仕組職人さんのバカ売れ」の法則 書評


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「バカ売れ」の法則 この女性を口説くには?/原崎裕三 ネタ帳No.31 04月03日(土)

テーマ「最近、読んだ本を教えて!(2410)」
やれ「○践会を破綻に追い込んだ」だの、「反神○本」だの、「洗脳型会員商法を糾弾」といったレビューがアマゾンに踊っています。

この人、かなり苦労してます。イジメ、虐待、ナンでもアリみたいな人生です。

独立したての頃、マーケティングのビジネス書を読みまくって、必死に勉強したそうです。お金がないので、立ち読みです。それも、一日一冊です。大事な箇所は、駐車場に止めてあるクルマに戻って、メモしたそうです。
(私もまだまだアマイです)

ある日、顧客感情をベースに戦略構築すれば、儲かるといった類の本に出会いました。
こうやって操作すれば、売れるのか!

しかし、その日を境に売上げは激減。180日以上、売上ゼロ更新。

一生懸命やってるのに、どうして…?、助けて~
その著者にすがって、何十万円も払って、指導を受けました。

返ってきた一言。
「脳みそに汗をかかないからダメなんですよ!」



神○さんと、決定的に違う点は、ニーズに対する考え方。

「すでに認知されているリピート性のある商品、買い替え需要が発生する商品でないと、ニーズを基準とした事業戦略は立てられない」と喝破しています。

さらに、「ニーズがないものを、ニーズがあるように見せるという発想は無意味である。もはや、これまでのマーケティング手法は時代遅れの化石である。」とバッサリ斬り捨てています。

また、見込客→既存客→固定客といった顧客ピラミッドについても、真っ向から否定しています。


逆に、神○さんとの共通項は、ズバリ!
「安物買い思考のお客は捨てろ!」


ノウハウ、ネタ的には、

●売れる文章は、起→承→転→結(次の起)→承→転…
という具合に、スパイラルさせて書く。
(エ○サイトを片っ端から観て、編み出した手法)

●人間の意思決定のプロセスは、「感覚的要素」「論理的要素」「客観的要素」の組み合わせである。
「感覚的要素」と「論理的要素」をバランスよく伝え、「客観的要素」で判断してもらうようにするのが、戦略である。

といった主張は、非常に参考になりました。(本書では、読んで満足するのみではダメだと、かなり強い調子で説いています)


《オススメ度》
●神○さんにドップリ漬かった方:★★★★★
●「どのマーケティング本も同じだなあ」と日頃感じている方:★★★★★

20:40追記---------------------
●普通にマーケティングに興味をお持ちの方:★★★★

「無一文からお金を生み出す方法」/原口裕三 ネタ帳No.32 04月04日(日)

テーマ「最近、読んだ本を教えて!(2410)」
僕は生きていくために…
悪魔の心を賢く使う。

悪魔の心とは何か?本物の商売人の心を賢く利用するということである…

という前書きから始まります。

昨日の日記で紹介した「バカ売れ」の法則ほど、反神○色はコクありませんが、「夢は紙に書くと、達成できない!」と一般的な「成功哲学」を、やはり斬っては、捨てています。

著者流の「成功哲学」が、かなり惜しげもなく、これでもか!というくらい、具体的なノウハウとともに、記されています。
編集者にオダテられて、出しまくってます。

秀逸なのは、一発屋で終わらないための成功法則。
一発屋で消えそうな局面まで追い込まれた経験がある著者だけに説得力があります。

一発屋にも届かない私たちは、せめて以下のノウハウをマネすることから始めるしかありません。


■ 無一文からお金を生み出す3つのステップ ■

【ステップ1】あなた自身の年表を作る
【ステップ2】消費者心理分析一覧表を作る
【ステップ3】あなたの理想を叶える販促ツールを作る


なっ、なんと、どれも、作者が過去に自分で作成した実物をモロ出しで公開しています。
作り方も丁寧に教えてくれてます。

【ステップ1】は、自分の強み・弱みを知るのに非常に重宝します。己を知れば、百戦あやうからず、です。

また、自分の思考や感受性のパターンを把握できるので、精神状態をセルフコントロールするためのツールとしても、威力を発揮するかと思います。

【ステップ2】は、お客の気持ちで、チラシを評価するというもの。
毎日毎日、奥さんと一緒にやったそうです。3ヶ月にわたり、1000枚以上のチラシを分析した結果として、改善のポイントを115あげています。圧巻です。

