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MAZDAの6P28という真空管を紹介します。床屋さんの窓ガラスに書いてあるような印字。コンパクトながら造りの良い放熱器。下部にも放熱器があります。プレート両サイドに大きな穴があって、そこから電極が見えます。規格は、Frankさんの資料室の「EDISWAN BROADCAST RADIO AND TELEVISION VALVES, TRANSISITORS & PICTURE TUBES 1960 Data Booklet」が参考になります。プレート損失15W、スクリーングリッド損失4.5Wあるので、扱いやすいと思います。規格表には「Line output tetrode」と書かれています。この「Line」が水平偏向管の意味なのか不明ですが、何となくそういう感じかな。ヒーター点灯。規格では6.3V1.1Aですが、実測では6.3V1A程です。etracerで三極管接続とビーム管接続の特性を見ましょう。Ep280Vで40mA流れるところを見ます。【1本目】Eh=6.3V, Ih=1.00AEp=280VEg1=16.9VIp+Ig2=40.00mAIg2=6.90mArp=1500Ωgm=8201μSμ=12.3V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=1.00AEp=280VEg1=17.8VIp+Ig2=39.56mAIg2=6.66mArp=1478Ωgm=7922μSμ=11.7V/V高圧になるほどIpカーブが倒れていますが、直線性は悪くないと思います。280Vの40mA、7kΩ負荷(少し高め)のフルパワー2Wで4.3%以下ですので十分に直線性が良いです。三結のIpカーブはIg2の分も含まれるので、45mA流しても大丈夫かと思います。電流を多く流した方が直線性が良い領域を使えますし。因みにビーム管接続でEg2=135Vですとこのような特性です。肩がカチッとしていて上から下までしっかり使えるビーム管のお手本のような高能率設計ですね。特に50mA以上の低圧側の整ったIpカーブは、歪みねぇなという感じです。アダプタは12E1のアダプタが使えます。12E1については、今度気が向いたら紹介しますね。余談ですが、全ての英国製真空管ではありませんが、バルブの中の電極の向きが揃っていないものが多いですよね。(両方そっぽを向いていると、とても悲しい気持になります)
Feb 28, 2024
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英国MAZDAの6P26という真空管を紹介します。これも6V6系といわれています。印字が綺麗に残っています。元箱の中に品質証明書。上部は放熱器兼シールド。下部にも放熱器が付いています。規格は、Frankさんの資料室の「EDISWAN BROADCAST RADIO AND TELEVISION VALVES, TRANSISITORS & PICTURE TUBES 1960 Data Booklet」が参考になります。ヒーターは6.3V0.6Aで、0.45Aの6V6より高いですが、MAZDA 6P1の0.8Aよりは低電力です。プレート損失は10Wで前回紹介したMAZDA 6P1や6V6より2Wほど小さいです。etracerで三極管接続とビーム管接続の特性を見ましょう。Ep250Vで30mA流れるところを見ます。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.57AEp=250VEg1=8.8VIp+Ig2=30.21mAIg2=5.80mArp=2114Ωgm=8981μSμ=19.0V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.57AEp=250VEg1=9.7VIp+Ig2=29.63mAIg2=5.60mArp=2015Ωgm=8821μSμ=17.8V/V6V6よりもずっと綺麗なカーブを描きますが、MAZDA 6P1よりは直線性は悪い印象です。因みにビーム管接続ではこのようなカーブです。手持ちの6V6系で最も直線性が良いのはMAZDA 6P1ですね。ただし、直線性がその真空管の音質の全てではありません。前段に使う真空管の特性、或いは回路でも特性が変わります。そして明らかに直線性が悪いTV用の偏向管の音を愛する人は一定数居ます。(真空管の直線性の悪さは動作の急激な頭打ちではなく緩やかに振幅の抑圧が掛かる歪み方ですので、さほど気になるものではないと思っています)結論としては、みんな違って、みんないいということなのです。オーディオなんて理屈じゃありません。正しい再生信号以外を否定せず、それぞれの違いを楽しむのがオーディオだと思っています。
Feb 26, 2024
