No Music,No Life

No Music,No Life

第二章



ビューーーーーーーー

という訳で、ボクは今、公園に来ています

落ち葉拾いをしています、別に標的の家に火を付ける訳じゃありません

標的はあくまで本人ただ一人です

火を付けたら回りの人にも迷惑がかかる・・・でしょ?

ボクの名前はボーイ・ケン

みんなケンって呼びます、アメリカ人とインディアンのハーフです

お仕事の都合で日本に来ました

お父さんの仕事は暗殺稼業、お母さんはそれをバックアップする仕事です

ボクも昔から暗殺者になるべく育てられてきました

だけど・・・4年前に、お父さん達が暗殺の任務を命じられたのが死刑執行委員会という世界最大の闇組織でした、コレまでにも幾多もの暗殺者が送り込まれたんですが、全員消息不明・・・

お父さんとお母さんも、その闇に飲み込まれて今に至っても行方不明のままです

親を失ったボクは、帝都東京の第2エリアにある月に100万円以上する賃貸マンションから追い出され、身寄りがないと言う事で帝都東京から追放されてしまいました・・・

帝都東京ってのは10年以上前に出来た新制度の賜物で、ある一部の人間が住める東京の都心の事です

日本も変わりました、貧富差は歴然としています

それより、帝都東京を追い出されたボクは彷徨い歩き、この公園に辿り着きました

そんな時、声を掛けてくれたのが今の社長である五十嵐さん

五十嵐さんが営んでいる会社に入れてくれたんです♪

嬉しかった、でも、その時にこの会社は死刑執行委員会の子会社である死刑執行株式会社であることが分かったんです。

後々嫌な空気になるのがいやだったんで親の事を話したら・・・委員会の方とはやり方が合わずに組織から離脱したそうです。勝手に

ってことで大歓迎してくれました

そんなこんなで今のボクが居ます。

死刑執行歴4年ですが、一丁前に仕事はこなせます

ってことで、よろしゅう。

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