「バカ売れ」も本書も、表紙を見ると、買うのもバカバカしくなるくらいのゲテモノ本だと錯覚しがちですが、内容はいたってマジメ。

手書きイラストや具体的なフォーマットを交え、徹底的にノウハウを出し切ろうとする姿勢には、迫力すら感じます。


《オススメ度》

実用ノウハウ度:★★★★★
注)スキ嫌いは両極端に割れる可能性アリ!

読みやすさ:★★★★
注)会話調で読みやすい。私はスラスラいけたが、文書がヘタクソだという書評もアリ!

20:48追記--------------------

サイフに余裕のある方:「バカ売れ…」→本書の順に読むべし。
サイフに余裕のない方:本書を読みましょう!

21:37追記--------------------

ちなみに【ステップ3】は、【ステップ1】の自分の年表をもとにした「スピード・ライティング」という手法を解説しています。



「スモールビジネス マネジメント」/デブラ・クーンツ・トラベルソ ネタ帳No.39 (1) 04月11日(日)

タイトルからして、非常にオカタイ内容だと、想像していましがちですが、かなり笑えます。

そして、私の様な零細企業の経営者や自営業者の方は、己とオーバーラップして思わず泣けてしまいます。まさに、泣き笑いです。

“大企業なんかに負けないための超実践的ガイドブック”というサブタイトルがついていますが、

ズバリ、テーマは、
“自社のサイズを大きく、成功しているように見せる”
方法です。

そのための、ノウハウや小技が満載です。なんと400ページ超の大作に仕上がっています。

●社名の付け方から始まり、
●会社所在地の決め方
●クライアントと会うときに注意する点
●手帳の使い方
●家族を従業員として、使用する際の注意点
●電話やFAX,ボイスメールの使い方(ランチェスター竹田先生も真っ青です)
●社内文書の書き方
●セールスレターの書き方
●人脈の使い方
…etc

といった一見、ビジネスマナー書に出てきそうな事柄が、唯一、“大手企業に負けないポジティブな印象を顧客に植え付ける”ことを目的として書かれています。

特に圧巻は、“こうは言えないときは、ああ言う”シリーズです。(私が勝手に命名)

例えばこんな感じです。

●起業したばかりで、「経験がある」とは、とても言えないときは…

□ご満足を提供する
□忘れがたい
□感じのよい
□パーフェクトな
□魅力的な
□完成された
□この分野のパイオニアである
□この分野に熟練した
□想像力と才能
…etc

といった形容詞を使うといい、と説いています。

「長年」とか、「よく知られている」とは言えない時は…
というのもあります。

お察しの通り、かなり危ないノウハウも転がっています。
使用するときには、充分ご注意下さい。


《オススメ度》
●零細企業経営者・自営業の方     :★★★★★
●自社の規模にコンプレックスのない方:★★
●ビジネス書に“お笑い”を求める方  :★★★★★
●読みやすさ
カタカナが多いが、わかっている人が
訳を担当しているので(阪本啓一さん  :★★★★

11:59追記---------------------

マジメなことも、もちろん書いてあります。

“ありがちな次のような質問、「お仕事は何ですか?」に、答える一つのテクニックを教えよう。彼が、今、何に一番困っているかを聞いて、あなたのビジネスがその悩みを軽減または、解決すると言えばいい。”

事前に、悩みを想定し、解決策を用意できてると、なおいいですよね。


マーケティングの権威、マイケル・ポーターに一撃喰らわした後、


●自社の製品をコモディティ(日用品)にした企業は、すべて絶滅している。

●安さを武器に創業することはできる、だが安さを武器に勝ち続けることはできない。

●品揃えの豊富さは独自化の第一歩に過ぎない。

●いい商品が必ず勝つとは限らない。消費者に、いいと認められたほうが、勝つのである。

●ブランドのバラエティが増えれば増えるほど、心の中にあるフォーカスは消えていく。

●トップ企業に対抗するには、マネるのではなく逆の特性を持て。

●トップであることを自慢しない企業は、足をすくわれる。

●商品にフォーカスし、ユニークなテクノロジーに目をつけよ。

●一生懸命商品を作っていることを客に知らせよ。

●みんなが知っている自分とは別の自分を打ち出すと、独自性が失われる。

●自分の持ち味を守ることで独自性が発揮できる。

●機能が多いということは、死ぬということ

●広告するものと、売るものと、儲けるものは、それぞれ違っていい。

●独自性は進化である。

イイこと言ってます。
前著と同じく、外国のナンバー・ワン企業の事例が、これでもか!というくらい連発で登場します。

普段であれば、「中小・零細向きではない」と斬って、捨てるところですが、ナンバーワンになる手法についての本だから仕方がない。

むしろ、ナンバー・ワンになるためのブレーン・ストーミングだと思って、ガンガン読んだ方が断然イイ!
アイデアが浮かんできます。

「ナンバー・ワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリー・わあーん」
逆です。

オンリーワンを磨けば、ナンバーワンになれるのです。
そのことが書かれてます。


「こうすれば儲かる! ひとり勝ちのマーケティング」/ブライアン・シャー (1) 04月09日(金)

新しい企業5社の内、4社は5年以内につぶれてしまう…
オーストラリアの話です。国が変われども、弱者が弱者なのは同じ。

オーストラリア人が書いたマーケティング&人材育成本です。

1.マーケティング
2.システム
3.人
の「利」(メリット?)について述べています。

“マーケティング”については、

○新たな顧客を獲得する
・付加価値をつける
・新たなUSPを作り出す(著者はユニーク・セールス・プロミスと定義してます)
・コンバージョン率を上げる。(潜在顧客→購買顧客)

○売上げ1件ごとの収入を上げる
・アップセリング(顧客が最初に求めたモノより価値の高いものを売る)
・クロス販売(ついで買いを誘う)

○同じ顧客に繰り返し買ってもらう
・バックエンド商品の充実

といった構成になっていますが、神田さんの本を読んでる方には、かなりモノ足りないでしょう。

“システム”については、

○時間のレバレッジ
システムを開発して、手順を簡単にして、外注に出せば、
空いた時間を本当に必要な事に注力できる。
「超・営業法」で金森さんが同じこと言ってます。