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英国MAZDAの6P1という真空管を紹介します。6V6クラスの真空管で、ロシアの6P1P(9ピンMT管)とは全く別物です。製造はMAZDAのようですが、HALTRON(商社ブランド)が印字されています。コンパクトなバルブ上部一杯まで電極が来ています。窓からビーム電極やグリッド電極が見えます。丁寧な造りです。規格は、Frankさんの資料室の「EDISWAN BROADCAST RADIO AND TELEVISION VALVES, TRANSISITORS & PICTURE TUBES 1960 Data Booklet」が参考になります。ヒーターは6.3V0.8Aで、6V6より大飯喰らいですね。プレート損失は以前紹介した6V6同様に12Wです。etracerで三極管接続とビーム管接続の特性を見ましょう。Ep250Vで30mA流れるところを見ます。【1本目】Eh=6.3V, Ih=0.79AEp=250VEg1=-9.0VIp+Ig2=35.25mAIg2=5.38mArp=1980Ωgm=9328μSμ=18.5V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=0.79AEp=250VEg1=-9.9VIp+Ig2=35.06mAIg2=5.32mArp=1833Ωgm=9309μSμ=17.1V/Vいや、これ...直線性が良すぎる!大アタリです。こんな綺麗な特性とは思いませんでした。しかも±10V以内でフルスイング状態になる高感度。参考までにビーム管接続の特性を。肩の形といい、伸びるIpカーブといい、美しいです。こういう美しい真空管に出会ってしまうと、また謎球探しをしたくなりますね。
Feb 25, 2024
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Bendixの5992という真空管を紹介します。6V6系ではありますが、軍用ということで耐震性などが高められているようです。リブの入ったボックスプレートです。6V6とは随分と形状が異なります。低く身構えた姿は、耐震性を向上するためでしょう。かなりしっかりした造りですね。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「5992」規格表が参考になります。6V6同様にプレート損失12Wです。ヒーターは6V6の0.45Aに対して0.6Aと余裕を持たせてあるようです。耐震性を上げるためにカソードは分厚く出来ており、暖まるまで1分近く掛かります。試聴レポートはオッカイポの旅「真空管小研究 Bendix5992」も興味深いですね。etracerで三結特性を測定しましょう。6V6と同じ条件でいきます。【1本目】Eh=6.3, Ih=V0.61AEp=250VEg1=-14.5VIp+Ig2=35.09mAIg2=2.57mArp=2370Ωgm=3894μSμ=9.2V/V【2本目】Eh=6.3, Ih=V0.61AEp=250VEg1=-13.5VIp+Ig2=35.08mAIg2=2.66mArp=2434Ωgm=3796μSμ=9.2V/V【3本目】Eh=6.3, Ih=V0.61AEp=250VEg1=-13.7VIp+Ig2=35.12mAIg2=2.63mArp=2368Ωgm=4059μSμ=9.6V/V【4本目】Eh=6.3, Ih=V0.61AEp=250VEg1=-15.3VIp+Ig2=35.11mAIg2=2.27mArp=2267Ωgm=3953μSμ=9.0V/V三結特性においては、6V6とほぼ相違ないかなと思います。ところで、ビーム管接続の特性を見てください。この1本が特に酷いのですが、他の3本も大体似たような傾向があり、170V前後のところに段付きが出ます。5992のビーム管接続は左肩下がりが酷く、途中の段付もあるのでオーディオ向けとしては推奨できません。(あくまで私個人の意見です)「耐震性のある球だから音も良いだろう」とか、それは幻想ですので。と、私の心の中の「創〇の館」先生が仰っています(笑)因みに日立の6V6のビーム管接続はこちら。全然違いますよね。三結で使うなら全く問題なく使えますが、市場で異常に高騰した価格でわざわざ購入するのは...。(もちろん「希少球だから欲しい」ということで買うなら構いません)etracerはIpカーブを描ける便利さはあるものの、真空管の素性の悪さも見せてしまうので、それはそれで悩ましいですね。悪い特性を目にしてしまうと「ああ、これは見なければよかった..」と思うこともしばしばあります。(笑)
Feb 24, 2024
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7C5という真空管を紹介します。手持ちはSYLVANIA製です。手持ちのは薄いカーボンスートの掛かった管内面ですが、SYLVANIAの6V6のような楕円と長方形の電極が見えます。製作記事もネットで幾つか見られます。例えば木工房ろくたる「ロクタル管・7C5シングル パワーアンプ その2」など。これはカソードNFに加えてオーバーオールNFBも深く掛けられていているようです。Frankさんの資料室の「7C5」規格表が参考になると思います。品番の頭が"7"とついていますが、規格表のとおり6.3V管です。そしてベースがロクタル8ピンである以外は6V6同等管です。アダプタは数年前にebayで購入しました。etracerで三結特性を測定しましょう。設定は6V6と同じです。Eh=6.3V, Ih=0.46AEp=250VEg1=14.6VIp+Ig2=34.89mAIg2=2.17mArp=2256Ωgm=4271μSμ=9.6V/V6V6そのものであることがわかります。本当は、「7C5も6V6と同じなので、オススメですよ」と言いたかったのですが、最近は7C5まで価格が高騰していますね。安いのは使い古しのようなやつばかりです。なので、よほど良さそうなものが安く売っているとか以外は敢えて7C5を選択する必要は無さそうに思えます。確かに7C5は見た目も個性的で魅力的なのですで、安いものがあれば是非是非!!
