ふさまろにっき

ふさまろにっき

運命の日。




まだ3歳になる前の秋頃の話です。
小さかったので、よく覚えていないところもありますが。
ショッキングな出来事だった為か、意外と鮮明に覚えています。


母に引き取られた私。
ある日、母に『飛行機見に行こうか?』と言われ、車で40分程の場所にある秋田空港へ連れて行ってもらいました。
大きな飛行機を目の前に、とても嬉しくてはしゃいでいたのを覚えています。

お昼だったのでしょうか。
空港内のレストランでご飯を食べました。
ちょうど、飛行機が見える窓際の席でした。
エビピラフと、クリームソーダを食べました。

ご飯を食べ終わった時、母が『今からおばあちゃんのお家に遊びに行こうか』と言いました。
父方の祖母の家は、空港から車で30分程の距離。
祖母が大好きだった私は、もちろん、喜んで『行く!!』と。


祖母の家まで、あと100mくらいの場所で、母が車を停めました。
『おばあちゃんのお家に遊びに来たのに、お土産買ってくるの忘れちゃったから、お母さん買ってくるね。すぐそこだから、先に行っててくれる?』と母。
小さいながらも、何かを察知したのか私は車を降りたがりませんでした。
でも、母が『お土産買ってきたら、お母さんもすぐ行くから。いい子だから、先に行って待っててね』と。

そのまま母は戻ってきませんでした。


何日か経って、私の衣類や靴などが入ったタンスが祖母の家に送られてきました。


後で祖母に聞いた話ですが、その日私は『お母さんはもう来ないよ』と言っていたそうです。
小さい子供には、第6感がある。などと聞きますが、私も直感で何かを感じ取っていたのでしょうか。


もう、23年も前。
遠い昔のお話です。


続きます・・・



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