星空の廃虚

星空の廃虚

灰うさぎ


今日、森でうさぎを見た
というよりも、うさぎと出会った

その子は灰色の毛をしていて
真っ青な瞳がキレイな子だった

何故か僕はその子が気に入って
あとをついて行った
いつしかその子も振り返ってくれるようになった

あくる日にうさぎと遊んでいた時
ふと たずねられた
「ねぇ、どうして君は うさぎなの?」
僕はびっくりした


え?

僕はうさぎだったの?


僕はその子に聞き返した
「じゃあ、どうして君もうさぎなの?」
その子は真っ青の瞳を見開いてびっくりしていた

その子は自分の顔や耳に触れていた
真似して僕も触れてみたら、ふさふさで耳が長かった
その子が水たまりを覗いたから、僕も見た
うさぎ、だった

その子は真っ白の毛をしていて
真っ赤な瞳がかわいい子だった

となりで 灰うさぎが笑っていた





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