*いちごひめ*

*いちごひめ*

小さな恋の歌1

 青学レギュラー陣+乾は山中にあるペンションに強化合宿のために向かっていた。
 ペンションのオーナーは竜崎先生の古くからの友人なので格安で借りられたのだが、
 やはり高いのでレギュラー(+乾)のみの強化合宿となった。
 「に゛ゃー疲れたに゛ゃー」
 「英二もう少しだからがんばろっね?」
 さっきから疲れた疲れたを連呼していた英二をクラスメートの不二が励ましていた。
 「にゃんで不二はそんなに元気なんだよう」
 涼しげな顔をして隣を歩いてる不二に質問した。
 「そんなことないよ。僕だって疲れてるけど、疲れてる疲れてるって言ってるとよけい疲れるし」
 と言い、不二はにこっと笑った。
 その笑顔がこのとき凄く恐ろしく思えた。
 「…ごもっともです」
 あの笑顔に怯えながらボソッと言った。
 「あっ!ほら、ペンション見えてきたよ」
 新築されたばかりの真新しい建物が姿を現した。
 これなら高かったことにも納得できる。
 「俺がいっちばん乗りだにゃー」
 さっきまであんなに疲れた疲れたって連呼してたのが嘘のように凄いスピードで駆けていった。
 例えるなら神尾並である。
 「あ~待ってくださいよエージ先輩。俺が一番乗りですよー」
 「ふしゅー、てめーにゃ負けねぇぞ」
 やはり一番乗りが好きそうな桃城と、
 桃城に変なところで闘争心を燃やす海堂が英二の後を追った。
 その様子を見て
 「まったく落ち着きのない奴らだ」
 と呆れながらも手塚が呟き、不二・大石は微笑み、
 「まだまだだね」とリョーマはお約束の台詞を呟いていた。

 2へつづく

 2003・9・23
 1話目完成です。
 えっ!?なんで河村・乾
 +竜崎先生が登場しないかって?
 …たぶん次は登場します。
 長い話になりそう…
 私の文才の無さがさらに明らか
 になってしまう(汗) 


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