迷えるデカ羊(仮)

迷えるデカ羊(仮)

~「宮部みゆき」のページ~

宮部みゆき(みやべみゆき)作品のページ1
有名すぎるぐらい有名な方ですね
基本はミステリー路線ですが、時代劇ものやファンタジーも書きます
僕はこの人が書くファンタジーは好きです
書いた作品はドラマや映画などにもよく使われます
「ブレイブストーリー」はフジが日テレのジブリに対抗して世界に向けての公開が決まってます
噂によるとかなりのゲーム好きでRPGを主にやってるらしいです
第26回オール読物推理小説新人賞。第2回日本推理サスペンス大賞。第13回吉川英治文学新人賞。
第45回日本推理作家協会賞長篇。第6回山本周五郎賞。第18回日本SF大賞。
第17回日本冒険小説協会大賞日本軍大賞。第55回毎日出版文化賞特別賞。第120回直木賞。
などなど非常に多くの作品賞を受賞しています。
代表作:模倣犯、クロスファイア、理由、ブレイブストーリー、など




出版社: 新潮文庫(1989/12)
評価: ☆☆☆
解説:
主人公は16歳の高校生です。
幼い頃に父親が横領の罪を犯し行方不明に、母親も後を追うように死亡。
その後叔母の家に引取られ高校生活を送りますが、
タクシー運転主の叔父が女性を轢いてしまい殺人容疑をかけらます。
しかし、それは第三者の意図によって隠された連続殺人でした。
ってことで少年探偵よろしくな話です

本筋となる連続殺人事件だけでなく、幾つもの謎が絡み合うミステリー作品です
今から約15年前の作品でネタ的に古いものが要所要所に見受けられますが
それでも結構楽しめる作品でした
当時は携帯電話なんて影も形もなかったんですよね

当時の時代背景をよくみた色んな要素が入ってる作品です
宮部作品の真骨頂である比喩的表現もバリバリでした

第2回推理サスペンス大賞受賞作品




出版社: 角川文庫、中公文庫(1996/10)
評価: ☆☆
解説:
主人公の僕(緒方雅男)はごくごく平凡な家庭のごくごく平凡な中学1年生です。
そんな平凡な家庭にある日突然5億円という大金が転がり込んできます
母親が昔助けたある男性が母親に残した遺産相続でした
その日から平凡だった僕の生活が一転。マスコミが騒ぎ。周囲の態度が変わり。
父親は家出。家庭は崩壊寸前。
僕は親友の島崎と共に真実の解明に乗り出すことに

簡単に書くと中学生のホームズとワトソンをワトソンから見た風の作品ですかね
殺人事件などのドロドロしたのは無く、なんというかリアリティのある家庭問題にたいし
突然非現実的な要素が絡む?
なんのこっちゃよく判らんな・・・
急な展開に付いていければ面白いと思います

しかし、、そんな金額手に入ったら5億円てまさに今夜は眠れないですね
あ、ちなみに余裕で使い切る自信あります




出版社: 角川文庫、中公文庫(1997/10)
評価: ☆☆☆
解説:
「今夜はねむれない」の続編です
その後の主人公の僕がまた事件に巻き込まれます
今度は僕の好きな同級生クドウさんの従姉妹が殺されてしまいます
再び真相解明に乗りだす僕(ワトソン)と島崎(ホームズ)
しかし、殺人事件は深くて大きな事件へと発展していきます

前作に比べてちょっと大人になった主人公
甘じょっぱい青春の要素(つまりラブ♪)が伏線にあります

前作よりこっちの方が面白かったかな
最後の締めがちょっと良くなかったかも
スッキリ感がなかったな
シリーズ化してこれからもっと続く話だったらよかったんですけどね
前作を読んだならこっちも是非読むことお勧めします




出版社: 角川書店(2003/03)
評価: ☆☆☆☆☆
解説:
主人公の小学5年生のワタルはRPGゲーム好きなごくごく平凡な小学生です
ある日突然両親が離婚します
突然家を出て行く父親と半狂乱になる母親・・・
エライこっちゃです。ここまで落とすかという感じです
そんなある日謎の転校生との出会いから
運命を変える願いを一つだけ叶えてくれる女神が住む幻界(ヴィジョン)に
旅人(たびびと)として向かいます
ワタルの願いは「元どおりの正しい世界に戻す」ことです

宮部作品のファンタジー作品の最高傑作ですね
上下巻あって読み応えありすぎの作品です(しかもハードカバーしかまだない)
ファンタジーですがかなりシビアなシーンが満載で大人向きの作品だと思います

前半は重い話にまとまっていて、現実世界での両親の離婚と小学生のワタルの苦悩が描かれています
どの登場人物も情けなくて身勝手で読んでて頭にきます
後半幻界に行ってからワタルの成長と共に話が加速していきます
結局最後まで小学生なんですが、 小学生なりに理解をして成長していくワタルが大好きになりました

「運命(人生)と真正面に向き合う勇気とか、
苦しみや悲しみを乗り越える(受け入れる)生きるところに
人生の素晴らしさがあるんだよ」
ってのをテーマにしてます
過去も含めて運命は運命なのよね~、正しい形なんてないのよね~
判っちゃいるけど人って後悔するのさ~ ・゚・(ノ∀`)・゚・タハー
最後のほう結構泣けるんですが、どっちかというと男性向きかも

