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羽田空港第2ターミナルに合人社計画研究所の広告看板が出ていたことにびっくりしたイダケンです。

マンションは管理を買う。

うーーーん、マンション買うと抱き合わせでついてくるのが管理会社。

管理会社変更が管理を買うという意味なのでしょうか。

それはともかく・・

イダケンは大規模修繕を様々な立場から見てきました。

理事長として

管理会社のフロントマンとして

設計・監理業者(一級建築士等の技術コンサルタント)として

アドバイザー(理事会・修繕委員会の助言役)として

多くの経験を積めば積むほど、ひどい状況であることを痛感しています。

ひどいとは・・・

管理会社も、施工会社も、さらに設計・監理業者も「高かろう・悪かろう」が当たり前で、多くの管理組合が不利益を受けていることを言います。

「うちのマンションは業界大手を選んでいるから問題ないですよ」

とイダケンの考え方を否定する方もいるかもしれませんが、少なくとも大手=業務品質が高いは、大規模修繕に関わる業者には当てはまりません。

むしろ大規模修繕業務の取り組み方は、業界大手が道筋を作ってきました。ということは、ひどい業務を提供することを大手が推進していたと考えることが自然な見方でしょう。

大規模修繕は様々な業務から構成されます。

1.日常点検、計画修繕、アフター工事はなんの意味があったの?なぜかすぐにでも大規模修繕を行わないと大変なことになる建物診断結果

2.積算は施工業者お任せ。積算した施工業者が有利になる仕組み

3.施工範囲の選択肢がない改修設計。理事(修繕委員会)が意見しても、マンション側で選んだプランは自分たちで責任は持てないと、提案プランに誘導する専門家

4.アンケートはやりっぱなし。結果報告も大規模修繕への反映もない一方通行の意見聴取

5.公募だって必ずしも公平な業者選定方法ではない。選定基準を助言する専門家は、いかようにも特定の業者が有利になるよう便宜を計らうことができる

6.生活に関わる注意事項の周知の機会はごくわずか。工事説明会と施工会社配布物に依存する住民への説明に、工事中住民の不満は爆発する

7.常駐の現場代理人は書類づくりと現場対応に負われ、細かい品質管理ができない。巡回の検査員は掛け持ちが多く現場をじっくりみられない。下請けにお任せの施工により手抜き工事が発生

8.実数精算項目は儲けどころ。手間がかかる精査を怠り、出鱈目な過剰な金額を支払わされる管理組合

9.工期は業者の儲けに関わる。工期に間に合わせるために後半は突貫工事で、品質不良が生まれやすい

10.アフター専門部署の人数は少数。適切な補修が行われず、次回大規模修繕時に余計な負担を強いられる管理組合

大きな項目だけでこれだけの問題があたりまえのように起きている。これが大規模修繕の実態です。

また、機会を見て細かく内容についてブログやセミナーでご説明致します。

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最終更新日  2015.01.04 09:12:03


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