ふゆゆん亭

ふゆゆん亭

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Profile

ふゆゆん

ふゆゆん

Comments

ふゆゆん @ Re[1]:お返しにお茶漬けセット お茶の荒畑園(06/16) 散歩中の雨雲さんへ ↑何故か私の名前が散…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ 急激な暑さと湿度にへきえきしております…
散歩中の雨雲様~★@ 散歩中の雨雲様~★ うっかりしておりました。 どうやら一般人…

Favorite Blog

映画『タイタニック』 New! あけみ・さん

端渓硯 New! pandanandaさん

MapleNatural  まてん☆さん
teami kago あっちゃん☆*:・さん
Boiling Point boiling pointさん
April 15, 2006
XML
テーマ: 回想(18)
カテゴリ: 思い出
うれしくなかった賞状


小学生の時のうれしくなかった賞状の話をすると
人の反応は大体3種類に分かれます。

1、「ふ~ん」と言って反応のない人。
2、「ひどいね」と共感してくれる人。
3、「あら、良かったじゃない」と言う人。


1、の人は多分、人にあまり興味が無い人。
2、の人は私と共感出来る部分を持っている人。
そして3、の人が私には分からないんです。


今から書く事に「あら、よかったじゃない」
と思った人は是非に教えて下さい。

どこがどう良かったのか、
どういう風に思えば良いのか
教えて下さい。



●小学生の時に貰ってうれしくなかった賞状の話●



私の母は努力家で頑張り屋で負けず嫌いでした。

父の母に出会うまで、
母は恐い人がいませんでした。

どこに行ってもバリバリやる人で
強気で、


字もとても上手です。
歌も絵も上手です。



私はと言えば、
ぼーっとした子供でした。

小学1年生の時は


自分の関心のある事しか
やる気がなかったからだそうです。


所が知能テストの結果を見た母は
「やる気さえあればなんでも出来る!」
と私を追い廻すようになりました。

知能テストの結果が良過ぎたのです。

そして、
自分の娘のくせに不甲斐ないと
いつもイライラしていたのでした。


母は仕事を頑張っていたので、
家でも仕事をしていました。

家事に仕事で毎日がてんてこ舞いでした。
ですから私の情況なんか
母はろくに見ていません。

ろくに見ていないのに
やたらと注文だけは付けました。

優等生で聞き訳が良くて、
キチンとしている良い子が
母の理想でした。


小学生の頃の私は、
いつも空が青くて美しいとか
雲が白くてふわふわしているとか
鳥が飛んで行ったとか
鳥の巣はどこにあるんだろうとか
そんな事ばかりを考えていました。

動物や虫が好きで、
一人で歩き廻って いました。

家には誰もいないので、
一人で楽しく過ごしていました。

家に誰もいない夕方は好きでした。
家族が集まって来る夜は嫌いでした。




あれは小学4年生の頃に
芋煮会の絵の宿題を描いていた時でした。

テレビのある真ん中の部屋で
一人で絵を描いていました。


私は細かいものが好きです。

線描画や点描画、
ジグソーパズルなども大好きです。

ですから、
私の描く絵はちまちましたものでした。

真ん中に鍋を描き、
人を細かく描き込みました。

川原を描き
その周りの雑木林を描きました。

そんな風に全体を
みっちり描き込みました。


すると、
たまたま通りかかった母が
ちまちました私の絵を見て
注文を付け始めました。

母がいたと言う事は
日曜日かもしれません。


母はここをこうしろ、
あそこはこうしろと
注文を付け始めました。

私は子供の頃、
自分の考えを具体的に言葉に出来なくて
人に意見を言う事が出来ませんでした。

だから私は母に言われるままに
ちょこちょこと直していました。

すると全体像に我慢できなくなった母は
新しい画用紙を出して来ると
ざっさっざっと大まかな絵を描き始めました。


「子供の絵はこういう絵なの!!」
母は叫びながらカッカとしていました。

それから、
すごい勢いで絵の具を塗り始めました。

「子供の絵はこういう風に
 大胆で大雑把なの!!!」

それは画用紙の三分の二ほどの大きさの
巨大な鍋と芋煮。

鍋を下から攻め立てる凶暴な火。
隙間で鍋を取り巻く小さな小さな人間達。


ざぁーっ!ざぁーっ!
と描き上げた母は最後にまた言いました。

「子供の絵はこういう風に大胆なの!」

9歳の私は黙って母のする事を見ていました。

私も子供なんだけど、と思いながら
そのまま学校に提出しました。



母が描いた芋煮会の絵なんか忘れた頃に
先生から教室で皆の前で言われました。

「MYの絵が県の絵画展で入賞したよ」

内心参ったと思いましたが
誰にも事情を言えませんでした。

しかも事はそれだけで済みませんでした。


月曜日の全体朝会の時に校長先生から発表があり、
名前を呼ばれて壇の上で賞状を渡されました。

全校生徒の前で絵の賞状を渡されました。
後ろめたかった私は首をすくめ
猫背になってもらった記憶があります。

体育館の状態も生徒達の様子も
全部憶えています。

私は本当はここにいる資格は無いと思いました。
だってあの絵は私が描いたものではない。


母が「子供の絵はこうだ」と言って描いたものが
入賞してしまった後ろめたさは
皆から「MYちゃんは絵が上手い」と言われる度に
ちくちくと棘になって私の良心を刺しました。

同級生は皆「MYちゃんは絵が上手い」と
脳に刷り込まれてしまったので、
私は絵が上手いと言う前提で話しが進むのでした。

非常に惨めな情況でした。

その上、多分自分で絵を描いた事を忘れた母は
私には絵の才能があると思ったらしくて
5年生になってから
山形で行われていた美術教室に通わせました。



でも母には何も言えませんでした。
母に言い返す事が出来たのは 中1 の時でした。

それまではいつも言いなりでした。
母は自分だけが正しいので
人の言う事なんか聞く気がなく、
思いを言葉に出来ないわたしなんか
太刀打ちできる訳が無かったのです。


18歳で大学の美術科に入りましたが
たまに褒められても「本当に上手いのは母だ」
と言う思いがありました。

未だにそこから抜け出していないかもしれません。


こうして私の心の傷になってしまった
母の独走と出来事でした。


そこで最初にお聞きした3、の方がいらしたら
是非私に教えて下さい。

どう考えれば自分が描いた絵じゃないのに

「賞状がもらえたんだから良かった」
と思えるのか知りたいです。

















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  April 15, 2006 04:16:24 PM
コメント(12) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: