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お父さん、書く事はもしかすると魔法を起こすんじゃない?ここ数日かんじている。だって、お父さんのことを書いていたら、あんなに遠かったお父さんが近づいてくる感覚おぼえている。これってどういうこと?
初めて書いた短編小説「ブラウンライス」、あらすじで、お父さんのことをちょっとだけ書いた。すると、そこからスラスラお父さんに話しかけているじゃない。
生きている時は話が続かなかったというのに。まさか、あの世とこの世の関係になって、対話するようになるなんて、そんなことってある?ひとりこっそり可笑しい。
『勤労主婦のザックは父親が生きている間、会話が少なかったことを心残りに思っている。一緒に食べたり飲んだりしながら、もっと話がしたかった。父親亡きあと、本との出会いが、ザックをぎっしり詰まった充実の日々に導いてくれる。人と人との間に、本を挟めば、熱い会話が生まれ、人との濃い関わり合いが築けそうだ。
父は空の住人であるが、体がないだけで魂は永遠、今もなお生き続けていると信じるザック。今からでも遅くはないんじゃないか。父との不足な親子の情を、今からでも埋める方法があるんじゃないのか。
人が生きるとは、食べて、活動、排泄、寝て、起きる。その中には、人と人との言葉のやりとりがある。体を卒業して魂のみで生きる人と、心のやりとりをするのに、水や食物は対話のきっかけになるだろう。その次に、言葉を空に住む人たちに向けて発信し続けたらどうなるだろう。もしや届くんじゃないか。
読書会の会場探しでの、木造カフェとのめぐり逢い。木の匂い、癒し。大木の懐にもぐり込んだような心地良さ。天窓のある心にくい設計空間。その天の窓に向って大きな声で朗読したら、どこからか、轟き音が聞こえてきた……』
旅立ちから半年間、お父さんの写真を持ち歩いていた。お昼もお父さんの顔を見ながらご飯を食べていたのは知っていたかな。一番ハンサムに写っているお父さんの写真をこっそり抜きとってきたんだ。
お父さん、半年お父さんを見つめたら、ひとこと、お父さん、と口にすると、サァーっとお父さんのきれいな顔が浮かぶようになったんだよ。
ある日の仕事帰り、空の一番星を見つけて、ああ、お父さんはお星さまになったんだねぇーっと発していた。
お父さん、と呼ぶとお父さんの顔が浮かびあがってくる。体の底からいっぱいに情が湧き上がってくる。
姿形を知らない神さまに向って、天の父よと呼びかけ祈りの対話をする人々がいる。それなら、お父さんの顔をくっきり浮かべることができる私が、お父さんと呼びかけて対話ができないわけがない。
お父さんと私の仲はこれからなんじゃない?毎日の出来事を報告していくよ。待ち合わせはこの白いノートで。朝五時から六時まで、白い紙に一枚、言葉を打っていくよ。その後八時まで小説を書く時間にあてたいから一緒に居てくれないかなぁ。むかし夏休みの宿題で図工の本棚を手伝ってくれたように。二〇一九年 夏
父の顔 2021年01月24日
関心を寄せてくれ、褒めてくれ、認められ… 2007年03月26日 コメント(2)
相手に関心を寄せる 2007年03月26日
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