◎冬小説◎其の①



     外はしんしんと雪が降り続いている・・・。
    本格的に寒くなってきた朝、私は大急ぎで家を出た。

      (やばっ!遅刻しちゃうッ><)

   雪は足跡がくっきりするぐらい積もっていて、少し歩きづらく感じた。
   家から学校までは20分ほど。もう朝礼が始まっている時刻である。

   (走ってももう間に合わない・・・。ゆっくり行くか・・・・・。)

     そう思ったので、降ってくる雪を見上げて冬の冷たさを感じた。
     そして雪で残った自分の足跡を見つめて一言。
         「あたしも成長したな~・・・。」

  小さい頃はこの足の半分ぐらいしかなくて、雪の中を必死で歩いていた。
        それから時が流れ、今の私がある。
  そう考えると時の流れの速さと支えてくれた周りの人の温かさを感じる。

  そして、また足跡を見つめると、横に大きな足跡があるのに気づいた。
        この足跡の持ち主は多分、男・・・?

         (だれの足跡・・・・・????)

          近所の人だろう。でも誰の足跡?
    何だか、私はこの足跡を知っているような気がするのである。

              何故だろう。

        そんな疑問を残しながらも学校へ着いた。

      先生に15分も説教され、授業の準備を始めた。
       でもあの足跡は誰の物か気になってしまう。

   (そうだ・・・!あの足跡の持ち主に会えるまで待ち続けよう。)

     私はそう誓って、あの足跡を追い続けることにした・・・・・。


                 ●つづく●             

© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: