「きらりの旅日記」

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ほしのきらり。

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2021.11.22
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カテゴリ: 美術館・博物館
​​​​​​​ロートレックの親友のひとりであった「ドトーマ」をオペラ座の舞踏会に参加しているかのように描いた作品です

​『 オペラ座の舞踏会におけるマクシーム・ドトーマ 』​

HENRI DE TOULOUSE-LAUTREC
French,1864-1901 ​​​​​​

Maxime Dethomas,1896

oil on cardboard(カンヴァスにグワッシュ)

70.0cmx56.0cm

『オペラ座の舞踏会におけるマクシーム・ドトーマ』1896年

「ワシントン・ナショナル・ギャラリー」所蔵。

(チェスター・ディル・コレクション)


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
​Henri de Toulouse-Lautrec​

1864年11月24日〜1901年9月9日(36歳没)

フランスの画家。
ポスト印象派、世紀末美術、アール・ヌーヴォー。

​​「近代」ポスターの真の創始者。
劇場を主題にしたリトグラフ・石版画。
舞台の装飾、芝居のパンフレットのデザイン。
版画、メニュー、挿絵。


これはもっと以前にドラポルト氏の肖像と比較できる肖像画である。

両者とも、ドラポルト氏は、

ジャルダン・ド・パリのお客として、

ドトーマ氏はオペラ座の仮面舞踏会にいるように、

想像上の情景設定を与えられている。


しかし、この絵は芸術家がモデルの性格とか

形似性を捉えようとすることには無関心であるから、

通常考えられる意味での肖像画ではないゆえに、違っている。




彼の容貌はその一部がみえるだけである

・・・はむしろ背景の騒ぎにまつわる連中の

引き立て役のように存在している。


われわれはこの絵から、

彼の個性とか容姿についての多くを知ることはできない。




マクシーム・ドトーマ(1868年〜1928年) は、

1890年代の初めから生涯の終わりまで

ロートレックの親友のひとりであった。


彼は非常に背丈が高く肥満していたが、

しかしまた鋭敏な感覚の穏和な男であった。


タデ・ナタンソンは次のように書いている・・・

「彼は自分自身に注目を

 ひきつけることになりそうなものを

 着たり身につけたりすることを

 ひどくこわがって、

 黒い服装さえもが、

 他の人が着ている服よりも

 黒っぽく目立つように思ったほどだ」。


そしてポール・ルクレルは、

ドトーマがロートレックを魅了したものは、

「彼の歓楽の巷の中でさえも 受動的な態度を保とうとする能力」

であるといっている。


これをわれわれは、

この人物を明らかにする短評として理解でき、

それをこの絵にあてはめることができる。


1895年、ロートレックは、

ドトーマとともにノルマンディー海岸で夏を過ごした。

ここでドトーマの肖像を描いた。


1897年、彼らはともにオランダに旅行し、

ハーレムのフランス・ハルス美術館を訪れた。


ドトーマの作品は、

ロートレックの作品から多くの影響をうけた。


(参考文献:BSSギャラリー世界の巨匠LAUTRECより)
(写真撮影:ほしのきらり)



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最終更新日  2021.11.22 00:10:09
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