Feb 23, 2024
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6V6という真空管(その1:手持ちの日本製)につづき、今回は6V6の海外製ということで手持ちのものを紹介したいと思います。右から、Vissaux(と思われる細管)、Vissaux(太管)、RT、Westinghouse(カナダMarconi)、PHILCO(Ford傘下)、SYLVANIA(コインベース)、HYTRON、HYTRON(CBS傘下)、RCA(メタル) です。すみません、今回は右から紹介します。Vissaux細管は印字が無いですが、買うときにVissauxと書かれていたので取り敢えずそうしておきます。規格については、真空管(Electron tube) 規格表データベース「GE 6V6」規格表は三結データも書かれており、参考になります。では、前回と同様にetracerで三結特性を測定しましょう。【Vissaux(?)細管】プレートは黒色の円状です。内壁はグラファイト系の塗装がされていて殆ど見えません。Eh=6.3V, Ih=0.49AEp=250VEg1=15.0VIp+Ig2=35.00mAIg2=3.87mArp=2372Ωgm=3876μSμ=9.2V/V【Vissaux太管】プレートは灰色の楕円状です。(少し緑がかっている?)Eh=6.3V, Ih=0.46AEp=250VEg1=16.2VIp+Ig2=34.9m4AIg2=3.68mArp=2161Ωgm=4071μSμ=8.8V/V【RT】プレートは灰色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=16.7VIp+Ig2=35.25mAIg2=2.25mArp=2153Ωgm=4095μSμ=8.8V/V【MAZDA】プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=13.6VIp+Ig2=35.14mAIg2=3.79mArp=2427Ωgm=4175μSμ=10.1V/V【Westinghouse】(カナダMarconi)プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=16.2VIp+Ig2=35.16mAIg2=1.86mArp=2210Ωgm=4147μSμ=9.2V/V【PHILCO】(Ford傘下時代)この箱が好き。プレートは黒色の楕円+長方形です。Eh=6.3V, Ih=0.44AEp=250VEg1=14.5VIp+Ig2=34.99mAIg2=1.80mArp=2241Ωgm=4290μSμ=9.6V/V【SYLVANIA】コインベースプレートは黒色の楕円+長方形です。Eh=6.3V, Ih=0.44AEp=250VEg1=17.3VIp+Ig2=34.94mAIg2=1.40mArp=2147Ωgm=3976μSμ=8.5V/V【HYTRON】プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=13.9VIp+Ig2=35.06mAIg2=5.06mArp=2419Ωgm=4026μSμ=9.7V/V【HYTRON】CBS傘下時代プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.43AEp=250VEg1=13.9VIp+Ig2=35.08mAIg2=1.88mArp=2357Ωgm=4348μSμ=10.2V/V【RCA】メタル管です。中身はどうなんってるんでしょうね..。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=13.7VIp+Ig2=35.29mAIg2=2.05mArp=2252Ωgm=4288μSμ=9.7V/V製品はバラツキもありますし中古のものもあるので今回の測定結果が全てではありませんが、それぞれの個性や良さ(魅力)があると思います。結局のところみんな違ってみんないいのです。
Feb 20, 2024
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今更ながら6V6という真空管を紹介します。でも、さすがにこれの全部は紹介出来ませんので、幾つか選んで紹介します。とりあえず今回は日本製のもの7本選んで紹介します。左から、 日立、TEN、ナショナル、マツダ、東芝、ホリゾン、NEC です。当然ながら製造上のバラツキもありますので、この測定結果が全てではありませんし、「6V6として造られている」ので、それほど異なるとは考えられません。また、中古も含まれているので、何ともいえないところです。ただ、電極を上から見て円形なのか楕円なのかで多少異なってくるような気もしています。規格については、真空管(Electron tube) 規格表データベース「GE 6V6」規格表は三結データも書かれており、参考になります。なんと、グリッドはプラス領域まで使えます。余談ですが...最近の6V6の価格を見ると、異常なほど高価ですね。どうしてしまったのでしょう....??etracerで三結特性を測定しましょう。