本田班

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凹ノ 夜模月の冒険(2)




  学校で理科の授業が始まります。 

     キーンコーンカーンコーン 
大吾郎「はい、席ついて。」
夜模月「何で先生なの?」
 (大吾郎は数学の教師である。大吾郎を知らない人は人物紹介に書いてある)
大吾郎「坂先生は昼から出張です。」
夜模月「!?またかよ!んで、何するの?」
大吾郎「坂先生からは石灰水に・・・・」
      ガラララッ
蚊意地「今日は暑いね~。」
大吾郎「おい!蚊意地、何分遅れたと思ってんだ?」
蚊意地「えっ?今の予鈴ですけど・・・」 
     キーンコーンカーンコーン 
大吾郎「はい、では今日は二酸化炭素を使った実験をします。」
蚊意地「ちっ」
大吾郎「前に来てくださ~い。」
克也 「さっき見たんだけど、あのビンは石灰水じゃなかったぞ・・・」
夜模月「俺、知~らない。」
大吾郎「ストローを使って息を吹き込みます。すると・・・」
     ブクブクブク
大吾郎「あれ?おかしいな。白く濁るはずなのに・・・。」
   「ちょっと待ってて下さいね。職員室に戻りますすぐ帰るので。」
      ガラララッ
蚊意地「大吾郎のやり方が悪いんだよ。ちょっとやってみようぜ。」
克也 「やめとけって。たぶん塩酸じゃないかな?」
     ブクブクブク
蚊意地「ケッ白くならないぜ。」
夜模月「な~蚊意地。準備室に入ってみないか?」
蚊意地「お、いいね。」
      ガチャッ・・
夜模月「なんだここ。よく分からないや。」
蚊意地「おい、あそこ見ろよ。」
夜模月「あ、本当だ。よく分かったね。石灰水の場所。」
蚊意地「違~~~う。その奥だ。」
夜模月「立ち入り禁止。絶対に入るな。」
蚊意地「しかもカギが7ツもかかってる。」
夜模月「もしや・・・。」
蚊意地「何だよ?」
克也 「お~~~い先生が帰ってくるぞーー。」
夜模月「帰りに話す。」
蚊意地「分かった。」
      ガチャッ
克也 「石灰水なかったのか?」
夜模月「ああ、あったさ。もっと面白いものもね・・・」

     果たして夜模月は何を見つけたのか? つづく



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<補助編>
夜模月達は学校に着いて午前の授業を終え、昼からの授業が始まった。

先生は担当の(いつもの)坂先生ではなく大吾郎先生だった。

坂先生はよく学校を休んだり、出張に行く。

大吾郎が職員室に戻っている間に夜模月たちは準備室に勝手に入った。

そこで、怪しい扉(ドア)を発見する。

夜模月はある事を頭に思い浮かべた。

先生が帰ってきたので、あわてて夜模月と蚊意地はもとの場所に戻るのであった。




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