その銃、降ろそうよ・・・



霧雨が薄っすらとアスファルトを濡らし、芽吹きはじめた姫沙羅の緑が輝いて見えた一瞬でした…


ここ最近?いや、ずっとかな… 仕事も落ち着くことを知らず、次から次へとやってきます。情報化推進の立役者の一人として、その職務を全うしようと頑張ってはいるのですがその先にある自身の姿が描けなくて、思い悩む日々が続いています…

『一人がみんなのために、みんなが一人のために… 』

地球という限られた自然環境の中で動植物達と共存する人間は、自身と自身が造りあげてきたシステムを守るがあまり『限られた自然の中で生きていくこと』への配慮を欠き、破壊という現実だけが無情にも存在しているような気がしてなりません。
人はそれを戦争とも闘争ともテロリズムとも言っています…

銃で撃たれれば人は死ぬし、爆弾が爆発すれば身体はバラバラになり、周辺の静かに佇む草花は跡形もなく無くなってしまうんです。

世界地図を見るにつけ、アフリカ大陸や中東に存在する国々は定規で正確に引かれたような国境線をもつ国ばかりです。

かつてその土地々に暮らしていた人々は先人から伝えられてきた文化を守り、子孫を残し、皆がみなお互いを助け合って『和』をなし、自然との共存を重んじてきた民族だったと思うのです。

ところが…

産業革命に代表される富国強兵に勤しむ国々にその土地を奪われ、民族は分断され、培ってきた文化は(宗教さえも)ことごとく踏みにじられていったのです。自国の開拓に必要な人材(奴隷)と基幹産業の動力源である原油を搾取する目的のために…

虫食い状態にされた後は列強各国の紳士?な話し合いにより、世界地図を広げて定規で引いた国境が現在の型として残り、先住民族の人達の想いは地図上からも消されていったのです。

それでもなお…

多くの問題を孕んでいながらもその運命を受入れ、文化を伝承し、宗教を我哲学とし、民族の団結を誓いながら生きてきた…

イラク情勢をブラウン管を通じて見るにつけ、刻々と映し出される影像と様々な情報にかつて列強各国が行ってきた歴史が再び繰り返されているような気がしてならないのです。
大量破壊兵器の一掃という大儀からイラク国民の自由と民主主義の確立という大儀にいつのまにかすげかえられ、抵抗する勢力をテロリストと呼び、その掃討作戦に命の犠牲と協力国から集めた血税を湯水のように注ぎ込んでいく国、アメリカ…

イラクの人達の意志は何処へいったのでしょうか…
イラクの人達の想いを聞く手だてはないのでしょうか…

その前に、仕掛けた当事者が銃や爆弾を放棄し、化石燃料がもたらす利潤を考えず、その国の人々が真に望む将来像について熱く語る『場』を作ることこそ、自由と民主主義確立への確かな一歩が踏み出せると信じて止みません。
※今こそ国連がその機能を果たすべきではないのか…

銃で撃つことや、爆弾を爆発させることでは何も生まないという事実を一日も早く悟ってほしいと切に祈ります。地球という限られた自然の中で生きる者同士が争う必要など、どこにもないはずだから…

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