250Vで35mA流れるところを見ます。【日立】プレートは黒色の円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=15.7VIp+Ig2=34.97mAIg2=1.38mArp=2156Ωgm=4412μSμ=9.5V/V【TEN】プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=13.5VIp+Ig2=34.88mAIg2=1.79mArp=2476Ωgm=3858μSμ=9.6V/V【ナショナル】プレートは黒色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=14.0VIp+Ig2=35.21mAIg2=2.68mArp=2370Ωgm=4103μSμ=9.7V/V【マツダ】プレートは灰色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.47AEp=250VEg1=16.4VIp+Ig2=34.83mAIg2=1.96mArp=2157Ωgm=4334μSμ=9.3V/V【東芝】プレートは灰色の楕円状です。Eh=6.3V, Ih=0.45AEp=250VEg1=15.3VIp+Ig2=34.98mAIg2=1.94mArp=2272Ωgm=4151μSμ=9.4V/V【HORIZON】プレートは灰色の円状で、プレートは2枚合わせではなく4枚合わせのように見えます。Eh=6.3V, Ih=0.44AEp=250VEg1=13.9VIp+Ig2=35.22mAIg2=2.59mArp=2323Ωgm=4302μSμ=10.0V/V【NEC】プレートは灰色の円状です。円、灰Eh=6.3V, Ih=0.46AEp=250VEg1=13.1VIp+Ig2=35.25mAIg2=1.84mArp=2423Ωgm=4243μSμ=10.3V/Vどのカーブを見ましても直線性は悪いです。高電圧小電流のカットオフあたりの直線性は悪くなるので、真空管(Electron tube) 規格表データベース「GE 6V6」規格表のように、プラス領域まで使って小音量のところだけが美味しいのかもしれません。6V6には、欧州のEL3Nなどのような直線性を求めず、ワイルドで良い感じと思うのが良いのかもしれませんね。。パワーに関しては、250vに35mA流して7kΩで1Wそこそこですね。各メーカでの大きな違いではありませんが、なんというか「Ipカーブの表情が微妙に異なる」印象です。もしかしたらそれが「音の違い」に出てくるのかもしれませんね。ただ、楕円だから円だからという差異は無さそうに思えます。以前紹介したArcturusの42と普通の42の差は全然別の品番かというくらい違っていましたが。(笑)
Feb 19, 2024
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英国COSSORの2Pという真空管を紹介します。フィラメント電圧2Vの三極管です。箱はこんな感じです。丁寧な造りです。2V管の需要ってどれくらいなんでしょうね...。フィラメントは4点吊りですが...端~端で点灯ではなく、フィラメントを4本を並列にしているように見えます。フィラメント点灯。じんわりと仄暗く灯ります。規格ですが、ネット上にはThe Valve museum「2P」とRadiomuseum「2P」くらいしかありません。The Valve museumのEf4V,If=0.7Aは誤りで、規格は2Aです。(実測ではもう少し低い)etracerで特性を測定しましょう。Ep250VでIp32mA流れるところを見ます。【1本目】Ef=2.0V, If=1.79AEp=250VEg=-21.6VIp=32.62mArp=1432Ωgm=5601μSμ=7.9V/V【2本目】Ef=2.0V, If=1.81AEp=250VEg=-19.9VIp=32.87mArp=1494Ωgm=5938μSμ=8.9V/VPX4と比較してrpが高いです。40Vp-pでフルスイングできますが、トランスは3.5kΩではなく5kΩが最適です。Ep=250Vでグリッドバイアスが-22V、Ip=35mAで5kΩの負荷で1.4W程度です。B電圧270Vでカソードバイアス抵抗620Ω~680Ωくらいが良さそうです。PX4類似の2V管と云われていますが、今回の測定で電気特性は別物ということがわかりました。バイアスは浅いので、2Vのフィラメント電圧さえ確保出来ればドライブは比較的楽な使いやすい真空管ともいえそうですね。
Feb 17, 2024