こちらの作品漫画にもなったり(コミックバンチ連載)、
フジテレビが日テレのジブリに対抗して
製作のバックアップを行い映画になるらしいです
世界公開も決まってます
あー、ちなみに漫画買って見たんですけど色んな意味でボロボロでした





出版社: 講談社(1993/03)
評価: ☆☆☆
解説:
主人公は泥棒です
ある日東京郊外の家に盗みに入るところを雷に打たれて失神してしまいます
気付いたら目の前には双子の兄弟がいました
主人公が泥棒である事と同じく双子には秘密がありました
双子は主人公が泥棒であることを隠す変わりに
双子の秘密を守る為、ある条件を差し出してきます

えー、泥棒ミステリーです(なんじゃそりゃ)
設定を上手く使っていますね~、さすが宮部って感じの作品でした

ちなみにステップファザ-は 「継父」 という意味です

全7作の短編になっていて
話が進むにつれて双子との関係の変化していくところも注目です




出版社: 文藝春秋(1990/01)
評価: ☆☆☆☆
解説:
全5編の短編集からなるお話です
一口でいうとハートフルミステリー(なんじゃそりゃ?)です
どろどろしたような話というより、
いたずらに近いような可愛い犯罪者みたいな感じですかな
よくわかんない?自分もそー思います

んと、ミステリー的には設定というかトリック、
構成が良く出来た話ばかりだと思います
最後のには「ほーー、そーくるか!」みたく
スッキリとした気分になれる話が多かったかな

宮部さんのミステリーの中でもお薦めかも




出版社: 徳間書店(2001/11)(2003/03)
評価: ☆☆☆☆
解説:
「もし、この世界に生きる人の夢の空間が別の世界と繋がっていたら…」

この作品はそんな「もし」を描いたものです

こことは別の世界で起きた話
惑星テーラでは人の意識を肉体から切り離し自在に保管、移動させる
極秘プロジェクト「ナイトメア」が行われた
実験に使われた装置「ビックオールドワン」。被験者は死刑の決まった重犯罪者達。
実験は「ビックオールドワン」の暴走により失敗する、暴走はテラに天変地異をもたらし
人類を壊滅に追い詰めることになる
ただ、実験がもたらした不幸はそれだけではなかった
実験後に出来た巨大な穴から意識だけになった犯罪者達が逃亡したのだ
逃亡先はこの世界の人々の夢
犯罪者達の目的はこの世界の人の夢に入り込み身体を乗っ取ること
「ドリームバスター(D.B)」とはこちらの世界の夢に入り込み
賞金をかけられた犯罪者達を狩る賞金稼ぎのこと…
16歳のシェン、屈強な大男マエストロもD.Bである
しかし、シェンの母親は逃げた犯罪者の一人だった…

あらすじ長…SFだもんで頭悪いから説明がこれ以上要約出来ません
宮部さん上手い事よく考えますね
連作になっていて今まで2つの本が出ています
今も何処かで連載されています
全てを終えたときは結構長い話になりそうで
宮部さんの代表作の一つになること間違いないでしょう




出版社:文藝春秋 (1996/01)
評価: ☆☆☆★
解説:
全7編の短編集です
相当昔に読んだのでほぼ内容忘れてます
(なんでここで紹介しとんねん…)
当時あまり本を読んでないときでした
ミステリーってこういうのもあるんだと感心した覚えがあります




出版社:文藝春秋 (1994/04)
評価: ☆★
解説:
バラエティ色豊かな全7編の短編集です
最初の1話以外SFちっくな話なんですが、
んー、イマイチ
暇つぶしにはよかったです




出版社:東京創元社、創元推理文庫 (1989/04)
評価: ☆☆☆☆
解説:
高校野球のスター選手が全身にガソリンをかけられ、
焼き殺されるというショキングな事件が起こった。
俺、元警察犬のマサは蓮見探偵事務所に飼われる元警察犬
探偵事務所調査員である所長の娘、被害者の弟ともに真相解明に乗り出すが・・・

宮部さんの作品で初めて読んだ作品でした
語り部は元警察犬のマサという設定があのときは斬新でしたね
非常に完成されたミステリーでした





出版社:東京創元社、創元推理文庫 (1997/011)
評価: ☆☆☆
解説:
「パーフェクトブルー」の続編です
連作になっています
感じとしては前作のその後的なものでしょうか
ちなみに話の一つに宮部さん本人が登場します




出版社:講談社 (2004/06)
評価: ☆★
解説:
PS2用同名ゲームのノベライズです
「角の生えた子どもは生け贄にならなければいけない」。
そんな掟のある村に生まれたイコには2本の角が生えていた。
イコが13歳になった年、神官に連れられ、孤島にそびえ立つ霧の城へと"ニエ"として連れて行かれる。
イコは"ニエ"としての天命を迎えるはずだったが、運命により城の中で自由の身となる。
城の中をさまよい歩くうち、1人の少女と出会った。言葉の通じない2人。
でもイコはそっと彼女に手を差し出す。「一緒に城から脱出しよう」。そこからイコと少女の冒険が始まった。

厚さから大作としてかなりの期待を持ってました。
結果評価どおりでしたが・・・

物語はプロローグのイコの村以外殆ど城の中です
複雑な城の設定なのか、説明描写が非常にわかりづらく大変でした
あと回想シーン的なものが異常に長くて長くて
本筋はイコと少女の話のはずなんですが、非常に少ないです
途中かなり中だるみも手伝ってか相当苦痛かも






© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: