星空の廃虚

星空の廃虚

『白』


純白という色とは言えない色の君を

僕の色に塗り替えてしまいたくなった

この指に絵の具をすくって 君の頬に付けたくなった

君は嫌がるだろうか?

何も知らない無垢な君に

僕の事をたくさん知ってほしくなった

その耳に僕の声だけを拾ってほしくなった

君は笑うだろうか?


真っ白な色が羨ましくて

無邪気な笑顔が眩しくて

君が欲しくなった

優しい声が聞きたくて

優しい言葉が欲しくて

君に求めてた


窓の外は真っ白だった

空も庭も真っ白だった

君が笑った

真っ白じゃなかった

君にも色が付いていた

君だけの色だった


僕はその色が好きになった

君も僕の色が好きだと言った


今 で は 僕 が 君 の 色 に 染 ま り た い と 思 っ た





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