まったりのんびり

まったりのんびり

名も無き物語





お姫様はその性格からいつも周りにはたくさんの友達がいました。



お姫様にイロイロ教わる者、交際を求めようとする者が大勢いました。



さて、話は変わって。。。



町のはずれに1人の農民が住んでいました。



農民は貧しく、できることと言ったら喧嘩や料理や野球くらいでした。



いつものように帰り道を友達と帰っているときでした。



農民はお姫様に出会いました



農民はお姫様に恋をしました



一目惚れでした



それからというもの 農民は毎日毎日手紙を送り続けたのです。



そんなあるときです。



農民は姫に恋人がいることを知りました。



それは王子様でした。



農民はショックでした。それでも手紙だけは毎日送りました。王子に勝ちたかったからです。



農民は考えました。「王子に無い者をアピールすれば勝てるのではないか・・・」っと。



王子のことを聞くと挫けそうになりました。嫉妬もしました。毎日毎日頑張りました。



そして・・・



とうとう農民はあきらめてしまいました。。。



理想よりも目先にある幸せにとらわれてしまったのです。



そんなあるときでした。姫から1通の手紙が届いたのです。



「最初はアナタには興味がなかったの・・・だけど今はアナタがいてくれなきゃダメ・・・好きだったのに・・・」



農民は悩みました。



答えは1つでした。



それから農民は幸せな日々を送りました。



何度も唇を合わせ、体を重ね愛をささやきあいました。



しかし農民の知らない場所で大変ことが起こっていました。



姫には妹君がいました。彼女に似てとても可愛らしい妹が。



その妹が姫の家来に恋をしました。



とても深い恋でした。



しかしその家来は姫のことが好きでした。



三角関係のできあがりです。農民はこのことを知りもしませんでした。



姫は妹を応援しました。



そんなあるときです。



彼女の妹が失敗をして落ち込んでいました。



姫は言いました。「あの人のところへ行っておいで」と。



家来は困りました。慰め方がわからなかったのです。



優しく彼女の唇に自分のソレを重ねるくらいしか・・・



彼女は元気を取り戻しました。



しかし、暫くして王様の耳にそのことが伝わってしまったのです。



そう。やってはいけないことだったのです。



王様は罰金を払うように命じました。



家来には他にやりたいことがありました。



詩人になりたかったのです。



言葉や音楽で人々を楽しませたいと。自分を表現したいと・・・



姫はそのことを知っていました。だから責任を感じ自らも働く決心をしました。



農民は徐々にそっけなくなっていく姫の態度に疑問を感じ始めました。



しかし、何を聞いても答えてくれません。



このときに彼は気づくべきだったのかもしれません。。。



暫くして姫から事情を聞きました。



それはあまりに辛く苦しいことでした・・・



なぜなら姫の家来は彼の友人だったからです。



そしてもう1つ



彼女の心は農民の元にはないと・・・



しかし彼女は幸せそうでした。



一時は友を殺そうかとも思いました。



もぅ誰も信じないとも。



しかし、そんなことをしても彼女の心までは戻ってこないことを彼は知っていました。



知っていたから辛かった苦しかった・・・そして自分が情けなくなりました。



彼女が幸せならばそれでいい・・・



そう気づかせてくれたのはヤッパリ人間でした。




残念ながらこの話はここでおしまい。



この話の続きはアナタだけが綴れます。



この物語の結末は1つではありません。



それはアナタが良くわかっているはず。



さぁ勇気を出してペンを執ってみましょう。



アナタだけの物語を・・・

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