○マーケティングのレバレッジ
セールス・ステップの各段階の確率を高めていけば、売上げは飛躍的に伸びる。

○システムのレバレッジ
代表例:マクドナルド

“人”については、

うーん、スター・アウォード・システムの話かな…

社員が何かすばらしいことをしたら、それを毎週のミーティングで発表し、マネージャーから星の贈呈を受ける。

星が貯まると引き換えに、商品がもらえる。ブルーチップみたいに。

不思議と商品を受け取る者は少ない。商品をもらうより、星を飾っておく人の方が多いから。


もともと、著者は、色々なビジネス書を紹介する要約本を販売する会社を経営していたヒト。

ひょとすると、この本自体が要約本かも。


《オススメ度》
総合評価:★
マーケティングもしくは人材のどちらか一つに絞って、
もう少し深く書いてあれば:★★


22:15追記--------------------

引用はいい言葉引っ張ってきてます。

「人生の質は、自分と人に発する質問の質に正比例する」
by アンソニー・ロビンズ


報いを求めない今ひとつのサービス(親切)」
思わずメモです。

20:20追記---------------------

小売、飲食は、飛び込み営業(あいさつ)すると、かえって
感心される。(その場押し売りされないから)
なるほど。

4/9 9:58追記--------------------

成功系に否定的だと思われがちな、栢野さんですが、実は目標を紙に書いて、持ち歩いています。

お財布の札入れと小銭入れの中に、それぞれ1枚ずつ入れてます。

2000年末のウツの絶頂期に書いたものだそうです。今日までそのまま入れっぱなしだそうです。

ちなみに、お財布には、ご家族(?) のプリクラも貼ってありました。


「真っ向DMセールス」/有田昇 ネタ帳No.34 04月06日(火)

広告の基本を勉強するのに、うってつけの本です。
広告用語辞典としても使えます。
出版社は、郵研社。本来は郵便局員向けに書かれた本です。

著者は米国の広告やDMの事情に明るい方のようです。
広告の三大要素である、リスト、オファー、クリエイティブについて、順を追って、事例に沿って、丁寧に解説してくれます。

FAX・DM金森さんのメルマガを読んでも、耳慣れない用語が出てきて、今いちピンと来ない方は、これで基礎を勉強すると良いでしょう。

DMの仕掛け、工夫については、ほぼ全てと言っていい程、
網羅されています。出つくしであります

DMは“心理ドラマ”だ、という主張にも説得力がみなぎります。

ただ、残念なのは、最後の実例活用集に出てくるDMに、大手企業モノが多いこと。

絶対に返答したくなるDMばかりですが、中小・零細にはシキイが高すぎます。おカネ、かかりまくりです。湯水です。

その点だけ、目をつぶって頂ければ、買って損はない本です。


《オススメ度》

DMにおカネをかけられる方      :★★★★★
DMの基礎を勉強したい方       :★★★★★
フツーにマーケティングに興味のある方:★★★★
広告にあまりおカネをかけられない方 :★★★
よみやすさ(写真、事例タップリで)  :★★★★★

出版社:郵研社新書 
ページ数:252ページ
価格:¥1300(税込)


17:15追記--------------------

ちなみに、
リストとは、まんまDMを送る先のリストのことです。
オファーとは、特典のことです。景品や懸賞、招待券といったものです。
クリエイティブとは、レターやパンフレットといったDMの中味です。

念のため。


●それ程ベストセラーになった本ではないのに、出品数がやたら多い。かつ、
●売価に、送料390円を加えても定価に遠く及ばない出品が多い。

まず、避けて置いた方が無難です。



「超心理マーケティング」デフレ時代の逆風でも必ず勝てる/鈴木博毅 ネタ帳No.43 04月15日(木)

テーマ「ビジネス・起業に関すること。(10553)」
-18:49- 目玉は、"親切な情報による他社排除"でしょうか。

"他社の欠点を、あたかも一般常識であるかのように伝えることで、他社排除をしながら自社訴求を同時に行う"

ピンと来た方も多いはず。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

皆さん、昔は、もっと、もっと、お客の立場になって
DMやチラシを作っていませんでしたか?

お客になったつもりで、穴が開くほど、原稿を見つ
めていませんでしたか?

「自分だったら、返信したくなるかな…」
「自分だったら、行ってみたくなるかな…」

今よりも、ずーっと、ずーっと、強い気持ちで…
だって、それしか、方法がなかったですもんね…


それが、“あの人”の出現で、一変しました。

みんな、“あの人”の魔法のようなノウハウを、自社の
商品・サービスに、こぞって導入しました。
安心したいために。

その結果、表面上マネただけの、流れが同じような文体
の、DMやチラシが、巷にあふれかえってしまいました。

言葉は悪いですが、お客は、広告によって、“教育”さ
れます。カシコクなります。進化します。

釣られるのを、ただ黙って待っている“魚”では、決し
てありません。

本書は、いつの間にか忘れられかけた、この事実を出発
点に書かれています。

操作系の本では、もちろんありません。
全く逆の主張です。

書かれているノウハウも、カシコク進化するお客に、い
かにカシコク対応していくか、この唯一点に、絞ってい
ます。

偏った脳ミソを、真ん中に戻すには、ウッテツケの一冊
です。

「なぜ顧客が見つからないのか。」町田和隆 ネタ帳No.48 04月20日(火)

テーマ「最近、読んだ本を教えて!(2646)」
この本の主張は、

"いかに見込客を増やすか?"

