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ヒヤシンス。 @ Re[1]:現実生活を小説にしてしまえばいいんだ。(09/02) きらり510さん、こんにちは。カボチャ6コ…
ヒヤシンス。 @ Re[1]:鉱物から護られる時がきた(07/25) 火水ハヌルさん 返事おくれました。わ…
2011年07月07日
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負なるわだかまりを捨てようと紙類を火で燃やす。(2010・7・7)灰になる迄お経あげ見守った。祈り生じ涙。すっきり。面倒くさい牛蒡の皮削ぎをする気になる。お腹が空いた。生のまま味噌で噛み噛み食べる。30分過ぎてお手洗いに行った。「えっ!?」これは何?牛蒡の効用か?おしっこが「ジャーっ!」と勢いよく出たのです。(下記は2010年12月文章講座「他人を描く」の下書き)

『「この十二月で八十二歳になります」昭和三年生まれのその方は、色白のためか、しわがないのではないか?私の目には見えないのだが。テーブル越しのその方との距離は一メートル半ほど。化粧はしていないようだ。目は澄んでいて、伝える言葉の感性は少女の天真爛漫さ。ひっつめの髪型のためか顔立ちは古風に整った印象を醸す。話しているうちに頬が高揚し、きれいなピンク色の肌から光が生じている。つややかに上気させながら、話すほどに、いきいきしだす。目を細め、はにかむような笑いかた。清潔感。お風呂から洗い上がったばかりというさっぱりした表情。

コリアの本を読む会の常連Tさんだ。会費二百円はTさんが集める係なので、そのときに頭を下げて挨拶する程度。七十代後半にご主人を見送った後ハングルの勉強も始めたらしい。溌剌とした存在じたいに刺激を受ける。「熱中するものがなかったらうつ病になっていたかもしれない」とも添えていた。ある時、米粉と砂糖だけで出来ているという、昔ながらのお餅を買ってきて皆にふるまった。喜んだ私に「一つ残ったから、もう一つ、おあがりなさい」と私におみやげにもたせてくれた。


明治32年に生まれ88歳で逝った祖母イトは、私の父の母親だ。一緒に暮らしたことはない。七十半ばの頃には皺がいっぱいあったという記憶。植物の葉脈を克明にスケッチしていた小学生の私は、ある日、祖母の住む家に行った。得意なところを見せたかったのか、外孫ゆえに気を引きたかったのか、そばに座って似顔絵を描いた。顔の皺の一本一本を見逃さなかった。それは祖母の気分を快くしなかっただろうなと、大人になってから思った。祖母の小さな部屋には大きすぎる姿見の鏡台があったのだが、刺しゅうが施された厚手の布カバーでしっかり覆われており、チラリとでも鏡部分が見えないようになっていたから。祖母は八人の子供を生んだ。イト五十代、立て続けに三人の家族を失った年がある。姑、夫、長女。悲しいことが同じ年に重なったのだな。私が所帯を持って落ち着いた年のころ、取り寄せた戸籍謄本を図に書き表しながら、祖母の人生を思った。女手一つで働いて、子供らを大きくしてきた。自由な時間が与えられた晩年に、熱中する趣味があっただろうか。長男家族との同居は折り合いが悪く、二男家族の家に移ったが、結局七十半ばからは旅館を経営している二女のところに落ち着いた。その場所で私は祖母の絵を描いたのだった。厳格な気質は、距離をおいた孫の立場で客観視するとき、りりしく、りっぱに感じさせる。が、近寄りすぎるときつくて耐えがたい性質だったろう。祖母の損は、思ったことをはっきり言葉に表現しすぎたことにあった。(私の正直すぎた絵の線も同じく)ですが、おばあちゃん。いいもわるいもありません。皺が深かろうが、きつかろうが、あなたのおかげで父は在ったのです。父を通して、私は今ここに在るのです。おばあちゃん、お仏壇に、中に餡子の入ったおまんじゅうをお供えします。』





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Last updated  2011年07月07日 15時01分19秒
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