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『つい先日、サイド2郊外のピースコロニーを占拠した彼らは、今度は地球に向かって進行を始めた模様です。ネオ・ジオンの今後の動静について、まったく予想ができず、地球連邦政府は・・・・・・・・・・』
ニュースキャスターが早口でまくし立てている。最近のニュースは再び活動を再開したネオ・ジオンの話題で持ちきりだった。
エリー・シエルはまた一口コーヒーを含んだ。口内にドズルブレンド独特の香りが広がった。
テレビはどこの局も同じようなことばかりをまくし立てている。エリーは残ったコーヒーを飲み干すと、テレビの電源を切った。
「エリー様、おかわり、いかがですか?」
キッチンで片づけをしている手伝いのサオリが訊いた。
「あぁ・・・今はいい・・・それより、作業用ハッチに行ってくる」
「また宇宙ですか?」
「あぁ・・・・・・・」
エリーは一瞬、何かを思い出しかけたような気がしたが、曖昧なその感じを、気のせいだととった。エリーはいつも、毎日毎日宇宙を見るためにアルバイトという面目でハッチへ出かけていく。それは、この曖昧な記憶をごまかす事だと、エリーは思っていた。遠い、8歳のころに彼方に消えた自分の記憶。それを思い出せないことの苦しさ、虚無感。宇宙を見ていると、それを忘れていられるような気がした。
『・・・・こんな朝っぱらから昔の心配か・・・・・』
エリーは内心苦笑した。しかし、気のせいだととったはずの先ほどの奇妙な感じを拭い去ることはできなかった。
「行ってくる」
玄関で一言声をかけ、エリーは朝の静かな町へ出た。
時間はまだ5時30分である。エリーはこの朝の静けさが好きだった。
人工のさわやかな風に、エリーのショートカットにした髪がなびく。人を捉えるような雰囲気を持った緑の眼は、この平和なときを楽しむかのように辺りを見回している。
ふと、その眼が何か異常なものを捉えた。軍の、エレカだった。かなり使い古されているそれは、今は無人だった。
今は異常に見えても、これからは当たり前のようになるだろう。ここ、サイド2、ピースコロニーはつい先日、ネオ・ジオンの拠点として占領されたばかりなのだ。
ピースコロニーが占拠されたのは、一昨日の夕暮れ時だった。
かねてからネオ・ジオンの思想に共鳴していたここの市長が、地球侵攻の拠点として、明け渡したのだった。それは、いくら景気がよくなるとはいえ、市民の意思にもまったく関係なく行われた、市長だけの安易な独断だった。
コロニーが敵の拠点ならばそこを攻め落とそうと、おのずと連邦軍が迫って来る。そうなれば、コロニーは完全に安全とはいえなくなる。グリプス戦役当時のティターンズの例もある。彼ら組織は、何の罪もない関係のない人々を殺すことなど、まったく関係がないかのようにやってのける。それは、腐敗した組織としての本性の現われであった。
そのピースコロニーの港ハッチに、それは停泊していた。
ネオ・ジオンの最新鋭のMSばかりを駆る、第02MS部隊、通称『NT部隊』の主力戦艦、リトル級1番艦、『リトル』である。滑らかな曲線に覆われたフォルム、全体的に黒く塗装されたその艦体からは、いいしれぬ威圧感がにじみ出ていた。
この『リトル』の艦長、アルフレッド・イズルハは、『NT部隊』を統率する隊長、ナナイ・ミゲルと艦橋でひとつのモニターに見入っていた。先ほどピースコロニーから一ブロックほど離れた地点で観測された所属不明の艦から、一機の小型機が発進したというのだ。
モニターでその拡大図が映し出される。
「・・・・・これは・・・我が軍の所属ではないようだな・・・・?」
「ハッ・・・・おそらく連邦軍のものだと思われます」
「・・・・意外に早かったな・・・・・・」
アルはつぶやいた。
「・・・お呼びでございましょうか、イズルハ艦長、ミゲル隊長」
その初々しい声に、アルは振り向いた。NT部隊のひとり、リーズ・リラーズであった。よく映える金髪に碧眼の彼はまだ若く、NT部隊でも最年少であった。
「ン・・・・・リーズか」
ナナイはモニターから目を離すことなく言った。まるでリーズのことなどどうでもよいという風である。
「Cブロックの所属不明の戦艦から小型機が発射された。おそらく連邦のものだと思われるが・・・・」
代わりに命じたのはアルである。
「偵察に参ればよろしいのですね?」
まだ若いリーズにはわからなかったのだろう。いくらわかりやすいとはいえ、言いたいことを先に言われてしまい、アルは不快感を覚えた。
「・・・・ン・・・そうだ・・・。相手は新型の可変MSかもしれん。ネオ・ドガーの発進を許可する。肩慣らしはできているだろうな?」
「はい、もちろんであります」
「・・・・・・では、直ちに出撃準備を」
ナナイがやっと下した命令である。振り向いたその顔には、化粧でも隠しきれていないクマがはっきり浮かんでいた。
「ハッ・・・・」
リーズはそんなナナイの顔も見ず、アルにむかい敬礼をすると、艦橋を出た。
ナナイは一度顔をしかめたが、またいつもの陰鬱な表情を浮かべ、モニターに目を戻した。
「・・・・・!?・・・・ピースコロニーからMSが射出された・・・・!?」
連邦軍、ロンド・ベル所属のアラン・バリュエイムは己の不運を呪った。
彼は今任務で、ピースコロニーを占拠したというネオ・ジオンの偵察に向かっているところである。付近には先日ネオ・ジオンが散布した高濃度のミノフスキー粒子がまだかなり残っているはずだった。それも、この小型戦闘機1体の存在ぐらいはごまかせるはずだったのである。なので、あえてこちらから散布を行い、濃度の変化を観測させるようなまねはしなかった。
しかし、現実今こうしてこの戦闘機は発見されてしまったのだ。これはもう、不運としかいいようがないかもしれない。
『最悪の場合、戦闘も覚悟か・・・・』
アランはヘルメットに手をかけ、バイザーをおろした。まだ敵機との距離はかなりある。今のうちにコロニー内へ逃げ切れれば、戦闘は避けられるだろう。彼らネオ・ジオンだって、コロニーの住民に危害を加えることはできないはずだった。
戦闘機は隕石の合間を縫うようにして、ピースコロニーへ近づいていった。
「敵は・・・・まだ、こちらの完全な位置までは把握していないみたいだな・・・・・・・?」
360度全天視界型モニターの後ろのほうに、そのMSが見えた。
リーズは、まだ敵機を見つけることができないでいた。どうやら敵はピースコロニー周辺の隕石群へ身を隠しているらしい。ミノフスキー粒子の妨害もあり、レーダーはほとんど役に立たないといってもよかった。
『チィ・・・・・!やはりあそこへ行くしかないか・・・・・・』
隕石群では小回りの利く戦闘機の方が有利である。しかし戦闘になれば、勝つ自信はあった。リーズは意を決し隕石群へ突入していった。
「・・・見えた!!」
戦闘機は突入予定の作業用ハッチを目識できる距離まで接近していた。しかし、ここからハッチまではまだかなり距離がある。さらに、ハッチにこれ以上近づけば、この身を隠してくれる隕石はなくなってしまうのだ。
アランはハッチだけを見据え、隕石群を脱した。
「・・見つけたぞ!連邦!」
リーズは隕石群の中からその戦闘機を認識した。ネオ・ドガーのバーニアをふかし、うまく隕石をよけながら接近してゆく。移動速度において今現在ネオ・ドガーはネオ・ジオン最速である。ネオ・ドガーの機体はあっという間に隕石群を抜け、広い宇宙空間に出た。悠々と回転運動を続けるピースコロニーが、その姿をモニターいっぱいに見せた。
ここまでくればもう勝ったも同然だった。こんな偵察機にここまで苦労したことを悔やみながら、リーズは銃口を戦闘機に向けた。
エリーは自分に接近してくる存在を敏感に感じ取っていた。
エリーが今いる、この宇宙のすぐ側へ、もうそれは来ているようだった。プチ・モビールのガラス越しにそれを探したが、周りには少量のジャンクとコロニーの壁、そして淡々と光る宇宙の星々しか見ることはできなかった。
おそらく、いつもの勘違いだろう。エリーはバイトのジャンク拾いに精を出すことにした。
コンソール・パネルと宇宙空間を交互にのぞき、売れそうなジャンクが浮遊していないか確認する。コロニーの空域には大戦で使用されたMSの残骸など、さまざまなジャンクが浮遊している。その中からまだ使えそうなジャンクを回収し、ジャンク屋に渡し、賃金をもらうというのがエリーのアルバイトの内容だった。しかし、エリーは別に生活に困っているというわけではない。
むしろ、俗にいう豪邸に住んでいるぐらいである。
エリーの生活は、伯父であるシャア・アズナブルにすべて援助してもらっていた。
シャア・アズナブル。約12年前の最初の宇宙大戦、「一年戦争」で地球連邦軍に宣戦布告をしたジオン公国のエース・パイロット、そして、「グリプス戦役」においては、反地球連邦組織エゥーゴの指導者にまでなった。