唯、この一点です。

「成約客は、見込客の数に正比例する」という法則にのっとり、量稽古&"急がば回れ"の裏ワザ営業手法が、数多く紹介されています。


法人営業の場合、最初の段階で一番ヤッカイなハードルは、何と言っても、"受付突破"。

この最初の敵を倒すために、編み出された秘技が惜しげもなく公開されています。

たとえば…

(16:38)
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-----

●就職情報誌を、見込客リストとして利用する。
人事担当者を経由して、担当部署につなげてもらう。

●無料クーポン集を作成する。
飲食店に無料クーポン集への掲載を求める形でアプローチ。
その後、本業の空気清浄機を勧める。

●ターゲットに見積りを依頼する。
喜び勇んでやってきた営業マンを起点として、キーマンにつなげてもらう。

作り話でなく、ホントにやってます。このヒト。
法人営業版、"ゲリラ"です。

でも、根底で共通しているのは、"相手先企業にたいする関心・興味を真摯に伝える"こと。
これ、大事です。

後半は、マーケティングの7Pだとか、著者の成功哲学といった内容です。この辺りは、流して読んでしまいました。
スイマセン。

ただ、考えさせられたのは、以下の視点。

【人間の基本的な動機の所在】
□自己を守り、生き永らえたいという欲求
□束縛からの解放を求める心
□他人から認められたいという欲求
□関心ある対象への愛情
□性の欲求
□物欲と金銭欲
□得たものを失うことへの恐怖の心
□他人や社会への憎しみ
□食欲と休息欲

自社の商品・サービスについて、考えてみて。

●プレスに、"サクラ"で商品の問い合わせを行い、取材にこさせる…
みたいなキワドイ手口も載ってます。
やはり、ゲリラですね

(4/21 14:20)
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-----

喜客アキンドさんからのご質問

>こんばんは。
>仕組さんにも質問!
>マーケティングの7Pって、何でしょうか?
>プライス
>プレイス、プロダクツ
>の3P(爆)しか思い出せません(汗)
>イジワルしないで、教えて下さいネ♪
>(って、そんな人ではありませんよね!)
-----

お返事は遅れましたが、イジワルな人ではありません。

マーケティングの4Pとは、

Products
Price
Place
Promotion

ですね。

著者はこれに、

target Profile (ターゲットの属性)
communication Process (コミュニケーションの過程)
market Positioning (顧客から選ばれる理由)

の3つを加えて、"7P"としてます。

たしかに、この3つは、マーケ本では、頻繁に出てくる考え方です。

「ゲリラPR」/マイケル・レビン ネタ帳No.51 (1) 04月23日(金)

いやーあ、なんて優しい、著者なんでしょうか。
手取り足取り、すんごい細かいところまで、教えてくれてます。このヒトの特徴ですね。

「実践的ゲリラマーケティング」「ゲリラ・マーケティング EX」と同じヒトです。

メディアに乗っけるための、"パブリシティ対策本"です。

●書き言葉と話し言葉によるコミュニケーションの練習
から始まり、
●対象となるメディアの選び方
●メディア担当者へのアポレターの書き方
●プレス・リリースの書き方
●プレス・キット(メディア担当者の理解を促す資料)の作成法
●メディア担当者へのアポ電のかけ方
●新聞に掲載される方法
●雑誌に掲載される方法
●業界紙に掲載される方法
●テレビで紹介される方法
●テレビのインタビューを受ける際の注意点
●ラジオの電波に乗る方法
●記者会見の段取り
●プレス招待パーティの段取り
●スピーチをする際の注意点 などなど…、

