宇宙は本の箱

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六次元講義(33) 呑まれるな!


近頃はそういうことが多くなりました。
あのこの結婚式にも行きません。祝福してあげたいけど気がのりません。
思いやり、人を思いやる、人に想いをやることを教えることは最早容易ではありません。
諦めざるを得なかった私の無念さはあのこに分かることではありません。
けれどそうですね、先生を見習って言葉かえましょう。
しばし休息です。
戦士にも休息はあるくらいですから、戦士でない私はなおのこと休息です。
休息ばかりという気も実はしないでもないですが、先生、私は諦め悪い人間だから大丈夫です。

そんなこんなで、一ヶ月前のものを今頃読んでおります。


仕事にのまれるな

学問にのまれるな




健造先生は95歳でなくなられましたが、死ぬ三ヶ月前までも欠かさず寝る前には寝室に本を持って行かれていたそうです。そうだったろうと思います。なくなられる三ヶ月前まで執筆の手ほどきもされていました。

若い時は着物の懐には必ず本があり、後にはカバンに入れて歩き、寸暇をも惜しんで勉強されていました。田畑を耕していた時も、休息の時間には本を読まれ、子供の頃から一生懸命働き、一生懸命勉強し、時間を空費するというようなことは終生ありませんでした。
どんなに大変な作業でも、どんなに大変な勉強でも、こつこつとはじめ、完成されました。
先生のノートには

流れ、流れてやまざれば

  岩をもついに貫かる

この言葉が繰り返し書かれています。

先生は後に<内観の詩>を私達に指導されましたが、内観の詩と体を使っての鍛練の両方を重ねられたのです。




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