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MARCONIのMKT4という真空管を紹介します。私のはB5ピンでベース横にSG端子ですが、B7ピンのものもあるようです。うっすらしたカーボンスートの内側に見えるプレートは、41或いは42クラスの大きさです。欧州球ではAC/PENが近いでしょうか...。なので、プレート損失はAC/Pen同様に8~9W程度かと。規格は、真空管(Electron tube) 規格表データベース「MKT4」規格表が参考になります。etracerで三結特性と五結特性を測定しましょう。Ep250Vで25mAのところを見ます。五結ではSg電圧を200Vにしました。【1本目】Eh=4.0V, Ih=1.12A三結Ep=250VEg1=23.8VIp+Ig2=24.98mAIg2=3.43mArp=2858Ωgm=2277μSμ=6.5V/V五結Ep=250VEg2=200VEg1=14.9VIp=24.99mAIg2=3.86mArp=76516gm=2235μSμ=171.0V/V【2本目】Eh=4.0V, Ih=1.13A三結Ep=250VEg1=24.7VIp+Ig2=24.93mAIg2=3.72mArp=2800Ωgm=2269μSμ=6.4V/V五結Ep=250VEg2=200VEg1=15.5VIp=25.04mAIg2=4.25mArp=84163Ωgm=2284μSμ=192.2V/VAC/PENよりrpが低いですね。似ているといえばにていますので、乱暴な言い方をすれば、どちらも240~250Vを掛ける6F6や6V6のアンプのカソードバイアス抵抗を調整すれば使えそうという印象です。
Feb 15, 2024
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今回はPHILIPSのAD1という真空管について紹介したいと思います。上に明るい銀色のゲッター(マグネシウム?)、下側は薄暗い色のゲッター(バリウム?)が飛んでいて、いかにもPHILIPSという印象です。PHILIPSのF704も複数のゲッターを使用しているのがわかります。この理由はわかりませんが、製造時と長期間使用での異なるタイミングでのガス吸着、或いは異なる種類のガス吸着を考慮しての事でしょうか....。PHILIPS独自のノウハウがあるようです。そして管内面にグラファイト系の塗装がされています。そして良く見ると4極菅の三極管接続をしていることがわかります。これが人気の無い理由のひとつですが、とあるショップでは「音質的にはPHILIPSが一番良い」とのこと。見た目で選ぶか音で選ぶか...。同じAD1でもメーカによって管の形が異なります。左がVALVO、右がPHILIPSです。VALVOのAD1とは随分異なる佇まいですね。よくこの細いバルブにAD1の電極ユニットを差し込んだなと感心します。etracerで特性を測定しましょう。230Vで50mAあたりを見ます。【1本目】Ef=4.0V, If=0.87AEp=230VEg=-37.3VIp=50.05mArp=820Ωgm=5243μSμ=4.3V/VEf=3.8V, If=0.83AEp=230VEg=-37.3VIp=49.77mArp=843Ωgm=5177μSμ=4.4V/V【2本目】Ef=4.0V, If=0.84AEp=230VEg=-38.3VIp=49.91mArp=757Ωgm=5751μSμ=4.4V/VEf=3.8V, If=0.81AEp=230VEg=-37.3VIp=49.84mArp=768Ωgm=5714μSμ=4.4V/VMintコンディションであるのにフィラメント電流が低目です。電気特性をみるからに使い込んでフィラメントが痩せたとは思えませんので、製造時から低電力で十分なエミッションを得られる製造となっているのかもしれません。そしてバイアスも浅めです。同じAD1でもVALVOのAD1と結構異なる印象です。こういう微妙な違いに気付いてしまうと、様々なメーカの球が欲しくなってしまうわけですよ。
Feb 13, 2024
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デンマークM.P.PEDERSENのU4Hという真空管を紹介します。製造時期が異なるためか、プレートが管に収まる位置が異なります。電極構造そのものは同じです。オーソドックスな2点吊りフィラメント。フィラメント点灯。箱はこんな感じです。M.P.PEDERSENに関しては、U4E8という真空管を参照ください。U4ABと見比べてみます。左がU4AB。プレートはU4Hが若干大きめかな。LK4110と見比べてみます。プレートほぼ同じ大きさかな。さて、このU4H、規格が見当たりません。EU Valve「RE604の各種同等管他」と4tubesの「TELEFUNKEN TUBE DATA + Equivalent types List」が参考になりそうです。U4Hは、Pd=12W, Ef=4V, If=0.9A, Ep=400V, Eg=-30V, Ip=26mA, Ra=4.0kΩ, gm=2.0mA/V, μ8.0V/VRE 614は、Pd=12W, Ef=4V, If=1.0A, Ep=400V, Eg=-36V, Ip=30mA ra=2.5kΩ, gm=2.7mA/V, μ=8.0V/V上記の記事を見ますと、LK4110よりもrpが高そうですね。etracerで特性を測定しましょう。380Vで25mA流れるところを見ます。【1本目】(プレートが上の方に付いているほう)Ef=4.0V, If=1.10AEp=380VEg=17.9VIp=25.01mArp=3908Ωgm=3152μSμ=12.3V/VEf=3.8V, If=1.06AEp=380VEg=17.9VIp=24.96mArp=3918Ωgm=3152μSμ=12.3V/V【2本目】(プレートが下の方に付いているほう)Ef=4.0V, If=1.11AEp=380VEg=17.9VIp=25.10mArp=3940Ωgm=3061μSμ=12.1V/VEf=3.8V, If=1.07AEp=380VEg=17.9VIp=25.00mArp=3991Ωgm=3032μSμ=12.1V/V測定結果から、やはりLK4110よりもrpが高い真空管であるということがわかりました。380Vの25mAで14kΩのトランスを使うとして約1Wですが、0.5Wも出れば十分でしょう。寿命を考えるとIpはもう少し低い方が良いかもしれません。
