『ナナシィさんへ』掲示板より・・・


>さて、日記を読んで、ちょっと気になったことがあります。
>イスラム社会をして多民族をまとめ上げる強力なリーダシップの登場ではないの
>か?
>イラクには既にこう言う人がいました。そう、フセイン元大統領です。ただ、彼
>の手法は独裁的・強権的であり、民主政治とは言いがたいものがありました。

過去アメリカは、革命でアメリカ主導の手を離れ政治的イスラム社会を確率さ
せたイランに対し、隣接国であるイラクのスンニ派出身のフセインを担ぎ上げ、
イラ・イラ戦争を仕掛けさせた経緯を持っています。影でイラクを操作し、兵力
の消耗戦に持ち込んだのです。
人間は誰しもその絶大なる権力を握ると慢心する嫌いがありますが、フセイン
はそれを地で行ったに過ぎないと思っています。言わばフセインはある意味では
被害者かも知れません。(乱暴な言い方ですが…)
宗教的要素が強く異なる文化を持つ国を統治する意味では、先進国主導
のシステムを取り入れたところで指導者はもとより国民に至るまでコントロール
することは出来ないと思うのです。

今回のイラクに対するアメリカのプロセスはマスメディアから伝えられる報道を見
るにつけ、独善的であり、強権的で、民主政治の手続きを無視した行動にし
か私には見えません。
国際社会におけるその秩序安定の主導はあくまで国連に帰属するべきであり、
ロシアやフランス、中国といった常任理事国のイラク攻撃反対決議に対し、拒
否権を行使したアメリカが今回の事件に限って言えば秩序安定に動いた行動
といえるのでしょうか?


>そう、大事なのはここだと思います。リーダーの意思ではなく、イラクの国民が
>自らの意思で部族・宗教の枠を越え、新たな政体を作る。ただ、それには時間が
>かかるでしょうね。イラクの政治風土はまだそこまでの成熟度に達していません
>し…そこに至るまでの支援をすることが、今国際社会に課せられた義務なのだと
>思います。

その通りですね・・・

長い内線を経験したカンボジアやユーゴがそうであったように、国連主導で統治
に向けた行動を起すべきではないか? その中から生まれた暫定政権→新政
権は、いづれも国連監視軍のもとで行われた自国民による直接選挙が今のと
ころ最善の策ではないかと思います。
そうしたプロセスから生まれた指導者は(ネルソンマンデラもそうであったように)真
の指導者として紆余曲折があったとしても国民は一丸となって自国の復興に
価値ある汗を流すと信じています。

確かに時間はかかると思いますが、武力行使をして秩序安定を得た国を私は
知りません。あえて言うなら第二次大戦で敗戦を経験したドイツ、イタリア、日
本くらいなのでしょうか? それでも第二次大戦と今回のイラク攻撃とではその
内容が著しく異なっており、比較することなど出来ません…

自国の統治は自国民が行うべきプロセスが時間は掛かっても必ずあるはずで
すから・・・

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