寿子のカナダ留学記 @ Simon Fraser University

寿子のカナダ留学記 @ Simon Fraser University

三重県国際交流財団へのレポート2


教育学部のカリキュラム理論?応用学科に在籍中です。特徴は、博士課程のコースを他の学科(芸術教育、数学教育)の学生と一緒に履修する事によって、見解が広がる事、哲学書(プラトンから最近の物まで)勉強した上で自分の研究をしていくという、伝統的な部分もあります。また、カリキュラム全般なのでよい部分は、いろんな分野の研究に携われる事ですが、同じ分野の教授陣が少なかった事です。2008年には新しくプログラムが増設するみたいなので、去年くらいから教授陣を増員しはじめているようです。また、学会に参加する学生がとても多いののと、大学以外のNGO, 公立、私立学校で教育に携わっている学生も多いので、世界観が広まります。ただ、留学生がバンクーバーに近い割には非常にすくない学科(私の年はアメリカ人、ハンガリー人、私と3人だけ) なので、留学生としては、慣れるまでとても大変でした。

・留学の準備は、留学開始のどのくらい前から始めましたか。準備開始から入学までのスケジュールを教えてください。今後留学を考えている人が注意しないといけないことは何ですか。
9月入学の場合だと締め切りは11~2月と各大学によって違います。まず、大学に連絡をとって教授とのコミュニケーションをはかるか、どの教授がどういう研究をしているのかリサーチする必要があります。申し込み書の企画書には具体的にどのような研究がしたいのかを、目的の教授の研究と重なるように書く事をお薦めします。研究の企画というのは、研究法で内容が微妙にかわったり、大学院にすすみ授業をとっている間に考え方がかわったりするので、絶対に入学時の企画にそらなくては行けないと考える必要はありません。ただ、目的の教授を各大学で決めてその教授の興味のありそうな研究案を書かない事には合格しないと思います。準備としては、大学のホームページで、メンターシップ(先輩等)との連絡がとれるかどうか確認する事、寮に住みたい場合は合格書をもらう前でも半年くらい前には応募締め切りをするのでチェックをして押さえておく事(多分手数料が数十ドルくらいかかりました)、大学の行事などをみたり、奨学金の可能性、または、助手(これも多分入学する前には手続きしておくといいでしょう)の有無などを確認しておく事が大切だと思います。また、生徒会が活発だと、いろんな情報交換ができるので、学部の生徒会に連絡をとって自己紹介くらいはしておくと入学してから気持ち的な余裕ができるのではと思います。

・どのような宿舎に滞在していますか。その宿舎をどのようにみつけましたか。
現在は、大学から30分以内の住宅地(駅から徒歩10分)にルームメートと一軒家を間借りしています。一階の半分(2つのベッドルーム、キッチン、リビング、バスルーム付き)で、一人460カナダドルかかります。家賃は、光熱費込みで、生活費は、この家賃と、携帯電話代と食費が主です。大家さんは、日系人(3世)で、とても親切にしてくれます。バンクーバーの人達が使うインターネットの掲示版で、この家をみつけましたが、これ以外にも、大学のオフキャンパスのサーチエンジン、大学内の広告、日系新聞(新報)など全て目を通し10件以上電話して、その中でよい物件を3件ほど選び見学して交渉した上できめました。大学に入って1年目は寮がおすすめですが、私の場合は寮に2年いたので気分転換と環境の変化を求めて大学の外にでました。後見学する場合は安全のため必ず同伴者を連れて行く事をお薦めします。

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