Feb 12, 2024
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ネットで偶然Stradi TUBESという真空管ブランドを見つけました。韓国で新たに出来た真空管製造会社です。韓国の会社が企画して中国で作らせているのではなく、韓国の自社で製造・検査しているようです。日本で云うところの高槻電器工業の真空管部門のようなものでしょう。製品一覧を見ると、なんとEbなど、極々一部のマニアしか興味無いだろという真空管まで製造しています。(思わず二度見してしまいました)About usには大体こう書かれています。【製造会社について】Stradhiブランドの真空管を製造するゼロマウンテン社は2018年12月に韓国で設立されたそうです。2023年頃から真空管を製造販売しているようですね。【ブランド名について】ブランド名のStradi(ストラディ)は、イタリアのアントニオ・ストラディバリ(楽器製作家)にインスパイアされ名付けたとのこと。【特長】☆ラダー型フレームグリッド。 より振動に強い構造にしたそうです。☆フィラメントのエンドロスを極小に抑える構造 フィラメントを吊った端の部分(赤熱していない部分)を電極の外側に出しているようです。☆フィラメントを電気泳動でコーティング 均一なコーティングになるそうです。☆トリプルマイカ 振動に強い構造にすることが目的だそうです。☆デュアルゲッター よりゲッター面積を大きくするためらしいです。☆超高真空 -10E-9パスカルの超高真空まで引いて製造しいているとのこと。☆厳選 20時間のエージングと特性テストを行っているそうです。☆環境に優しい包装 包装は気泡のある紙などを使用してシンプルにしているとのこと。十分に練った設計思想と構造は期待出来そうです。バルブのガラスには鉛フリーの耐熱ガラスが使用されているとのこと。環境性能も持ち合わせた新しい時代の真空管ですね。余談ですが、、東欧の「V」がつくブランドが初期に生産した真空管は、新品であるにも関わらず結構な確率でエミッション低下しています。あれは保管中に真空度が悪化したのではないかと思っています。(オークションでよく出回っていますが、動作するか怪しいですね...)それに対して、Stradi TUBEは超高真空引きで製造していますので、性能は期待出来そうです。ただ、トリウムやアジ化バリウム等の使用はRoHS規定に準拠させるために使っていないでしょうから、当時の真空管の強いエミッションと安定性を得ることは困難と思われます。それらの問題点を部材の選定と構造の工夫によって改善しているものと推測されます。我々真空管ファンは古典管のみに注目するだけでなく、新たなメーカにも注目してゆきたいですね。
Feb 11, 2024
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TESLAのRD27Aという真空管を紹介します。プリントが黄色でなく赤色です。以前、RD27ASを紹介しましたが、あれは形状が寸胴で、今回のは茄子型です。RD27AとRD27ASは、PX25の類似(ほぼ同等)管です。なんで素直にPX25を買わないのか?...といいますと...私が中学時代、PX25やDA30(或いは300B)といえば、「お金のある50代後半~70代の爺さんが立派なオーディオ装置のアンプに使用している」という印象(偏見?)が強く、今でもこれらの有名な銘球に対して抵抗があります。しかし今年の夏に私は60歳を迎えるので、気がつけば自分がそういう爺さん達の年齢になってしまった...という、とても複雑な気持になっています。(笑)さて本題...今回紹介するRD27Aと以前紹介したRD27ASですが、造りは似ています。プレートの色が違いますね。右のAは黒、左のASは灰色です。フィラメントの吊り方は同じです。この吊り方、綺麗な造りですね。規格に関しては、真空管(Electron tube) 規格表データベース「RD27AS」規格表が参考になります。RD27ASの規格表に茄子型の絵があるのですが、どうなんでしょう??AとASの違いは茄子か寸胴かと思ってましたが...。フィラメント点灯の様子。etracerで特性を測定しましょう。400Vで50mA流れるところを見ます。