宇宙は本の箱

     宇宙は本の箱

本然の生命<2>



と考えます。どんなふうに作ろうか、そうだな~まず研究所をつくろう、設計図を作ろう、よし材料

だ、鉄だ、工場がいるなあ、つくる為の道具もいるぞ、ウン、ウン・・・。

出来た!しかし燃料がいるぞ・・・掘ろう。掘る道具もいるぞ、運ぶ車もいるぞ・・・。

もう限りなく多くのことが必要になってきます。 

田畑を耕すという一つのことだけでもものすごい準備です。気絶してしまいます。


そうして耕すことで得られるものは何もないのです。


耕せばたくさんとれる。耕転機を使えば楽だと思ってしまったばかりに、限りなく多くの苦労と無駄、多くの準備が必要となり、その結果、限りなく多くの困ったことを次次と招いてゆきます。
野に山に、川に海に、宇宙に・・・
生きている地球を損ね食いつぶし、宇宙を汚し、あらゆる生き物達の営みの障害を招いてゆきます。


ところで、準備による無駄が多いから、地球を食いつぶすから、空気を汚すから、多くの障害を招くから、やがては石油がなくなるから、耕すことを考えなおすというのではないのです。

耕さないほうがお米は健康に全うに育つから、耕さないほうがいのです。

耕さなければお米は見事に育ちます。

このことの理に気付かれてください。


農薬、除草剤における無駄と害ははかりしれません。

肥料におけるも同じです。

有機、無機いずれの肥料におけるも、施設つくりにおけるも、その害と無駄ははかりしれません。

しかし・・・だから、いけないというのではありません。

用いないほうが見事に育つからなのです。


用いなければ、本然の生命が、本然の生命に育つからなのです。

完全な生命です。



一粒のお米、一房のブドウを得るに必要となっている今日の無駄と害は、もう気が遠くなり恐ろしくなりますが、そうして得られたお米、一株のホーレン草の生命は非常に弱いです。
肥料でふくれたお米をウンウン汗して担いで帰り、たくさんとれたと喜びますが、

決して実質は多くなっていません。
その生命力は小さいのです。
生命力が不足しています。
堆肥厩肥で肥大した大根の生命は希薄です。
大きな大根の中味は弱い不足した生命が少しです。
あとは生命にとっての障害物、毒です。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: