宇宙は本の箱

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六次元講義(27) 無我一念!


禅ではよく<無の境地>ということを言いますが、困難に直面している時、
それはなかなか難しいことです。
<無我一念>も<無の境地>も、
深まればそれは同義語と解釈してもかまわないと思っていますが、
心が、悩み、苦しみの真っ只中にある人に、
<無になれ>と言ったとてなんになりましょう。

無我一念!!


これでしょう。!


ほとんどの人は、小学校の頃、レンズに太陽光線を集めて、
そこに置いていた新聞紙を焼くということをやらされた事があるでしょう。
あれです。
精神統一、無我一念!
健康になれ!健康になれ!健康になれ!
これをただひたすら念じ続けていて妙境に入りますと、
クワッ!!
と、自分の心がどうなったかというくらい焼ける所に出ます。
新聞紙に火がついた瞬間です。
それからはもう熱くて熱くて真冬でも汗がだらだら出てくる筈です。
人が真摯な心で何かを願い、そうなった時は、
例えその時だけでも、その心は比叡山の大阿闍梨が護摩法要されている時以上の
道につながっているはずで、それを体が教えます。
体が感じます。

勿論、その時念じる言葉は、この大宇宙と和解した、
正しい見地からの言葉でなければなりません。


たとえ病気は治らなくても、
それはなにかを教えるはず。

あなたは毎日毎日、自分の体が燃え出すまで自分の事を、
或いは助けたい誰かの事を、願ったことがありますか?


<思った時は達した時>

を観じて下さい。





※妙境とは妙なる境地のことで、妙なる境地とは、先生の弁ではハートがはすかいにきら      れたようになって、千里の先も見とおせるような穏やかな澄み切った境地です。
      経験では額がすーっと爽やかで頭脳明晰、何でもが感知されるような世界のことです。
      点火した火がもえてやける・・・正しくはそれは、その境地の一部のことです。









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