【1本目】Ef=4.0V, If=1.86AEp=400VEg=-31.3VIp=50.40mArp=1297Ωgm=70171μSμ=9.1V/VEf=3.8V, If=1.80AEp=400VEg=-31.3VIp=50.11mArp=1311Ωgm=6957μSμ=9.1V/V【2本目】Ef=4.0V, If=1.89AEp=400VEg=-30.4VIp=49.79mArp=1283Ωgm=7393μSμ=9.5V/VEf=3.8V, If=1.83AEp=400VEg=-30.4VIp=49.45mArp=1295Ωgm=7327μSμ=9.5V/VEfを0.2V下げてもびくともしません。とても優秀です。実際の動作はIp=45mAくらいが良いかもしれませんね。良い状態のRD27Aに出会えてとても幸運です。PX25系の球は、程よいrpと程よい感度と程よいバイアスで使いやすいと云えます。高感度な球ならではの魅力ですが、その高感度ゆえに発振対策は大切なように思えます。
Feb 10, 2024
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SIEMENSのF2aとF2a11という真空管を紹介します。先日紹介したRS1003という真空管よりはプレート損失はずっと低いですが、堂々とした風格のある真空管です。箱はこんな感じ。本物かは不明。F2aとF2a11との違いはベース(ピン)です。電気特性に関しては、ほぼ同じです。規格に関しては、真空管(Electron tube) 規格表データベース「F2a」規格表と真空管(Electron tube) 規格表データベース「F2a11」規格表が参考になります。etracerで三結特性を測定しましょう。280V40mAと350V60mAで。【F2a:1本目】Ep=280VEh=6.3V, Ih=2.05AEg1=-13.3VIp+Ig2=39.83mAIg2=5.07mArp=1331Ωgm=11640μSμ=15.5V/VEp=350VEg1=-16.2VIp+Ig2=59.67mAIg2=7.40mArp=1137Ωgm=14136μSμ=16.1V/V【F2a:2本目】Eh=6.3V, Ih=2.03AEp=280VEg1=-11.8VIp+Ig2=39.20mAIg2=4.73mArp=1313Ωgm=13141μSμ=17.3V/VEp=350VEg1=-14.4VIp+Ig2=60.31mAIg2=7.11mArp=1119Ωgm=15439μSμ=17.3V/V【F2a11:1本目】Eh=6.3V, Ih=2.03AEp=280VEg1=-13.3VIp+Ig2=40.24mAIg2=5.31mArp=1375Ωgm=11174μSμ=15.4V/VEp=350VEg1=-16.2VIp+Ig2=59.88AIg2=7.64mArp=1180Ωgm=13392μSμ=15.8V/V【F2a11:2本目】Eh=6.3V, Ih=2.02AEp=280VEg1=-14.0VIp+Ig2=40.79mAIg2=5.01mArp=1372Ωgm=10428μSμ=14.3V/VEp=350VEg1=-17.1VIp+Ig2=59.87mAIg2=7.21mArp=1189Ωgm=12124μSμ=14.4V/Vなかなか高感度な球ですね。三結でのrpが低いのも良いです。ebayで買ったアダプタを使ってTU-8200R(魔改造品)に挿しました。4Aクラスのスイッチング電源を左右chに用意しているので、2Aくらいのヒーターなら全然余裕で灯せます。最近はF2aもあまり見かけなくなっていますね....。やはりアジアの富裕層コレクターの倉庫行きなのでしょうか。
Feb 8, 2024
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SIEMENSのRS1003という真空管を紹介します。漆黒のプレートがかっこいいです。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「RS1003」規格表が参考になります。6L6用アダプタを作りました。g1結線には3.6kΩの抵抗を挟んであります。(発振防止として)etracerで三結特性を測定しましょう。TU-8200R(魔改造品)での使用を前提に、280V40mAで測定します。(毎度のことです)400V100mA付近も調べました。【1本目】Eh=6.3V, Ih=2.31AEp=280VEg1=-9.8VIp+Ig2=40.03mAIg2=3.88mArp=1404Ωgm=13989μSμ=19.6V/VEp=400VEg1=-12.3VIp+Ig2=100.45mAIg2=9.58mArp=968Ωgm=21298μSμ=20.6V/V【2本目】Eh=6.3V, Ih=2.37AEp=280VEg1=-9.8VIp+Ig2=40.19mAIg2=4.50mArp=1357Ωgm=1357μSμ=19.3V/VEp=400VEg1=-12.3VIp+Ig2=101.45mAIg2=11.00mArp=947Ωgm=22045μSμ=20.9V/Vgmが高い超高感度管です。扱いにくそうですが、発振さえささなければ良い球です。TU-8200R(魔改造品)に挿してみました。6V4Aのスイッチング電源が両チャンネルに使われていますので2.4Aクラスの球も余裕で灯せます。とにかく、動けばヨシ!!
Feb 6, 2024
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ロシアの6P21Sという真空管を紹介します。随分前に買って放置した状態でしたが、先日棚から引っ張り出して素性を調べることにしました。見た目が5516という真空管に類似していることに気付きました。なんか似てますよね。6P21S規格を見ると、5516という真空管の6.3V版のようにも見えてきます。ピン配置も5516と同じですので、自作したアダプタも使えます。良い感じ。ただし、6P21Sのフィラメント電圧は6.3Vです。(5516は6.0V)まぁ、6Vでも動くでしょう。etracerで三結特性を測定しましょう。280Vで40mAになるところで。【1本目】Ef=6.3V, If=0.72AEp=280VEg1=-18.2VIp+Ig2=40.15mAIg2=3.04mArp=1810Ωgm=4630μSμ=8.4V/V【2本目】Ef=6.3V, If=0.71AEp=280VEg1=-19.0VIp+Ig2=40.14mAIg2=3.00mArp=1780Ωgm=4681μSμ=8.3V/V5516とは全くの互換ではないですが、全く非互換というほど電気特性に大きな違いはありません。私の中では「類似」という位置づけです。TU-8200R(魔改造品)に挿してみました。私のTU-8200Rは各真空管に6.0V4Aのスイッチング電源で供給しており、直熱管にも対応しています。
Feb 5, 2024
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HYTRONの2E25Aという真空管を紹介します。でっかい箱入り。811Aクラスが入るサイズです。球球コレクション「HYTRON, HY65」によりますと、HY65は廃止管となっていて、リプレイスには2E25を使用するようにと書かれているそうです。HYTRONのHY65から2E25、そしてオキサイドコートのフィラメントの2E25Aという流れのようですね。規格は真空管(Electron tube) 規格表データベース「2E25A」や真空管(Electron tube) 規格表データベース「2E25」が参考になります。そういえば、プレートが5516という真空管に似ているような気もします。写真左から2E25、5516、HY65です。ピン配置に関してはHY65と同じです。(5516はピン配置が全く違います)さて、電気特性は如何に。etracerで三結特性を測定しましょう。TU-8200R(魔改造品)での使用を前提に280Vで。Eg2が規格の電圧をオーバーしますが、私はEp≧Eg2である限り多少の電圧超過は大丈夫と考えています。(G2をG1にギリギリまで寄せた設計だと問題があるかもしれませんが)【1本目】Ef=6.0V, If=0.74AEp=280VEg1=-23.0VIp+Ig2=39.94mAIg2=2.47mArp=1987Ωgm=3125μSμ=6.2V/V【2本目】Ef=6.0V, If=0.74AEp=280VEg1=-21.6VIp+Ig2=39.92mAIg2=3.40mArp=2148Ωgm=2623μSμ=5.6V/V【3本目】Ef=6.0V, If=0.74AEp=280VEg1=-21.6VIp+Ig2=39.95mAIg2=2.17mArp=2088Ωgm=2956μSμ=6.2V/V【4本目】Ef=6.0V, If=0.74AEp=280VEg1=-21.5VIp+Ig2=40.15mAIg2=2.44mArp=2178Ωgm=2474μSμ=5.4V/V【5本目】Ef=6.0V, If=0.74AEp=280VEg1=-19.8VIp+Ig2=40.18mAIg2=2.23mArp=2144Ωgm=3113μSμ=6.7V/Vなるほど、電気特性は球球コレクション「HYTRON, HY65」に似ていますね。プレート電流40mAキッチリを基準にしているので5本ともバラツキが大きく見えますが、自己バイアスならもう少し寄って見えると思いますし、オーディオアンプとしての実働では殆ど差異は感じないでしょう。規格ではフィラメントが6.0V0.7Aですが、実測では0.74Aあたりでした。TU-8200R(魔改造品)に挿してみました。アダプタはHY65と共用です。
Feb 3, 2024
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