梅林庵

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2011年05月07日

アルテック

カテゴリ：オーディオ

平成23年5月7日(土)
　午前6時半起床。曇りときどき小雨。
　午前中はバッハを聴きました。昼過ぎ、父の家の裏庭を草刈り機でやっつけました。カラスノエンドウが伸びて、始末に負えませんでした。まだタンポポが咲いていました。枯れ草の中に刃を入れたら、その先から野ネズミが飛び出ました。かわいらしかったです。　午後3時過ぎ、オーディオの師匠宅を訪ねました。私の真空管アンプ、コンデンサーを取り替えたから聴きにおいでと言われていました。師匠のオーディオルームには、アルテックが置いてありました。何枚かCDを聴かせてもらいました。出鼻から圧倒されました。ただもう素晴らしいの一言に尽きます。音に切れがあり、幅が広く、奥行きもあります。なにより音の厚みがあり、ぐんぐん迫ってきます。アルテックは、これまでタンノイとＪＢＬの中間だと聞いていましたから、軟弱者と勝手に決め込んで聴かずじまいでした。失礼しました。クラシックからジャズまで幅の広い両刀使いでした。馬にたとえると、タンノイがステイヤー、ＪＢＬはスプリンター。而してアルテックは自在、マイラーというよりもミドルディスタンスホースです。ディープインパクトです。友人から預かって修理をしたとのことでした。その友人はもうあまり関心がないのか、手放してもよいような感じだとも。友人K君に勧めてみようかと考えている、と師匠が言いました。K君は最近、家をリフォームし、居間に薪ストーブを置きましたから、その脇に置くと丁度よいと、私は言いました。でも、この音なら私が欲しい。これを聴いて、拙宅のサブＪＢＬ4312SXの音が色あせたものに思えてなりません。本気で考えてみよう。誕生日も近いことだし。自分へのよいプレゼントになる。でも妻にはなんと説明したらよいかな。求めることになれば、芝居を打つ必要があるな。
　ということで今日の写真は師匠のオーディオルームです。オートグラフとＪＢＬの間、ネットを外してあるのがアルテックです。往年の、いや今現在も銘機です。手前は私の管球アンプです。細って詰まり感のあった音が、どんどん溢れてくるようになりました。水道ホースの折れていたところが、もとに戻ったときのような感じです。