で、この作品ですが、Robert Fripp、John Wetton、Chris Spedding 等豪華ゲストに加えて、Bryan Ferry へのあてつけなのか Roxy Music から Phil Manzanera と Andy Mackay、更に Paul Thompson までも参加。ほぼ、と言うよりまんま Roxy じゃないですか。
豪華ゲスト云々と書きましたが、勿論主役は我らが Brian Eno、それも知的でクールで(?)アンビエントな Eno 先生ではありません。宝塚もかくやと思われるほどの羽飾りを身に纏い、グラマラスでいかがわしい匂いを撒き散らす Brian Eno です。賛否両論ありますが、彼のヴォーカルも決して悪くありません。むしろ本作では「ヴォーカリスト」に徹することを命題にでもしていたかのように多彩な歌声で楽しませてくれます。
各楽器が渾然一体となって突き進むオープニングの "Needles In The Camel's Eye"、Robert Fripp の箍が外れでもしたかのようなキレたギター・ソロがとんでもなく素晴らしい "Baby's On Fire"、Bryan Ferry の歌い方を極端にデフォルメした風に(と言うか、小馬鹿にしたように)聴こえる "Driving Me Backwards"、リリカルでメランコリックな響きすら感じさせる "Some Of Them Are Old" や "Here Come The Warm Jets" 等々、まるで万華鏡を覗いてでもいるかのような煌びやかでポップな Eno の世界が全篇に渡って繰り広げられています。
【Track Listings】 01. Needles In The Camel's Eye 02. The Paw Paw Negro Blowtorch 03. Baby's On Fire 04. Cindy Tells Me
06. On Some Faraway Beach 07. Blank Frank 08. Dead Finks Don't Talk 09. Some Of Them Are Old 10. Here Come The Warm Jets