◆◆一恋(いちご)の気まぐれ◆◆・・・ひとりごと♪

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手術当日



絶飲絶食で、指定された時間に病院へ行きました。

土曜日ということもあってか、産婦人科の待合室には旦那様の姿も・・・。

「昔と違って、旦那様も検診に付き添うんだ~(驚き)」

変なことに感動しながら、名前が呼ばれるまで彼と二人で待ちました。


周りの妊婦さんを見て、今日ほどうらやましく思ったことはありません。

妊婦さんを見るたびに、涙があふれ出そうで・・・。

涙をこらえるのに必死で、彼と会話もほとんどせず静かに待ちました。


名前を呼ばれ、待合室に彼を残して、診察室に。

最後にもう一度、内診してエコーを見せてもらいました。

全く変化ナシ。


「これから手術の段取りに入りますけれど、それでいいですか?」

先生に聞かれ

「はい、お願いします」

とだけ。


実は、《もしかしたら、見えるかも知れない。奇跡が起こるかも・・・。》

思っていたのだけれど、無理でした。



いよいよ、手術室によばれ、準備が着々と進んでいく。

担当してくれた看護士さんは、私を覚えていてくれたのか、

「お兄ちゃんたちは何年生になった?」

「もう、そんなに大きくなったんだ~」

など話かけてくれ、リラックスさせてくれました。


「点滴から麻酔入れますね。これ入れると喉が熱く感じるかも・・・。」

『あ~、本当だ。喉の辺りが熱くなってきた・・・』


そこから私の記憶はありません。

気が付いたときはベットの上でした。


まだ、意識がもうろうとする中、不安が押し寄せてきて彼を探しました。

ナースコールで看護士さんに彼を探してもらいました。

待合室にも彼の姿はなかったようで、「携帯で連絡とってみて」と。


私はすぐ、彼に電話しました。

時間をもてあました彼は、向の本屋さんへ本を買いに行っていました。


麻酔が切れるまでウトウトしたり、彼と会話したり。。。

彼が側にいてくれているが、とても心強く、安心できました。


夕方、帰宅の許可がおりました。

「お腹が空いた」

ということで簡単に食べて帰ろうとお店に立ち寄ったのですが・・・。

食べ物を見て、気持ち悪くなり、一口、二口食べて残しました。

残りは彼が食べました。(大食いなんです(^^;


子供は実家にお願いして、預けていました。

彼と二人、静かな夜でした。






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