その「グリプス戦役」時、姪であるエリーの存在が分かったらしい。エリーはそれまではあるコロニーで母親と二人で過ごしていたということだった。しかしエリーは、そのコロニーでの生活は、まったく記憶に残っていなかった。
シャアが言うには、エリーはそこで母共々交通事故にあい、母は死に、エリーは奇跡的に軽傷ですんだものの、その事故以前の記憶をまったく失ってしまったということであった。
エリーは三月に一度、シャアが死ぬまで続けられた訪問で顔も覚えていない母の話を聞くたびに、記憶がほしくてたまらなくなった。しかしシャアが死んだ今は、誰にも聞くこともできずに、いつのまにか前より記憶に定着することはなくなっていた。今があればいいのだ。
エリーはコンソール・パネルに手ごろなジャンクが表示されたのを見て、その目標物にむかってプチ・モビールを進めていった。とちゅう、後ろをふりかえってコロニーの放熱板を見、自分の正確な位置を把握しておくのも忘れなかった。
目標物は、廃棄コロニーの内壁板だった。エリーはマジック・ハンドをだし、慎重に内壁板の突起に引っ掛けようと操作した。
『金もある。やることも他にある。なのに、私はなぜこんなジャンク屋まがいのことをしているのだろうな・・・・』
作業をしながら、エリーはそんなことを思い、苦笑した。マジック・ハンドが突起をつかみ損ね、反動で内壁板は大きく反転した。エリーはあわててプチ・モビールを操り、内壁板をおさえつけた。内壁板と一緒にプチ・モビールの機体も回転してゆく。エリーは今度は落ち着いて体勢を立て直した。
急いで戻らなければ、反動でコロニーからかなり流されていた。
ここでエアがなくなっては大変である。エリーはジャンクをしっかり支え、コロニーに機体を向けて進めようとした。
その時、エリーは先ほど感じた自分に接近してくる存在をまた感じとった。プチ・モビールのガラスをとおして宇宙に目をやる。
今度は、その何者かが近づいてくるのが視認できた。それは、見たことのない戦闘機であった。左翼の部分が被弾し、スパークを出している。
『・・・・あれは・・・・戦闘機・・・?被弾している・・・・誰かに追われているのか?』
エリーは驚いたようにそれを見た。一瞬、怯えのような感覚も受けた。戦闘機は一直線にこちらへ接近してくる。その後ろからは、MSのテール・ノズルの光が見えた。
「・・外したか・・・・」
リーズは舌打ちし、再びビーム・ライフルの銃口を戦闘機に向けた。
そして、撃ち落そうとしたその時、リーズの身体全体になつかしい感覚が満ち溢れた。リーズは吸い寄せられるようにその感覚がした方向に機体を向けていた。
そこには、小さなプチ・モビールがあった。その感覚は、そこから出ているようだった。
エリーもまったく同じ感覚を受けていた。それは、あの戦闘機を追っていたMSが発したもののようだった。
「誰だ・・・・?シャア・・・・?・・・・・・・」
「・・・・・・この感覚は・・・・?」
エリーは次の瞬間宇宙を見た。ガラス越しではなく、本当に、肉眼で宇宙は見えた。しかしそれは擬似空間なのかもしれない。星は赤や青などの異様な輝きを放っていた。その宇宙は、同じくしてリーズも見ていた。初めての感覚に、リーズは身を任せていた。
エリーには、その宇宙の向こうに人が見えた。はっきりとは感じることができなかったが、エリーはそこにシャアを見た。なつかしい感覚はこれだったのかと思った。エリーの身体が朱い光に覆われ、二人はお互いの存在をみとめた。
「・・・シャア・・・・では、ない・・・?」
「・・・・ミネバ様・・・・・・?ミネバ・ラオ・ザビ様か・・・・?」
「すみません!!」
この若々しい声で、エリーは現実に引き戻された。聴覚が働いたために、エリーは元の身体に戻ったのだ。もう、あの宇宙は見えなかった。追われていた戦闘機がプチ・モビールに接触回線を開いたのだった。
「敵に追われている・・!ここは危険です、あなたも避難してください!!」
それだけ言うと、戦闘機は開いていた工業用ハッチへ飛び込んでいった。
エリーはやっと正気を取り戻したような気がした。今の体験は信じられないようなものであったが、エリーは現実だと思った。と、同時にあのシャアに似た金髪の青年のことが気になった。
プチ・モビールがつかんでいたはずのジャンクは、手を離れ、もうかなり遠くの空域まで流されていた。
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