な曲、それに比較的ストレートなロック・ナンバーなど様々な作品が同居する混乱振りなど高評価に結びつきにくい要素が散見されるアルバムですが、そんな中でも特異な個性を発揮し出した Mick Karn のフレットレス・ベース、意外にも(失礼)実は本作の要を担っているんじゃないかと思える Rob Dean のギター等聴き所は満載です。