ほよほよ部屋

ほよほよ部屋

転院

2004年

12月21日(火)


午前11時予約。
気負って10時過ぎには京大病院に着いていた。

とても新しくて綺麗で立派な病院だ。

程なく中待合に呼ばれ血圧等を測ったが、その後待てど暮らせど呼ばれない。

一番最後になってやっと呼ばれた。

前もって京大脳外科のサイトで確認はしてあったけど、絵に描いたような脳外科教授というか・・・
いや、ドラマで有名大学脳外科教授という役を役者さんがやったらこんな感じ?
って感じのすごく渋くて素敵な先生だった。

横でPC入力等をしている若い先生もすごく素敵で、ものすごくオトコマエな雰囲気が教授の診察室にはあふれていた(笑)

橋本先生は、私がどういう風に話をするのか窺っているようだった。

この雰囲気に負けてはいけない。
言いたい事は全部ちゃんと話して、後悔のないようにしなければ。

大阪医大の先生はとても信頼できる先生ではあるけれど、病院として経験値が低い事。
PCで色々調べて脳外での手術後の状態は、手術をしてくださる先生の技術の高さによるところが大きいという事を知ったという事。
子供が3人いてまだ小さいので、手術後も絶対元気に毎日生活したいと思っている事。
私のような小さな腫瘍の手術をお願いするのは大変失礼かとかなり悩んだけれど、
無理だと決め付けて何もしないで後で後悔するのだけは絶対に嫌だと思ったという事。
是非、私の手術を橋本先生にお願いしたいという事。

パニックになりやすい、いつもの私から考えると信じられないくらい落ち着いてきちんとお願いできたと思った。
これでダメでももうしょうがないと思えた。

橋本先生は、
貴方の気持ちは分かりました。僕でよければ手術をしましょう。
と言ってくださった。

とにかく、ホッとした。

手術は、大阪医科大でお願いしたように、一番下が小学校に入学して給食が始まった5月の中頃にお願いした。

次の診察は、そろそろ手術を受けたいと思った頃に来てくださいと言われた。

その後、手術までの流れの説明を受け、入院の予約をするように言われた。

お礼を言って診察室を出て扉を閉めたら、ものすごい喜びがぐわ~~っ!!と押し寄せてきた。

会計の時、セカンドオピニオンは1万5千~2万円かかると聞いていたのに、2千円ちょっとでビックリ。
転院すると決めた場合は、普通の診察料で済むらしい。

病院を出た後、嬉しくて嬉しくて、ナチュラルハイ(懐かし過ぎ)になってしまって丸太町の駅から電車に乗るところをそのまま
四条河原町まで2駅分歩いてしまった。

これでもう大丈夫。
最高の先生が手術をしてくれるんやから、結果がどうなったとしてもそれ以上の結果はありえないと心から思える。
これからは、手術の後、今まで通り元気いっぱいに暮らしているイメージを
しっかりしながら手術を待つだけや!!




2005年

5月17日
 ここからはブログの転記です

久しぶりに診察に行ってきました。
といっても実際には診察ではなく「もういつでも手術を受けられる状態になりました。」と言いに行ったんやけど。
あと、先生から最終的に手術を受けるかどうかの意思確認。

私の手術をしてくれる先生は脳外の教授なんやけど、患者である私の話もゆっくり聞いてくれるし
紳士的な感じの渋い男前で素敵なのだ~♪
いつも横に秘書的な仕事をしている若い先生がいるんやけど、この先生もとてもいい感じでいつも診察に行くのがとても楽しみ(笑)


ま、手術自体を考えると憂鬱やねんけどね。

来週、2泊3日の検査入院。
で、その時に手術日が決まるらしい。

あぁ~なんか、いよいよやなぁ・・・落ち着かへんなぁ・・・

でも今は、手術の心配よりも家を空ける2週間、子供が日常の事を自分でできるように教えとかないといけない事が山のようにあって、
その事で頭がいっぱいやけど。


ま、なんとかなるやろ。




5月25日(水)

明日から、2泊3日で検査入院して来ます。

部屋も片付けたし、物干し竿も低くしたし、色々教えたし。
今回は2週間の手術の為の入院のリハーサルって事で・・・

がんばれ~!!子供達。

お母さんも頑張りまっす!




5月26日(木)

検査入院しました。

朝10:00に病棟に行き、病室でパジャマに着替えて次の指示を待っていた。
30分位してから、担当の看護婦さんがやって来た。

おぉっかわいい~♪
私はかわいい女の子を見るのが大好き。

すごくかわいいんだけど。誰かに似ている。

・・・松井直美だぁ!!

言われても嬉しくないと思うから言わんとこ。
でも、私が言わなくても色んな人に言われているに違いない。

10:50からMRIを撮りに行き11:30に帰ってきて今日の検査は終わり。

終わりぃ!?

明日の検査はお昼1時からになりました。

えぇっ!?

じゃあ、丸一日何にもする事ないやん!!!
私、人見知りやから病室になじみにくいしなぁ~・・・MD聞いとこ・・・

お昼ごはんは、のびきって汁を吸いまくっているあっさりラーメンと味の薄い唐揚げと、シロップで煮た缶詰のフルーツに白玉が入ったの。

・・・最近は病院の食事も美味しくなってきてるのに・・・

まぁその後、次の日のメインのアンギオ検査(脳血管造影)の説明を聞いたり、検査の同意書を書いたり、問診があったりして
(トータルで1時間位)、なんとか夕食になった。

夕食は・・・もういいか。

夕食の後、テレビを見たり、同室の女の子(ハタチ)としゃべったりして過ごした。

同室なのは私を入れて4人。
1人は昼過ぎに外泊のために出かけて行った私より年上と思われる人。
あとの2人はハタチと21。

・・・年上の人はいないから、今私はものすご~くこの部屋の平均年齢を上げている!?

