ホンジャマカの嫁姑同居日記

ホンジャマカの嫁姑同居日記

私の父親


私の父親は8年前肺がんで亡くなった。
毎年健康診断は受けていたのに・・・
肺のレントゲンに影が写ったのはゴルフボール大の腫瘍が心臓からはみでたからだ。
すぐに再検査、手術。
半年後に再発。さらに半年後に逝ってしまった。

再発で入院すると同時期に今度は夫の父親が肝臓がんで手術、入院。
毎週毎週、土日は二つの病院へ。
そんなことが2ヶ月ほど続いた。

夫の父が退院した頃、私の父はすでに余命3ヶ月と言われていた。
どんどん痩せていく父・・・
病名を伏せていたのに、私に病名を聞いてきた。
痛み止めで意識が朦朧となり、私のことわからなくなった。
冬はいつもひどい手あれで指がひび切れていたのに、仕事をしなくなって入院中の父の手は白くてつるつるして綺麗だった。
最後まで目だけはしっかり意思のある目だった。
ずっと手をにぎっていたのに、ほんの少しうたた寝をしてしまい、はっと気がつくとその目はもう、命のある目ではなかった。

今まで生きてきた中で一番つらい日々だった。

亡くなってもう8年たつのに父のことを思い出すと涙がとまらなくなる・・・
こうして文字にするのもやっと・・・
ホントはもっともっと書きたいのだけど。


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