ホント、ためになります。お役立ち情報が、ガッポリ入ってます。


特にシビレタ一言、

"書くための最良の方法とは、ただ書き始めることである。
言葉を水のように流れ出させるのだ。
自分自身をチェックしたりせず、自分の考えを紙の上に載せるのだ。
(中略)
書いた後で、言葉を削除したり、追加したりするほうが容易であることを信じていただきたい。
だから、最初の草稿にしがみつかないことだ。"


《オススメ度》
●メディアに取り上げられたい方:★★★★★
●フツーに販促物を作ろうとしている方:★★★★★

※日本と米国の文化の差異は、この本の場合、考慮しなくていいと思います。共通ルールが書かれてます
「真の意味での発見の航海とは、新しい風景を見つけることではなく、新しい目を持つことである」

【未来的差別化法】
未来に向けて、過去とどう差別化するかを考える発想法

【手段目的連鎖モデル法】
商品機能→機能面の満足→心の満足→価値観
から、新たな商品価値を導く発想法


「必ず繁盛店!地域密着商法の極意」/俵 貴幸 ネタ帳No.66 05月08日(土)

テーマ「ビジネス・起業に関すること。(12632)」
いやはや、ブレスト本ですね。小売業の。
色んなお店の事例中心。チラシの実物例なんかもたくさん載ってます。
読みやすい。でも間違えやすい。

こっちで、"専門化から総合化"、あっちでは"強みに特化せよ"。
こっちで、"品揃えを豊富にせよ"、あっちでは"一番商品を創れ"。
その上、弱者、強者の戦略がごっちゃまぜ。
読み間違えると、大変なことになります。

ある商品カテゴリーに力を入れる。
そのカテゴリーでは、品揃えを強化する。
その中で、強みのある商品に磨きをかける。
そんな意味だと思います。

【ナルホド系】

●まずは、一店の成功事例創出に注力。しかる後、他店へ展開。

●圧縮付加法
新規商品を導入する。効率の悪い売場を縮小した。
でもまだスペースが足りない。あなたなら、どうする?
A.高収益の主力部門の売場縮小
B.平均的な収益の売場縮小

(答)A
平均的な部門を圧縮してしまうと、その部門の売上が落ちてしまい、新規商品を付加しても、プラマイとんとん。
一方、主力部門は仕入力や販売力が高いため、より高いレベルの効率追求が可能。

(仕組の意見)
売れるので、売場拡張、拡張で、贅肉が付いた部分があるときはいいと思いますが…

●一番商品の複合化
贈答用で人気の高い洋蘭の強い園芸店では、同じく贈り物需要の高い観葉植物も売れていた。
グリーンギフトコーナーとして一体化させたら、合計売上は50%増えた。

●地域名をそのまま冠にした販促企画
「花と緑の浜松市民ガーデニング祭り」
「三八地区 八戸市民住宅フェア」

●「よく買うものが安く買える」割引クーポン
顧客満足アップと、むやみな値引きによる粗利低下防止
ただし、購買履歴管理システム要。

●商品に対する思い入れ
コーナーごとに、店員に、仕入れ、売価設定、売場作りをある程度任せる。これまでの経験で、自分が売りたい、売れるはずだと思う商品を販売させる。

自分が商品を選んだ責任感と真剣さが、売場に憑依する。


【武闘系】

●弱いものイジメで力をつけよう
自店よりも、弱い競合店を攻撃目標に定め、売上とお客を奪い、一番店に対抗できる戦力を養う。

1.自分よりも下位の店の、弱い部門・商品を攻撃
2. 自分よりも下位の店の、主力・売上の大きい部門を攻撃
3.自分よりも上位の店の、弱い部門・商品を攻撃
4. 自分よりも上位の店の、主力・売上の大きい部門を攻撃


他にも、いろーんな考え方が紹介されていますが、自店、お客、競合店の状況をよーく踏まえて、打ち手を決めてくださいネ。




























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