22:00に就寝。
いつもは2:00位に寝てんねんけど・・・

でも、普段から寝不足だから寝られる自信はある。

おやすみなさい~

つづく




5月27日(金)

・・・と思ったが全然熟睡できなかった。

普段は全く起きないのに夜中に5回目を覚ました。

ナースステーションの横で夜中もなんとなく明るいのと、同室の女の子の具合が悪く、夜中ずっと吐きまくっていたのだ。
殆どなんにも食べてないのに。
めちゃ可哀想だったけど、私も辛かったよ・・・

22:00~6:30までいつもより4時間も睡眠時間が長いのにフラフラで目を覚ました。

朝イチ採血。

朝食が終わった頃病棟での担当医(若い)がやって来た。

実は、昨日のMRIの写真を見た感じと耳の聞こえが悪くないという事なので、
手術をしないで経過観察をしていく方向で検討しているんです。
手術をしたら、今より耳が聞こえにくくなる可能性が高いですし、
今よりいい状態にしてあげられないのに手術するのはどうかという事です。
外来で経過観察をしながら何年も腫瘍が大きくならずにいる方もいらっしゃいます。

ええぇぇぇっっ!!!!

最初に行った病院では(去年末に転院して来た)手術か、放射線治療しかないと言われ、ものすごい葛藤の末手術を選択して、
覚悟を決めて今日に至っているのに突然そんなこと言われても~~~!?!?!?!

今日、カンファレンスがありますので、脳外の医師全員でこれからどうした方がいいのか考えますのでもうしばらく待ってください。

・・・はい・・・

そう言った後、えぇ~でも手術しないと腫瘍がいつまでも頭にあり続けるって事やろ、とか
みんなに手術するって報告して、後しばらく動けないという事で色んな人に迷惑をかけつつお願いを色々してるのに・・・どうしよう・・・とか
確かに耳は聞こえてるけど・・・とか
かっこ悪ぅ~・・・とか

色んな考えが頭の中をグルグル回ってプチパニック状態。

午前中に聴覚検査に耳鼻科外来に行ってくださいと言われる。
パジャマででかける。・・・着替えないところがおばちゃんやね。
何しろ昨日お風呂に入ってからスッピンなワケやし怖いもんなしや!!!

聴力検査の結果、自覚している通り左耳の聞こえ方は正常。
右耳に関しては通常より良く聞こえているらしい。

昼前に病棟に帰ってきてメインの検査「アンギオ」(血管造影)
担当医師が検査をしてくれた。

ふとももの付け根から動脈にカテーテルという細い管を入れ、首のあたりまでカテーテルを血管伝いに上げて行き、
そこから脳に造影剤を流してレントゲンで脳の血管がどう流れているかの地図を作る検査で、
動脈に穴を開けるから、止血の為に6時間寝返りも禁止の絶対安静で、誰に聞いても痛いとか辛いとか
中には手術よりも辛かったという人もいるというような検査らしく、経験者の親戚にもさんざんビビらされて入院した。

しかし、ふとももではなく肘の内側から入れた。
痛みも、最初の麻酔の注射は少し痛いけれど後はカテーテルが動いているのも分からない程度で
安静も、4時間腕は曲げられないけれどトイレも歩いて行ってよかった。

楽だった~

ダンナがアンギオ経験者の妹が、安静の時は色々大変だろうとお見舞いに来てくれたけど
あれ?なんや。というくらい私は平常どおりで、世話をしてくれる予定がさんざんしゃべって帰って行った。


妹と無駄話をしたり、手術なくなるかもしれへんねんとか言ってる間にだんだん気持ちが落ち着いてきた。


確かに、頭に穴なんか開けないで済むなら開けない方がいいに決まっている。
先生に聞いたら、今の腫瘍があと5mm大きくなってから手術するのとリスクはほとんど変わらないらしい。
確かに今は耳もちゃんと聞こえているし、生活には全く支障なく元気いっぱいだ。
あと5年くらい経って、もし腫瘍が大きくなってきて手術をする事になったとしても子供は今よりももっと大きくなっているから
その方がいいのではないだろうかと思えてきた。

うん。それがいい。きっと。

スイッチが入れ替わった。


・・・でも・・・
手術の為に役員の仕事を変わってもらったりしてめちゃめちゃ迷惑かけたしなぁ。
もちろん誰も「えぇ~!」とか言わないと思うけど・・・
検査入院が決まってから完全に隠すのやめてみんなに手術する事話したのに・・・
どこにどう話したらいいんかな・・・一から全部話さなあかんしなぁ・・・

あ゛ぁ~~~!!!!めちゃめちゃ憂鬱やぁ!!!!

かっこ悪すぎやねん!!!

もうちょっとだけつづく




5月28日(土)

え~っと、そういうわけで無事帰ってきました。

子供(とダンナ)に迎えに来てもらって久しぶりに(と言っても2日ぶりに)会って嬉しかったです。

心配してくれた友達と、情緒不安定になっていた時に迷惑をかけた全ての人にお礼とお詫びを言いたい気持ちです。

と言っても、ここを知っている友達、知り合いは4人だけなんやけど。

それから、私の手術をしてくださいと突然お願いに行った私の話をきちんと聞いてくれて
僕でよければ手術しましょうと答えてくれた橋本先生に心から感謝をしています。


6月7日に、経過観察についての説明と、放射線治療についての説明を外来で聞いてきます。

また報告します。


あ~しかし、みんなに説明するの憂鬱や~~!!!
トンズラしようかな(笑)





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