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2004年11月23日
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カテゴリ: 小さな旅
 房総半島と紀伊半島とは、何かつながりがあるのだろうか。そういうちょっとした疑問が今回の旅のきっかけである。
 実は、紀伊半島の勝浦にはよく行く。まあ、よく行くとは言っても二回しか行ったことはないが、二年続けて行っているので、今のところよく行くような気がしている。嫌なことがあると、ふらっとどこかへ旅立つ習性があるのだが、そういうときに熊野古道を歩くとさっぱり何もかも忘れてしまう。特に中辺路あたりはアップダウンが激しくて、登って降ってまた登り始めると「ふざけるな!」という感じで腹が立ってくる。そのやや罰当たりな腹立たしさと、ふとした瞬間に風景が開けたときの爽快感、それらを何度か繰り返しているうちに、汗と共に嫌なことが蒸発してしまう。そして、その汗と筋肉痛を洗い流すために勝浦の温泉に寄ったりする。ついで…、というには遠すぎるのだが、白浜にも行ったりする。そういうこともあって、最近、紀伊半島は馴染みなのである。

 紀伊半島と房総半島、陸路で行けばかなり難儀な旅だと思う。長野から熊野まで、クルマで十時間以上かかる。しかし、日本列島の太平洋側に突き出した二つの半島を海路、黒潮に乗れば一直線で行ける。おそらく、この海の道は太古の昔から開通していたはずである。紀伊と房総に存在する勝浦という地名、そして白浜も両半島にある。どう考えても黒潮で結ばれた地名ではないか。
 ちなみに黒潮というのは、本当に海上を黒く染めて流れているらしく、漁師たちがそのあたりに近づくときには先ず海の色を確かめるようである。その話は本物の漁師から聞いたことなので間違いないと思うが、自分の目で確かめたことがないし、確かめる機会もないのが残念でならない。
 実は、漁師になりたかった。いや、今でもなりたい。子供のころはプロ野球選手に憧れたが、それと同じような感覚で漁師に憧れる。もちろん、大変な職業なのは知っている。でも、眉間にしわを寄せながらパソコンのディスプレイを凝視した後は、特にその思いが強まったりする。漁師、海、黒潮…、そしてその思いが流れていった先が、房総の勝浦だったのである。


                        つづく






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最終更新日  2004年11月23日 16時59分05秒
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Re:スーツ姿で歩く勝浦(千葉)その2(11/23)  
千葉へいらっしゃいませ。
週末は勝浦の海へは、晴れた日の休みの日には、よく行きます。旦那が波乗りするから、犬と散歩がてら行きます。
紀伊半島と房総半島につながりがあるなんて、初めて聞きました。ふーん、そうなんだ~ (2004年11月24日 18時38分28秒)

Re[1]:スーツ姿で歩く勝浦(千葉)その2(11/23)  
竹原久太郎  さん
ぽめらにあんさん、どうも。おじゃましてます。

 あの日も天気が良かったので、もしかするとどこかで
すれ違ったかもしれませんね。

 紀伊半島と房総半島のつながりは、文献を調べた訳で
はなくて、かなり空想を交えて書いているので、本当の
ところどうなのかは「?」です。ただ、徳島県にも勝浦
という場所があるらしく、黒潮の流れからすると、そこ
がルーツなのではないのかと思ったりしています。
(2004年11月24日 21時51分34秒)

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