百画遼乱 漫画語り

百画遼乱 漫画語り

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2022.05.18
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カテゴリ: 漫画
前回の続きでナポレオンの軍人時代の漫画です。

今回の名場面は8巻のロディの戦いから。おそらく4人に1人くらいは獅子の時代の1番の名シーンにここを挙げるのではないかという盛り上がる場面。私も初見はここで大ハマりしました。

オーストリア軍を追撃するフランス軍。そこには河を挟んで敵が大砲を並べて待ち構えています。さらに河岸には銃が数千といった明らかな待ち伏せ。



臆病者と言われたなら相手を殺していいとまでいうくらい勇気が重んじられる時代だったそうですが、やはり先頭にあてられた兵士は怖いにきまっています。涙目ですね。



大砲に向かって走って突撃する。そんなことが可能なのでしょうか。



フランス軍の作戦はとにかく走って突撃する。先頭が戦死したならその屍を踏み越えて突撃する。敵の第二波が撃たれる前に突撃する。

シンプル。消耗される兵士の気持ちはお構いなしの作戦です。



そして遂に突撃の時が来ました。

当然のごとく第一陣は吹き飛ばされます。描写がグロいですがこの漫画は全編こんな感じです。






(作中表現)

足が止まった第二陣も肉片になります。そして後続は下がりはじめ将校達の頭には撤退の二文字がよぎります。



その時ナポレオンに天啓がおります。

自分が必ず死ぬということ。今日を生き延びても明日、明日を生き延びても明後日、一年を生き延びても必ず死ぬ。生命は軽い。今日を生き延びたら今後百万の命を屁とも思わないと心に決め走り出します。

「どけっ腰ぬけども 見本を見せてやる」



ナポレオン・ボナパルト生涯最長の30秒!

ちょっと画像を多用し過ぎましたが愛ゆえにです。皆さんに買って欲しいのです。中古ではなく作者にお金が入るかたちで。この作者は、この漫画はもっと評価されてほしいと思いますのでまだまだ語ります。








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最終更新日  2022.05.18 00:00:07
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